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高隈山(大箆柄岳)-日本三百名山 高隈山(大箆柄岳)-日本三百名山 登山口までの林道が難所 登山口までの林道が難所 【大ノ柄岳山頂】
コース(タイム)林道登山口(6:11)-(6:56)岩場の展望台-(7:46)大箆柄岳-(9:45)林道登山口
《山概略》
《大篦柄岳へ》 先に駐まっていた車はいずれも関東ナンバーだった。うち一台の夫婦が準備中で声をかけた。九州の山を集中的に登っているようだ。彼らより早く出発した。 登山口までの悪路の林道がウソのように登山口は良く整備されていた。ベンチや案内板がしっかりあり、登山道で迷う事は無さそうだ。道はうっそうとした樹林の中でしばらく緩やかな道を歩いていく。
道は一本道で周りは密林のため迷いようがない。途中朽ちた道標があり、分岐となっているようだが分岐の道も消えかかっている。続いて七岳への分岐もあるがこれも分かりにくい。道は徐々に勾配を増し、ロープの下がる場所もある。 五合目の標識を通過し、岩場を登ると初めて展望が開ける。岩場の上に腰掛け休憩した。正面にはうっすらと桜島の姿が見える。噴煙を吐いているようだがこちらではなく鹿児島市街の方へ流れているようだ。
6合目、7合目と相変わらず密林の中を進んでいく。大隅湖駐車場への分岐があり、読図が必要な旧歩道コースとある。よほど地元の通でなければ歩かれない道であろう。その分岐の少し先に杖捨祠がある。コンクリの小さな祠があり、その側らには棒きれのような杖が何本も置かれていた。
杖捨祠はこの先急な登りはないので杖は不要ということなのだろう。高隈山も信仰登山で登られていた事が分かる。杖捨祠の先に9合目があり、スズタケに挟まれた最後の坂を登ると藪の中から解放されて眺めの良い大箟柄岳山頂(1236.4m)に到着する。 ひとり先行していたはずだが山頂には誰もいなかった。空は気持ちよく晴れ渡っているが遠くの眺望は霞んで見える。それでも錦江湾に浮かぶ桜島の姿は大きく見え、霞に負けじと噴煙を上げている。左の方にはこの稜線の延長上である妻岳、平岳、横岳のピークがはっきりと見えている。条件が良ければ横岳の左に開聞岳も見えるようだが、それは見えなかった。
下山は来た道を戻る。しばらく下ると駐車場で会った夫婦とすれ違った。ずいぶん差が開いていたようだ。その後も登山者とすれ違う事が何度か有り、あの狭い林道を良く通ってきたものだと感心し、自分が林道を走るときに対向車が来る事を心配してしまう。 五合目の岩場のところでは、地元の家族連れと出合い、休みながら少し話し込んだ。やはり地元の冬は桜島の灰が降ってたいへんだそうだ。 駐車スペースまで戻ると、駐めきれない多くの車が並んでいた。早めに車を出し、次の目的地である桜島へ向かった。温泉に入るのはその後になる。
Camera:CANON PowerShot S100
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