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大崩山−日本二百名山 大崩山−日本二百名山 山中深く林道長く... 山中深く林道長く... 【石塚からの眺望】
コース(タイム)宇土内(14:44)−(16:13)大崩山(16:23)−(17:23)宇土内
《山概略》 【宇土内登山口】 狭く長い林道を登ってきた強者の車が何台も駐まっていた。人気のある山だ。 《大崩山へ》 宇土内登山口の駐車スペースは三叉路になっていて、登山道は右へ回り込んだ道の方になる。大崩山登山口と書かれた指導標がある。しばらく林道を歩くことになり、まだ車で入れたのではないかと思ったりする。 【林道歩き】 登山口からもしばらく林道が続いている。林道あるところ杉林有りである。 林道を10分ほど歩くと左手に山頂への入り口がある。林道にはちゃっかり車が一台止まっているが、駐めるスペースは広くない。無理してここまで上がってくることはないようだ。 林道から杉林の中に入り、急坂を登ると30分ほどで山頂に延びる小谷尾根に出る。道はスズタケの生い茂る急坂が続き、何組かの下山者とすれ違うと、後はもう誰とも会わなくなる。 眺望はなくひたすら登っていると、ピンク色の花が目に入る。アケボノツツジのようだ。咲き誇っているのはこの一画だけだった。
急坂がようやくなだらかな登りに変わると、鹿納山への分岐がある。大崩山へは鹿納山とは反対の右手に進む。10分ほど歩くと上祝子登山口からの道と合流する。ガイドブックでは上祝子登山口から登るコースが良く紹介されているが、延岡の方からのアプローチとなるので、北部九州からのアプローチでは宇土内登山口よりもさらに遠くなる。 合流地点では指導標に従い右手の大崩山頂方面へ進む。スズタケをかき分けながら進むと、間もなく岩場に出る。石塚と呼ばれる場所で、岩の上に立つとようやく視界が広がる。石塚のすぐ先が大崩山山頂(1643m)である。 【大崩山頂上】 山頂も眺望がきかない。一等三角点がある。山頂までのスズタケのトンネルはしつこく、道がなければ進むこともできなかっただろう。初登頂を果たした人はよく山頂を見つけたものだ。 宮崎と言えばそれだけで秘境だが、大崩山もまた秘境中の秘境である。登山道が整備されていたのも不思議なくらいだ。ひょっとして二百名山ブームで道ができたのだろうか。 下りは同じ道を戻る。もう人と会うことはない時間帯だが、スズタケの向こうでガサガサ音がするので緊張する。キョンキョン泣いていたので熊ではなくカモシカだろう。
Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2
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