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岩菅山-日本二百名山
岩菅山-日本二百名山
梅雨の晴れ間に志賀高原へ
梅雨の晴れ間に志賀高原へ
【岩の岩菅山】
○山行情報 | ||||
日程 | 2022年6月24日(金) | |||
山名(山域) | 岩菅山(上信越) | |||
入/下山地 | 聖平登山口 | |||
メンバー | 単独港 | |||
行動時間 | 4時間41分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
9.5km | 851m | 851m | ---歩 |
○コース(タイム)
聖平登山口-(05:57)-(07:03)岩菅山中間点-(08:08)岩菅山(08:19)-岩菅山中間点-(10:38)聖平登山口
《山概略》
岩菅山は長野県北部にある標高2295mの山。志賀高原を代表する山である。日本二百名山。
《アプローチ編》
横浜の自宅から前日の夕方にマイカーで出発。姥捨SAで車中泊することで、高速道路料金を深夜割引にする。まだ暗いうちにSAを出発し、信州中野ICで高速道を降りて志賀高原へ向かう。
曲がりくねった道を登り、標高1500mを越える志賀高原に入る。国道から左の道に曲がり、奥志賀高原方面へと進む。一ノ瀬に入るとようやく岩菅山の交通標識が出てくるので、二俣を右に進む。しばらく進むと右手に登山口が見えてくるので、そこへ車を駐める。思ったより狭い駐車スペースで、キャパは4~5台だろうか、一番乗りだった。
《岩菅山へ》
登山口の標高は1535mと書かれているので山頂までの標高差は760m程度だ。2000m級の山を登るにしては楽な登りだ。熊注意の看板が無いところを見ると熊は出ない山域なのだろうかと思ったが、そんなことは無いはずだ。今回は熊よけ鈴を忘れてしまった。
登山口から階段が始まり、シラカバの森へと入っていく。ひと登りすると山腹の道に合流する。指導標は地面に落ちていて、左手の岩菅山山頂まで4.3kmの文字ははっきりと読める。右手は一の瀬となっている。このあたりに小三郎小屋跡があるようだが、まわりは藪で痕跡はなさそうだ。小屋は炭焼き小屋として使われていたようだ。
山腹の道沿いには人工的な水路が流れている。このような山奥になぜ水路だろう。下の方にはアライタ沢が流れている音も聞こえていて、並行して水の流れがあることになる。人口の水路の方は上条用水路と言うらしく、現在の中野市が天領だった頃に、田畑の水源として水路が作られたそうだ。現代でも定期的にこの水路は清掃などの手入れがされているとのことだった。
水路沿いの道を歩いて行くと、本来の沢との分岐である上条堰がある。緑色凝灰岩の岩場に橋が架かり、そこを渡る。水路から離れると本格的な登りとなり、階段状の道が続く。
道脇には様々な花が咲いている。一番目立つのはマイズルソウで、サンリンソウ、アカモノ、スミレなども見られる。
岩菅山中間点を通過する。どこからのコースの中間点か分からないが、少なくとも自分のコースでは無いと思っていた。しかしながら帰ってから記録を確認すると、山頂までちょうど半分の時間で通過していた。
1時間以上歩いてそろそろ休憩したいと思いつつも、休憩適地が無いため歩き続けていた。やがて左に山のピークが見えてきて、あれが岩菅山のピークだと思われた。まだ時間がかかりそうだ。
ようやくベンチのある場所に出る。稜線の合流地点のようで、ノッキリと言うようだ。ベンチに腰掛け休憩し、汗を拭う。
ノッキリを出発すると、樹林帯から出て空が広がる。目の前には三角錐のピークが見える。近づくにつれ山肌に岩がむき出しているのが見えてくる。その名の通り岩の山だ。
イワカガミやハクサンチドリなどの高山植物を見ながら山頂(2295m)に到着する。岩場の山頂には一等三角点や石碑や祠が立ち並び、手前の石碑は秩父宮の登山記念碑だ。昭和4年に登られているようだが、当時はアプローチが大変だったことだろう。
山頂からは360度の大展望なのだが、残念ながら雲が多く周りの山はよく見えない。北の方にはこの山頂より少し高い、裏岩菅山(2341m)のピークが見えている。そこまで歩くコースを紹介するガイドブックもあるが、今回はそこまで行かずにここで引き返すことにする。
下山中は多くの人とすれ違う。平日ではあるものの人気のある山だ。ノッキリを過ぎたあたりで藪の中でゴソゴソと何かがいる気配がする。クマかと思って緊張すると、出てきたのは人間だった。声をかけるとチシマザサのタケノコ掘りをしていたようだ。地元の人で、自らはクマよけの装備はバッチリだった。ラジオは複数持ち、おもちゃの火薬銃も持っていた。しばらくその方と立ち話をして下山を続けた。
登山口の駐車場へ戻ると、多くの車が駐まっていた。聖平登山口はメインの登山口のようだ。結局所要時間は往復4時間あまりで、まだ昼前だ。時間に余裕があるので、明日行く予定だった小布施の観光を前倒しで行くことにした。
《登山道の花》
【1.マイズルソウ】 |
【2.カラマツソウ】 |
【3.スミレ】 |
【4.アカモノ】 |
【5.ゴゼンタチバナ】 |
【6.イワカガミ】 |
【7.マスタケ】 |
【8.ミツバオウレン】 |
【9.ハクサンチドリ】 |
【10.ハクサンイチゲ】 |
【11.ツマトリソウ】 |
【12.キスミレ】 |
【13.シラネアオイ】 |
【14.ツバメオモト】 |
【15.サンリンソウ】 |
【16.ノウゴウイチゴ】 |
【17.ミヤマトウキ】 |
|
○宿泊情報 | |
ホテルルートイン中野ー★★★★ | |
場所:長野県中野市吉田字立石木99-1(TEL:050-5847-7502) | |
泉質:天然温泉 | |
料金:6800円 | |
休館:無休 |
Camera:CANON EOS 6D Mark II