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市房山-日本二百名山 市房山-日本二百名山 大杉に圧倒され神社の先へ 大杉に圧倒され神社の先へ 【市房杉の森を進む】
コース(タイム)キャンプ場(9:42)-(10:26)市房神社-(12:06)市房山(12:26)-(14:15)キャンプ場
《山概略》
《市房山へ》 駐車場から舗装道路を登っていく。右手に大きな看板があり、セラピーロードコースなるものの案内がある。それによると、このまま道なりに進み、川を渡ると登山口の鳥居があるようだ。山頂はセラピーロードコースのずっと先にあるようだ。舗装道を進むと熊本ふるさとの森の案内板がある。これに簡単な登山ルートと市房山の説明が書かれている。 橋を渡ると左に鳥居が見えてきて、ここから山道である。注意の掲示板は、山頂からの縦走は危険なので避けるようにと書かれている。また、九州には熊がいないので、熊出没注意の看板はない。それだけでも九州に来たんだという実感が湧く。
鳥居をくぐり雑木林の中へ入っていくと、すぐに杉の巨木が目に入ってくる。説明があり、市房杉で登山口から最初の大杉で幹周りは4m82、とある。市房杉は樹齢800~1000年の老杉が約52本あり、皇居新宮殿の天上板として献上された事があるらしい。天然記念物でブランドの杉のようだ。 歩いていると次から次へと大木が現れる。まるで屋久島に来たような錯覚を感じさせる。切り倒した後の切株もあり、それもまたでかい。切株の中央からは新しい杉が1mほど伸びていた。
目の前に赤い建物が見えてくる。市房神社のようだ。山の中の神社としては立派な造りである。本殿の奥には拝殿もつながっている。創建は802年という事でかなり古い。神社のあるところは4合目で、山頂まではまだ道半ばである。登山道は神社の右手に続いている。
市房山神社を越えると杉は無くなり、ブナの木が目立ってくる。なかなか植生多様な森だ。山道には1合目から9合目まで順に道標がるので行程がわかりやすい。道中何人も追い抜いたが、ちょっとした休憩スペースがあればたいてい登山者が休んでいる。とりわけ6合目の道標の所では多くの集団が休んでいた。 7合目辺りまで来ると遠くの景色が見えるようになる。9合目を越えて目の前のピークを登り切ると、期待に反して「山頂まで5分」の道標がある。そして目の前には次のピークが見えている。 市房山頂(1721m)に到着。すでに多くの登山者が縦走路に並んで休んでいる。多少靄がかかっているが人吉方面が良く見え眺めが良い。少し休憩してから下山した。
下山は来た道を戻る。神社を過ぎたあたりで6人ほどの若い女の子が登ってきた。山に来るような格好ではなかったので、山頂まで行くんですかと尋ねると、まさか、神社までですと言われた。後から調べると、この神社は縁結びの神様でもあったようだ。
下山後は近くの湯山温泉元湯へ行った。静かな場所だが、温泉客はそれなりに入っていた。食堂がなかったので少し離れたところにある山の幸館まで歩き、冷やし山いもそばを食べた。翌日は鹿児島の高隈山へ行く予定である。垂水に向かって車を走らせた。
Camera:CANON PowerShot S100
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