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大石林山-沖縄県の山

大石林山-沖縄県の山

沖縄最北の山は観光地

沖縄最北の山は観光地

【辺戸岬から大石林山を望む】

辺戸岬から大石林山を望む

山行情報
日程 2019年12月8日(日)
山名(山域) 大石林山(九州
入/下山地 精気小屋/チケット売り場
メンバー 山地、福島
行動時間 1時間5分
歩行
距離
登り
下り
歩数
2.1km 84m 146m 10,797歩
■■■

コース(タイム)

精気小屋(11:00)-(11:26)展望台-(12:05)チケット売場

 《山概略》
 大石林山は沖縄本島最北部にある観光施設で山では無いのだが、周りから見たら山である。この山塊には国土地理院の地図には辺戸御嶽と書かれ、南西にある三等三角点(248m)の点名は辺戸崎山となっている。大石林山は数億年前に形成された石灰岩が長い時間をかけ溶食・浸食されて独特の景観を作り出している。

 《アプローチ編》
 今回の沖縄訪問は、美ら島エアーフェスタと座間味島の高月山へ行くのが目的だった。エアーフェスタの方は天気が雨で、期待した飛行展示が見られなく、翌日の座間味行きのジェット船は欠航した。仕方がないので、沖縄本当北部の大石林山に行くことにした。天気自体は快晴だったので登山日和ではある。急遽レンタカーを借りて朝からやんばるへ向かった。
 那覇市内から高速を使わずに2時間40分ほどかかって大石林山の駐車場に到着した。チケット売場でチケットを購入(意外と高い1200円)し、入山口まではシャトルバスで移動する。バスは精気小屋の少し手前に停まり、そこで客を降ろす。標高は160mほどの場所である。


舗装道から山の中へ
【舗装道から山の中へ】
   さっそく奇岩の連続
【さっそく奇岩の連続】

 《大石林山へ》
 大石林山はいくつかのコースがあるが、今回歩くのはその全てのコースだ。バスを降りたところから「奇岩・美ら海パノラマコース」を歩く。沖縄特有の樹林帯の中の遊歩道だが、大きな石灰岩が道脇にいくつも突き出ている。主立った岩には名前が付けられ、名札がある。巨人のこしかけ、縁結びの岩、立神の大岩と続く。

ガジュマルが岩に絡む
【ガジュマルが岩に絡む 1589】
   悟空岩
【悟空岩】

 悟空岩からは登りとなり、階段を上っていく。岩山の裏の方に出ると、辺戸岬方面の展望が開ける。沖縄の最北端の岬で、その向こうには鹿児島の与論島が見えている。与論島には山が無いので、平べったく見えにくいが、この日は快晴でよく見えている。

生まれ変わりの石
【生まれ変わりの石】
   展望台から辺戸岬を望む
【展望台から辺戸岬を望む】

 展望台のあたりが最高所で、後は下りが続く。ドリーネの鍋池を見て、烏帽子岩というピナクル地形を通過する。精気小屋からは「やんばる森林コース」となる。石灰岩で作られた猪垣や、ソテツ群落、日本最大級と言われる御願ガジュマルがある。
 九州にもカルスト地形はあるが、同じカルスト地形でも多雨地域の亜熱帯にあるカルスト地形は全く姿が違うことが分かる。入場料は高めだが、なかなか見応えがあった。
烏帽子岩
【烏帽子岩】
   御願ガジュマル
【御願ガジュマル】

 コースの最後がチケット売場の建物である。中には「沖縄石の文化博物館」があり、沖縄の地史的な成り立ちが展示されている。引き続き、辺戸岬の方へ向かい、沖縄最北端の地から東シナ海を眺め、振り返ると、大石林山の特異な形を見ることができた。
 那覇に戻る途中、大宜味村の笑味の店で「まかちくみそうれランチ」を頂き、古宇利大橋を往復した。レンタカーを返却し、空港へ向かって一泊二日の駆け足のしま山の旅だった。

《沖縄の風景》
美ら島エアーフェスタ 辺戸岬 笑味の店 古宇利大橋
 【1.美ら島エアーフェスタ】
 【2.辺戸岬】
 【3.笑味の店】
 【4.古宇利大橋】

付近の山 与那覇岳(2015.2.19)、嘉津宇岳(2015.2.18)

Camera:CANON EOS 90D

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