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城山-沖縄県の山

城山-沖縄県の山

洋上に浮かぶプチ山

洋上に浮かぶプチ山

【着岸したフェリーより】

着岸したフェリーより

山行情報
日程 2017年3月4日(土)
山名(山域) 城山(タッチュー) (九州
入/下山地 伊江港
メンバー 単独行
行動時間 2時間0分
歩行
距離
登り
下り
歩数
5.7km 245m 245m ーー歩
城山マップ

コース(タイム)

伊江港(09:29)-(10:04)城山(10:39)-(11:30)伊江港

 《山概略》
 沖縄本島の北部の本部半島から約10kmに周囲22kmの伊江島がある。島一つで伊江村で人口は4,633人(2017年3月)。その小さな島にひときわ目立つ烏帽子のような岩が立っている。伊江島タッチューと呼ばれる標高172mの城山である。

 《アプローチ編》
 沖縄へは前日入りしてレンタカーでまだ訪れたことのない中城城や勝連城(いずれも世界遺産)などを訪れた。レンタカーはその日のうちに返し、ルートイン那覇泊港に宿泊した。翌朝、朝食後に速攻でホテルから泊高橋バス停まで歩いて行き、6:56発の運天港行きやんばる急行バスに乗った。本部港で下車し、あわただしく8:40発の伊江島行きのフェリーへ乗った。
 フェリーが港を出るとすぐに伊江島が見えてくる。島の中央が盛り上がっている部分が城山である。伊江港までは30分だがやけに長く感じる。デッキに出て写真を撮ったり客室に入って休んだりを繰り返しているうちに、フェリーは島の港にへと入っていく。


伊江島が近づく
【伊江島が近づく】
   伊江島に上陸
【伊江島に上陸】

 《城山へ》
 伊江港に降り立ち、そこから歩いて城山の山頂を目指す。港の前の歩道を道なりに歩いて行くと、被爆慰霊碑がある。被爆とはただごとではないが、碑文を読むと、戦後間もない頃、米軍の爆弾処理船が爆発して多くの犠牲者を出したというものだ。

町道を緩やかに上る
【町道を緩やかに上る】
   住宅越しに城山の頭が見える
【住宅越しに城山の頭が見える】

 島は中心部に向かって緩やかな登りとなってくる。道路標識の東江上方向へ進み、ファミリーマートがある交差点を直進する。坂を登り切ると芳魂之塔と書かれた公園がある。どうやら予定していた道とは違うところを歩いているようで、そこから右の方へ進み、目測で城山の方へ向かう。住宅の屋根の上には烏帽子のような岩が見えているので分かりやすい。
 伊江村中央公民館の前にはブロッコリーのような木が立っているが何の木だろうか。また、寒緋桜が赤い花を付けている。沖縄の桜前線は南下すると言うが、先月は奄美大島で寒緋桜が満開だった。

寒緋桜が満開
【寒緋桜が満開】
   登山口に到達
【登山口に到達】

 大戦中に砲撃を受けたという公益質屋跡の前を通り、住宅地の道を右へ左へと進んでいくと、ようやく城山の南登山口に到着する。ここまでですでに大汗をかいている。登山口からは階段が続く。階段の周りは綺麗に植栽されていて、黄色の葉が鮮やかである。階段から振り向くと眺めが良く海が見える。

階段を登るとトンネル
【階段を登るとトンネル】
   駐車場に岩が立つ
【駐車場に岩が立つ】

 階段を登り切り、アーチ状の短いトンネルをくぐると、そこは広場で売店や駐車場があり、正面に烏帽子の岩が突き出ている。一見登れそうにない岩山だが、うまい具合に道が通じているのだろう。岩の基部に近づくと登り口の階段がある。
 登り口の門をくぐると、ようやく樹林帯の中となる。しかし、道はコンクリートでできた遊歩道だ。上りは階段となっている。狭い道で、しばし下山者とすれ違う。

山頂直下も舗装道
【山頂直下も舗装道】
   山頂は人が大勢
【山頂は人が大勢】

 山頂へは西の方から回り込むように道が続き。樹林帯を抜けて岩肌になると、多くの人が立つ山頂が見えてくる。山頂の標高は172mで、四等三角点がある。岩の上に立つと大展望が広がる。島はほぼ平坦で、色とりどりの区画された畑が広がる。住宅地は沖縄本島側にあるようだ。足元を見ると、力タンナーパ(力玉那覇)足跡なるものがある。良くある巨人伝説の足跡である。

山頂からは大パノラマ
【山頂からは大パノラマ】
   下りは車道を歩く
【下りは車道を歩く】

 山頂には、家族連れや年寄りが多く来ているが、大勢を占めるのは高校生だ。どうやら沖縄水産の学生のようで、練習船でこの島まで来ているようだ。賑やかな山頂でパノラマ写真を撮るのは断念し、滞在10分ほどで気持ちの良い山頂を後にする。
 山頂直下の駐車場まで降り、車道を下った。あとは南の方へ歩いて行けば港の方へたどり着くはずだ。ときどきiPhoneで位置を確認しながら進む。伊江村役場の前を通り、島の幹線道路を歩いて、来た道と合流し、港に戻る。港の食堂で生ビールと海鮮丼を頂き、13時発のフェリーで沖縄本島へ戻った。

《沖縄の訪問地》
機窓からの富士 県立博物館 中城城
 【1.機窓からの富士】
 【2.県立博物館】
 【3.中城城】
勝連城 海中道路 識名園
 【4.勝連城】
 【5.海中道路】
 【6.識名園】
西のアザナから 首里城 猫も首里城
 【7.西のアザナから】
 【8.首里城】
 【9.猫も首里城】

付近の山 嘉津宇岳(2015.2.18)、与那覇岳(2015.2.19)

Camera:CANON EOS 6D

NOYAMA
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