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石砂山-神奈川県の山
石砂山-神奈川県の山
山頂にギフチョウ一頭
山頂にギフチョウ一頭
【山頂から丹沢方面】
○山行情報 | ||||
日程 | 2024年3月31日(日) | |||
山名(山域) | 石砂山(南高尾山稜) | |||
入/下山地 | 篠原の里 | |||
メンバー | 林夫妻、福島 | |||
行動時間 | 3時間0分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
4.7km | 364m | 364m | ---歩 |
○コース(タイム)
篠原の里駐車場(8:34)-石砂山入口-(9:34)石砂山-(11:31)駐車場
《山概略》
神奈川県の天然記念物としてギフチョウが指定され、その美しい姿は「春の女神」と呼ばれている。神奈川県の北部にある石砂山が生息地で、春のこの時期に出現することで知られている。7年ほど前に訪れた時は、山の中腹から山頂にかけて、多くのギフチョウが舞っていたが、その後何度か訪れたときはその姿を見ることが無かった。最近では毎年訪れるようになり、ギフチョウを探した。
《アプローチ編》
マイカーで横浜の自宅を出発し、国道16号線を八王子方面へ向かう。橋本から国土413を西へ進み、相模湖の手前から県道に入る。道は狭くなり、幅2mほどのゲートを通過すると篠原の集落へ入る。廃校となった小学校の前に駐車場があるのでそこに車を駐める。入口に料金箱が有り、1日500円で利用できる。
《石砂山へ》
ギフチョウを見られる時期は限られていて、しかも天気が良くないと姿を現さない。日程を選ぶのは難しいのだが、自分の都合で開いていたのがこの日しか無かったので、3月の最終日曜日となった。これまで4月の中旬に訪れていたのだが、これまでで最も早い時期となった。
篠原の里駐車場で仲間と合流し、早速出発する。車道を少し降りていき、道脇に咲く花を観察する。この時期は桜が咲く時期でもある。コブシやツバキも咲いている。
右手の橋を渡り、ギフチョウを紹介する看板が新しくなっている。スミレの花から吸蜜する様子やカンアオイの葉に産み付けられた卵の写真が掲載されている。
川沿いの道を進んでいくと、左手に橋が現れ、そこが登山口となる。東海自然歩道のルートでもあるので、その指導標がある。
道は早速急登である。植林帯で見通しは無く、マンリョウの赤い実が目立つ。尾根道となり、以前はここでギフチョウが飛んでいたが、その気配は無い。ギフチョウの食草であるカンアオイの自生地は以前無かった柵で覆われている。シカの食害から守られているようだ。ギフチョウを探しながら急登を登り切り、山頂が近づく。
石砂山の山頂(578m)に到着する。山頂はそれほど見通しが良くないが、富士の姿もチラリと見える。 何人かのギフチョウ目当てのカメラマンやハイカーがすでに山頂に来ている。肝心のギフチョウは一頭だけが山頂付近を飛び回っていた。生まれたばかりで元気が良いのか、決して止まることは無く、写真を撮らせてくれず、カメラマン泣かせである。せっかくなので、飛んでいるところを何とか撮った。
チョウは他にもタテハチョウなどが飛んでいるが、そちらは人気が無い。
山頂には小一時間滞在し、来た道を下山する。登るときはそれほど気にならなかったが、下り道はかなり急で、慎重に降りていく。まだ午前中なので、登ってくる人とも時々すれ違う。
山里まで下り、庭先に咲いている黄色い花が何だろうと話題になった。家主も知らないようだ。Googleに聞こうと思ったら圏外だった。帰って調べるとサンシュユという中国の花木のようだ。
駐車場に戻り、この日は解散。来年もまた機会があれば訪れたい。
Camera:CANON EOS 90D