眺望のない馬鹿尾根を登って塔ノ岳へ |
山名 |
塔ノ岳 |
山域 |
丹沢 |
日程 |
2000年8月19日(土) |
天気 |
曇り |
入山地 |
大倉 |
メンバー |
MML2人 |
大倉(8:30)−花立−(11:50)塔ノ岳(12:45)−花立−(14:53)大倉
夏の丹沢はその暑さのため普通は行かないのであるが、今回は誘われて行くことにした。目的地は塔ノ岳。以前縦走の最後に通過した山である。
【大倉の駐車場】
大倉に来たのは何年ぶりかである。その間、神奈川国体があり、その会場となった大倉周辺が整備されていた。そのため今まで無かった大きな駐車場がこの登山口にできていた。(8:28)
駐車場の開場は8:30から。1日520円。
【大倉高原山の家】
薄暗い樹林帯の中を歩くこと30分ほどで、道は二またに分かれる。左右とも最後は合流し、時間も同じだと看板にかかれているが、マップをみると明らかに左手の方が遠回りだ。
まだ歩いたことがないその左手を進むことにした。途中展望台があるが、ガスのため何も見えない。その先の大倉高原山の家では登山道わきに水場があり、利用者は20円を料金箱に入れる必要があった。(9:11)。
【木道】
登山道の一部は木道になっている。心配された暑さであるが、思ったほど暑くはなく、ときおり心地よい涼しい風も吹いている。と言ってもそれなりの蒸し暑さはあり、Tシャツは汗で濡れている。(9:27)
「金冷し」という鍋割山との分岐を右手に行き、樹林帯を抜けると裸地化が進んだ上り階段となる。左右は人の背丈以上の金網が続き、人間による環境破壊をくい止めている。
塔ノ岳山頂(1490.9m)に到着(11:50)。尊仏山荘前の広場にはすでに多くのハイカーがくつろいでいる。好展望の地であるが、ガスで何も見えない。山荘で缶ビール(500円)を買って、登頂の乾杯をする。
【無頓着なシカ】
山頂のすみでは、野生のシカが無頓着に草をはんでいる。人間が近づいても一瞥するだけで、また草を食べ続ける。登山者にとっても丹沢のシカは珍しくもなく、近くにいても多くが無関心だ。それにしてもこの立派な角で襲われたら、軽傷では済みそうにない。(12:29)
山頂では1時間ほどのんびりくつろいでから、来た道を下りていく。
駐車場に戻り、新しくできた「県立秦野戸川公園」を見学に向かった。前にも述べたが、98年の神奈川国体をきっかけにできた公園である。水無川にかかる歩行者専用の「風の吊り橋」はあまりにも立派で、納税している県民としては利用しない手はない。橋の下では、多くの家族連れが川で泳いだり、バーベキューをしている姿が見える。
【クライミングウォール】
橋を渡って、上の方を目指して歩いていくと、山岳スポーツセンター(0463-87-9025)の建物があり、その敷地内にクライミングウォールがある。誰でも利用できるが予約が必要なようだ。パンフレットをもらったので、いつか利用してみたいものだ。壁の高さは15m。(15:14)
再び橋を渡って、「秦野ビジターセンター」へ入った。丹沢の自然を紹介した、良くあるビジターセンターであるが、思いのほか見応えはあった。
表丹沢には温泉はない。近くに鶴巻温泉があるが、これはあまり日帰りで利用するものではないので、この日は帰ってから風呂にはいることにした。
秦野ビジターセンター
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秦野市堀山下1513 TEL:0463-87-9300
開館時間:9:00〜16:30
休館日:月曜日(祝日は除く)
祝日の翌日,年末年始(12/29〜1/3)
入館料:無料
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Camera:CANON Power Shot S10
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