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筑波山-日本百名山 筑波山-日本百名山 関東平野の果てにそびえる相耳峰 関東平野の果てにそびえる相耳峰 【筑波山頂から男体山を望む】
コース(タイム)筑波山神社(9:17)-(11:30)男体山-女体山-(13:48)弁慶茶屋-(15:14)筑波山神社
《山概略》
《男体山へ》 有料駐車場からトイレの脇を通り、山道に入るがすぐに車道にでる。商店街の呼び込みの中を通り、左手に鳥居が見えてくるのでそこをくぐると神社の参道が始まる。仁王門をくぐるが、左右の二体は仁王ではなく古代の兵士のようだ。 筑波山神社の本殿には大きな鈴がぶら下がっている。参拝を済ませてから登山道へ進む。登山道は階段と山道があるが山道の方へ進む。山道はぞろぞろと多くの登山者が歩いている。若者が多く、けらけらと笑っている。なぜ若者は笑うのだろうか。自分たちも若い頃は笑っていたのだろうか。 歩くコースは、御幸ヶ原コース(コースタイム90分)で、男体山頂まで1800mとある。ケーブルカーを使わなくてもずいぶんと楽な山だ。眺望のない樹林の中の坂をゆっくり歩いていると、ケーブルカーの軌道のすぐ横に出た。軌道が二車線あることからちょうど中間点のようだ、ちょうど車両の近づく音が聞こえてきたので、写真を撮るために少し待った。 上下から近づいてきたケーブルは赤と緑に色分けされ、どちらも多くの乗客が乗っていた。ケーブルカーを見送って、山歩きを再開。
男女川と書かれた水場を通過し、徐々に傾斜がきつくなってくる。階段状の坂を登っていくと山頂直下の平らに到着する。右手に回転展望台と書かれた円柱状の建物が見え、何が回転するのだろうと見ていたら、建物の上半分が回り出した。すごい仕掛けだ。 広場には多くの店が並び、人も多い。ここまではケーブルカーで来られるので様々な人たちがいる。七五三できた親子連れや、ペットと来た人など、山に来たと言うより観光できた人たちが大勢だ。眺望は北東方面が見え、雲が多くため見えにくいが田んぼの多い町並みは見える。左手の男体山へ向かった。
男体山(871m)のピークには祠と神社の売店がある。道標の前では入れ替わり記念撮影が行われていた。休憩するような場所もなく、長居はせずに女体山の方へ向かった。 先ほどの広場まで下り、人混みの中を通り抜けてアンテナの見える女体山へ登り返した。右手にカタクリの生息地があるが花が咲くのは春先だ。左手のアンテナ直下に空いたテーブルがあったため、昼食休憩にすることになった。食事をしつつも隣の歩道はひっきりなしに人が歩いていた。 女体山に向けて歩き初める。左手にガマ石を見て石段を登っていくと祠のある女体山山頂に到着する。奥には三角点のある岩場があり、そこからは下界を一望できる。この辺りも多くの人でごった返している。 山頂岩場と祠の間には天の浮橋という小さな橋が架かっている。天上と地上をつなぐ場所だそうだ。2009年に架け替えたばかりの新しい橋だ。この橋を渡って白雲橋コース(コースタイム95分)の下山ルートに向かった。
弁慶茶屋跡地からは遠回りのつつじヶ丘経由にするか、まっすぐ下るか三人で決めることになった。初めはつつじヶ丘経由に決まったが、いざ歩き出すと雨粒がパラパラと降ってきた。本格的に降り出す前に下りたかったので、急きょコースは最短ルートの下りに変更となった。その後雨は降ることは無かったが、山の中腹は濃いガスに覆われ視界が聞かない中での歩行となった。 下りルートは巨岩が多く、大仏岩、北斗岩、胎内くぐり、高天原、弁慶七戻りなど様々な名前の付いた奇岩怪石を通過していく。つつじヶ丘からの道と合流し、登山口の鳥居をくぐるとゴールは間近である。楠正勝の墓の前を通り筑波山神社の中へ入っていく。
筑波山神社の境内では、がまの油売りの実演が行われていた。筑波と言えばなぜかがまの油売りという印象が強いが、その実演を見るのは初めてである。日本刀で腕を切り、傷口にがまの油を塗り込めて治すというお決まりの演技を一通り見てから駐車場に戻った。 下山後は風返し峠にある常陸牛料理ひたち野へ行き、めったに食べない贅沢な和牛ステーキを食べた。外では雨が降り出してきた。黒岩さんの車で八王子駅まで送ってもらい、横浜線とバスで自宅に戻った。筑波山はアプローチが長いが、自分で車を運転しないので楽な山行だった。 Camera:NIKON COOLPIX P300
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