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神奈川県の山

生藤山


ビアマウントめざし生藤山−高尾山縦走
日程 2003年09月06日(土)
山名 生藤山・陣馬山・高尾山
山域 神奈川・東京
入/下山地 石楯尾神社/高尾山口
メンバー 単独行


横浜(605)=八王子(7:37)=(8:08)上野原(8:28)=(8:50)石楯尾神社−(9:58)生藤山−(11:39)陣馬山(12:05)−影信山−(13:38)小仏峠−(14:00)城山−(15:30)高尾山−(16:22)ビアマウント(18:20)−高尾山口=八王子=(21:30)横浜

 毎年この時期になると、山仲間が高尾山のビアマウントに集まって宴会を行う。ビアマウントというのは高尾山にあるビアガーデンだ。夏の間の季節限定オープンとなっている。ほとんどの客はケーブルカーと使ってわざわざやってくるが、山の上にあるのだから、汗を流したあとに浴びるほどビールを飲んでみたいものだ。2001年は藤野駅から奈良子峠を越えて、1999年は陣馬山から歩いている。今年はこれまでで最も遠い生藤山から歩くことにした。
 JR中央線で今回のメンバーと出会ったが、彼らは藤野駅で降りて陣馬山へ向かった。生藤山から陣馬山までのコースタイムの時間差は2時間以上ある。私は次の上野原駅で降りる。井戸行きのバスに乗り換え、20分ほど走った終点手前の石楯尾神社で降りる。バスの便は少ないのだが、ここで降りたのは私一人であった。
 バス停からはすぐに道標が目に付くので、迷うことはない。しばらくアスファルト道を歩き、雑木林の中にはいると山道となる。再びアスファルト道に出るが、そこは行き止まりで若干の駐車スペースがある。このときはバイクが一台止まっていただけだ。また山道に入り、急坂をつづらに登る。尾根道に出るとそこが佐野川峠で左手の生藤山方面へ向かう。右に行くと和田を経由して陣馬山へ直接行かれるがコースタイムで2時間半ほどかかる。

【生藤山頂上】

 反対側からは富士山を眺めることが出来る。この日はよく見えていた。
(9:58)

 佐野川峠からしばらく楽な登りが続く。甘草水への入り口近くにベンチがあり小休止。甘草水は、日本武尊が東夷征伐の際に軍勢の喉が渇き、尊鉾で岩頭を叩いてわき出させた水場だそうだ。地図には飲用不可と書かれている。
 生藤山直下は急坂で道も狭い。それを登り切ると緑に囲まれた狭い山頂(990.6m)となる。南西方向は開かれており、ちょうど富士山が目の前に見える。写真だけ撮って先に進む。

【生藤山からの富士】

写真では靄が多いが、肉眼ではよく見えていた。
(10:00)

 和田峠まではちょっとしたピークがいくつもあるが、巻き道がある。少しでも時間を稼ぐためにその巻き道を歩く。巻き道は平坦な道なので楽だ。和田峠からは以前歩いたことがあり記憶も新しい。峠の茶屋左側の階段状の上り坂を登る。陣馬山山頂までその階段が続き、この日一番の難所だ。白馬の姿が見えたらそこは陣馬の山頂だ。天気も良く、ハイカーの姿も多い。数軒の茶屋も今日は稼ぎ時だろう。山頂のベンチで昼食にする。

【陣馬山山頂からの眺望】

ここからも富士がよく見えていた。
(12:03)

 陣馬山からは先行している仲間を追いかけるように早めに歩く。奈良子峠、明王峠、底沢峠、白沢峠、影信山と越え、小仏峠で休憩。ひょっとしたら、途中の巻き道で抜いてしまったかもしれないとの思いから、ここで長めの休憩を取る。しかし後から知ったことであるが、小仏峠に着く5分ほど前にすでに仲間は小仏峠を出発していたのである。
 小仏峠では以前営業していた茶屋がこの日は営業しておらず、小屋も荒れていることからすでに廃業しているのかもしれない。城山に移動し、ここでも長めの休憩。たくさんのベンチには休憩している人も多く、茶屋ではてんこ盛りのカキ氷がよく売れているようだ。城山から一丁平を経て高尾山へ。高尾山口からケーブルカーで来られることもあり、多くの家族客でにぎわっている。彼らの会話の中には「ビール」とか「食べ放題」ということばがよく出てくるので、彼らもまたビアマウントに行くのであろう。
 ケーブル乗り場駅付近のビアマウントの入り口に着いたのは集合時間のちょうど4時。しかしそこには待っているはずの仲間がいなかった。携帯電話に留守電が入っていたので、電波の入る所まで移動して聞くと、すでに皆、中で始めているところだという。さっそく入場して10人近い仲間と合流できた。
【ビアマウント】

2時間で飲み食べ放題。このためにわざわざケーブルに乗ってくる客も多い。毎年この時期に来ているが、この日は入場制限もあるほどで一番混んでいた。
(18:16)

 ビアマウントを出た頃はすっかり暗くなっており、高尾山口まではヘッドライトを点けて1号路を下ることになる。これも毎年恒例のことだ。今回は新しく購入した8灯ダイオードのヘッドライトを試した。これは結構明るい。高尾山口から電車を乗り継ぎ、2時間あまりかけて横浜の自宅へ帰った。

Camera:SONY U10,CANON EOS 10D

NOYAMA
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