週末は野山にいます


神奈川県の山

▲高取山(2007.01.27)
▲高取山(2013.01.12)
▲大山(2011.4.17)
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弘法山-神奈川県の山

弘法山-神奈川県の山

弘法大師と桜のみちを行く

弘法大師と桜のみちを行く

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○山行情報
日程 2022年12月17日(土)
山名(山域) 弘法山(丹沢の山
入/下山地 秦野駅/鶴巻温泉駅
メンバー 黒岩、貞清、林田、福島
行動時間 3時間32分
歩行 距離登り下り歩数
7.3km340m416m---歩

弘法山マップ

○コース(タイム)

秦野駅(9:05)-浅間山-(10:03)権現山(10:48)-(11:14)弘法山-吾妻山-(12:36)弘法の湯

 《山概略》
 弘法山は神奈川県秦野市にある標高235mの山。浅間山、権現山、弘法山の三つのピークを総称して弘法山と呼ばれている。山の稜線一帯は弘法山公園として整備され、1400本以上の桜の木が植えられている。弘法山の由来は、昔弘法大師が無名の旅僧の頃、この地を訪れ修業をしたことからこの地を弘法山と名づけたようである。

 《アプローチ編》
 弘法山は無料駐車場もあり車で行くこともできる。しかし、電車で行くと稜線を歩くことができるので、今回は電車でのアプローチとなる。9時に秦野駅集合で、そこから弘法山目指して歩き始める。




 《弘法山へ》
 駅のコンコースを出ると右手のビルの谷間に大山や弘法山が見えてくる。そこまでは街中を歩くことになる。階段を降りて水無川沿いの道を進む。湯原町の交差点を渡り橋を渡ると弘法山公園入口と書かれた大きな案内板がある。水路を回り込むように細い道を進むと弘法山の登山口がある。
 登山口からは擬木の階段となる。急な登りが続くが、今回のコースで登りといえるのはここから展望台までである。残りの大半はゆるゆると歩くことになる。初っ端の登りですぐに汗が出てくる。タイミングよくテーブルがあるので、そこで一時停止して上着を脱ぐ。



 雑木林の細い道を登りきると道は広くなり、やがてあずま屋が見えてくる。そのあずま屋があるところが浅間山のピークである。そのまま通過し、その先にトイレや駐車場があり、クマ出没注意の看板を見てさらに一登りすると権現山のピークで展望台がある。
 権現山は今回のコースの最高峰で243m。そこに10mほどの高さの八角堂の展望台が建っている。この日はあいにくの曇り空だが、展望台の上からは相模湾や箱根の山々、秦野の街並みなどを見渡すことができる。展望台の下にはテーブルがあるので、そこで湯を沸かしてティータイムをとる。



 休憩後、稜線を進む。権現山から弘法山までの道は関東ふれあいの道の一部で「弘法大師と桜のみち」と名付けられている。緩やかな下り道にはタイルが敷き詰められ、両脇には赤い葉を付けた木が鮮やかだ。ドウダンツツジだろうか。稜線は標高200m程度だが、ときおり見える街並みは高度感がある。
 大師堂のある弘法山(235m)に到着する。大師堂は釈迦如来像と弘法大師像が祀られていたが、現在は後者だけが安置されている。広い山頂には鐘楼や「乳の水」と言われる井戸などもあるが特定の寺の跡ではないようだ。



 弘法山からは鶴巻温泉駅方面へ進む。雑木林の中を下り、自動販売機の前を通過する。善波峠近くで大山方面からの道と合流する。このあたりは分岐が多いが直進し、少し下って登り返すとやがて吾妻山の山頂(199m)に到着する。日本武尊に関わりのある山のようだ。山頂には小さなあずま屋があり、秦野の市街を一望できる。
 吾妻山から更に進むと古い石碑が有り、右鶴巻温泉ニ至ルと書かれている。その石碑に従い右の方へ下っていくと鶴巻の町に出る。高速道路の高架をくぐり、道標の鶴巻温泉方面へ進むと、右手に弘法の里湯が現れる。以前は混みあっていたので入るのを遠慮していたが、最近はそうでもないようで今回はこの温泉に入ることにする。
 入浴後は温泉内で食事を取り、隣接する宮永岳彦記念美術館を訪れ見学する。今回の山行のコース取りはこの美術館を訪れるのが目的だった。弘法の里湯を利用すると入館料が割り引きになった。更に鶴巻温泉駅の駅前にある芳甘菓豆芳で新豆のピーナッツをお土産に買って帰った。


○立ち寄り湯情報
鶴巻温泉 弘法の里湯★★★★
弘法の里湯 場所:場所:神奈川県秦野市鶴巻北3-1-2(TEL:0463-69-2641)
泉質:カルシウム・ナトリウム−塩化物泉
料金:1000円・時間:10:00~21:00
休館:月曜日(祝日の場合は翌日)、12/28-1/2
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS M6