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水根沢谷−奥多摩の沢

水根沢谷−奥多摩の沢

釜を泳いで全身ずぶ濡れ

釜を泳いで全身ずぶ濡れ

【半円ノ滝を登る】

半円ノ滝を登る

山行情報
日程 2010年08月22日(日)
山名(山域) 水根沢谷(奥多摩)
入/下山地 水根無料駐車場
メンバー 大山、伊達、福島
行動時間 3時間43分
歩行
距離
登り
下り
歩数
4.5km 433m 433m ----歩
280x158

コース(タイム)

横浜(7:21)=橋本駅=水根駐車場(10:49)−入渓点−終了点−(14:32)水根駐車場=(18:02)横浜

 《山概略》
 水根沢は奥多摩湖に注ぐ沢である。沢を詰めると鷹ノ巣山となるが、そこまでは行かずに途中で引き返す。それでもその短い距離で十分に楽しめる水量と滝とゴルジュが凝縮されている。時には泳いで進んだり、両手両足で突っ張りながら進むなど、今までにない沢登りを楽しむことができる。まさに大人の水遊びの場である。

 《アプローチ編》
 橋本駅で伊達さんの車に拾ってもらう。いつも人を乗せる立場だが、今回は逆の立場。人の車に乗るのは楽で良い。もちろん都心の渋滞さえなければ車は快適な乗り物だ。橋本から奥多摩まではけっこう時間がかかる。10時を回ってようやく水根の無料駐車場に到着した。

水根の無料駐車場
【水根の無料駐車場】
   入渓地はゴミゴミしている
【入渓地はゴミゴミしている】


 《水根沢へ》
 駐車場から沢靴を履き、さっそく出発。むかし道入口とかかれた沢沿いの車道に入っていく。しばらく歩くと道は無くなり、そこから入渓する。入渓口はゴミが散乱して汚いが、それも最初だけでやがて谷の深い暗い綺麗な沢が続く。水根沢は初級の沢で人気があるのか、気がつくと前後に何組か沢ヤが歩いている。


ゴルジュの滝
【ゴルジュの滝】
   水から上がるのにひと苦労
【水から上がるのにひと苦労】

 最初のイベントはゴルジュの滝で、滝の下までは足が届かないほどの深さがあり、泳がなければならない。今回の沢は泳ぐ場面があることは聞いていたので、いつになく防水体制は万全にしてきていた。濡れて困るのは財布とデジカメとiPhoneである。デジカメ以外はすでに防水袋に入れているが、デジカメは濡れる直前まで写真を撮り続けているので、その都度袋に入れることになる。
 濡れる準備が完了し、さっそく滝に向かって沢に入るとすぐに足が地に届かなくなり、犬かきで前進する。滝の下から岩の上に這い上がるのだが、足が着かないのでひと苦労。ちょうど丸太が倒れているので、それにしがみつき何とか体を持ち上げて岩の上に出た。この丸太にシュリンゲをかけて、後続が登りやすいようにした。滝の上に出て二人が登ってくるのを写真に撮ることにした。二番手は伊達さんだがやはり丸太のところで難儀している。助けようと思ったが、滝を登るのは簡単だったが、下るのは無理だった。上から見守ることにした。伊達さんはいったんあきらめ、三番手の大山さんが挑戦。何とか丸太の上に出た。その間にも女性二人組が慣れた感じで滝を登ってきた。伊達さんは大山さんの助けで滝の下から脱出し、無事二人とも滝の上に登ってきた。ここはザイルを出すべきだった。

左岸をへつる
【左岸をへつる】
   沢が深いと落ちても安心
【沢が深いと落ちても安心】

 水根沢は深い場所が多いが、それほど長くは続かないので危険は少ない。滝も大物はなく大きいもので6mほどである。
 狭いゴルジュのトイ状滝は、両手両足を突っ張りながら体を持ち上げる。滝に足を踏み入れると水圧で流されてしまうので、踏ん張り処だ。翌日筋肉痛となる場面だ。

突っ張りで上がる
【トイ状滝を突っ張りで上がる】
   ゴルジュが続く
【ゴルジュが続く】

 途中河原のあるところで休憩する。他に場所がないのか、他のパーティーもだいたいここで休憩する。沢が合流しているところで、いくつかの花もここで咲いている。

左上に小屋がある
【左上に小屋がある】
   腰まで浸かることしばしば
【腰まで浸かることしばしば】

 沢の上の方に小屋が見える。人が住めそうな小屋で作業小屋だろうか。渓谷の沢は続き、何度か腰まで浸かりながら進んでいく。最後のイベントは半円ノ滝。前のパーティーがザイルを出して一人ずつ登っている。時間がかかりそうなので、左手の岩を登って滝の上に出た。皆登り終えた後に、ザイルを出して懸垂下降で滝を降り、トップロープで登った。ロープの安心感からかそれほど難しい滝ではなかった。

半円ノ滝でフィニッシュ
【半円ノ滝でフィニッシュ】
   鷹ノ巣山登山道を下る
【鷹ノ巣山登山道を下る】

 半円ノ滝から少し先で、今回の遡行は終了。登山靴に履き替え、左岸の樹林帯を這い登って林道に出る。林道は沢に沿って駐車場まで続いている。駐車場まで戻って、ずぶ濡れになった服を着替えた。
 いつもならこのあと温泉に行くのだが、定番のもえぎの湯は大混雑が予想された。よってまっすぐ帰ることにした。橋本駅まで送ってもらい、電車とバスを乗り継いで帰ると、18時を少し回って帰着した。今回の沢はよほど渓谷が深かったのか、GPSの軌跡がかなり乱れていた。写真に位置情報を埋め込んでいるが、あまり正確ではない。

《登山道の花》
ツリフネソウ キツリフネ ヌスビトハギ
 【1.ツリフネソウ】
 【2.キツリフネ】
 【3.ヌスビトハギ】

Camera:SONY DSC-WX1

NOYAMA
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