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高取山-丹沢の山

高取山-丹沢の山

ゴルフ場を通り抜け道が違う

ゴルフ場を通り抜け道が違う

【眺めの良いゴルフ場を通過する】

眺めの良いゴルフ場を通過する

山行情報
日程 2013年1月12日(土)
山名(山域) 高取山(大山周辺
入/下山地 藤棚/東海大学前駅
メンバー 大山、黒岩、きむ、福島
行動時間 7時間
歩行
距離
登り
下り
歩数
12.0km 683m 812m 27,700歩
高取山マップ

コース(タイム)

秦野駅=藤棚(9:54)-波多野城跡-(12:14)高取山(14:02)-念仏山-(15:36)善波峠-(16:58)さざんか-東海大学前駅

 《山概略》
 高取山は、大山の支尾根にあるピークのひとつで標高は556.3.mである。1000mを越える山が多い丹沢の中ではかなりの低山で、通常はこの山を目的に登る事はない。今回は、新年山行という事で食事がメインなので、この手頃な山へ行く事になった。

 《アプローチ編》
 小田急秦野駅に9時集合だったが、仲間のひとりが遅れて9:30過ぎの蓑毛行きバスに乗る事になった。この時期はヤビツ峠行きのバスも蓑毛止まりである。しかし今回は蓑毛まで行かずに、途中の藤棚というバス停で下りる事になる。

 《高取山へ》
 藤棚でバスを降り、右手の高取山の方へ向かうのだが、その前に近くの波多野城址を見学する事になった。山と高原地図には波多野城址の記載があり、中学校の裏手にあるようだ。住宅地の中を通り抜けると刈り取りが終わった田んぼが広がり、堀のような地形も見られた。田んぼの横の細い道を進むと、波多野城址の指導標があり、そこに向かっていくと柵に囲まれたところに波多野城址の石碑があった。城の痕跡を示すようなものは何もなく、その石碑と案内板があるだけである。
 秦野は渡来人が多く住んだ事で知られているが、波多野氏は藤原氏を先祖としたようだ。時代は平安時代まで遡り、この辺りには古い歴史がある事が伺える。


波多野城址
【波多野城址】
   鹿よけ柵を通過
【鹿よけ柵を通過】

 城址の見学を終え、バス通りまで戻り、高取山の方へ向かっていく。東京ゴルフ場に続く道を歩き、すぐに登り坂になる。振り返ると真っ白な富士山が見えている。道をそのまま歩いていくとゴルフ場の敷地になり、「ハイキング道路」の指導標に従い進んでいく。
 ゴルフカートが通るような道を歩くことになり、我々はいかにも場違いなグループだ。近くではゴルファーが球を打っているので、こちらに飛んでこないか緊張する。芝生は刈れて茶色いのだが、グリーンのところだけ青々(緑)としている。よく見ると不自然でどうやら着色しているようだ。
 ゴルフ場の高い位置まで来ると鹿よけ柵がある。柵には電流が流れているようだが触ってみても何も感じないので機能していないようだ。夜間だけ電流が流れるのかもしれない。

ゴルフ場から富士山
【ゴルフ場から富士山】
   フェンス沿いに遠回り
【フェンス沿いに遠回り】

 柵を越えてすぐに、左斜め後ろ方向に高取山の指導標があり、その方向に細い道が続いている。そこを進むとグリーンと富士山が一望できる展望地にでる。
 道は山の斜面をトラバースするように続き、フェンスに沿って歩く。しばらくその道を歩いていると、どうも道が違うような気がしてくる。尾根を登らなければならないのにそうではない。道を見落としたのだろうか。先ほどの指導標のあたりが怪しいので、引き返す事も考えられた。しかしこのまま道を進んでも遠回りになるが高取山のコルには出られそうなのでそこまで行く事になった。

トラバースは続く
【トラバースは続く】
   尾根道に合流
【尾根道に合流】

 しばらく歩くと小蓑毛と大山・弘法山方面への分岐があり、その先が不動越である。高取山まで0.95kmの指導標があり、ここからは間違いなく高取山への尾根に取り付くことができる。ヒノキの植林帯を登っていくと高取山の山頂(556.3m)にたどり着く。

高取山頂
【高取山頂】
   町並みを一望
【町並みを一望】

 高取山頂は団体客が休んでいて大賑わいである。彼らはそろそろ出発するようで、去ったあとのベストポジションを確保して我々は休む事になった。この日はチーズフォンデュとワイン等を用意して、豪華な食事である。仲間がいろいろ食材を持ってきてくれたので、彩り豊かな食材にチーズを浸して食べる事ができた。
 山頂で小一時間過ごし、最後に厚木方面の町並みを一望してから善波峠方面へ向かった。

尾根を下る
【尾根を下る】
   善波峠
【善波峠】

 下りの尾根はゆったりと下り登りを繰り返し、念仏山という眺めの良いピークに到着する。地図には名前のないピークだが、昭和初期まではこの山頂で念仏講が行われていたそうである。山頂にはベンチがあり、そこに座ると正面に下界の町並みが見渡せる。
 国道246のトンネルの上を通り、善波峠を越えると住宅地の近くの山道になる。だいぶ日も落ちかかり夕焼けが出始める。

夕暮れの遊歩道
【夕暮れの遊歩道】
   住宅地に出る
【住宅地に出る】

 このあといつものように東海大学前駅近くのさざんかという天然温泉へ行く予定だったので、善波峠から鶴巻温泉方面へ行く山道の途中、右手の尾根を下りる事になった。尾根に入ってすぐ、何を思ったのか仲間がぜんざいを食べたいと言いだし、ちょっとしたスペースに腰を下ろし、ザックから火器とぜんざいを取り出し調理を始めた。
 日没の時間が気になりつつも、ぜんざいを食べ終え、尾根を下りて住宅地に入り、東名高速の上の橋を渡り、舗装道を歩いて行くと小田急線に突き当たる。左手には東海大学前駅が見えている。踏切を渡るとさざんかはすぐ近くである。

付近の山 浅間山(2007.01.27)、弘法山(2001.02.17)、大山(2006.11.05)

立ち寄り湯情報
 
秦野天然温泉 さざんか★★★★
場所:神奈川県秦野市南矢名2-13-13(TEL:0463-78-0026)
料金:700円
定休日:第3火曜日(祝日の場合は第4火曜日)
時間:10:00~23:00・その他:食堂有り
http://www.onsen-sazanka.com/index.html
Camera:CANON PowerShot S100

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