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水根沢谷−奥多摩の沢 水根沢谷−奥多摩の沢 釜を泳いで全身ずぶ濡れ 釜を泳いで全身ずぶ濡れ 【半円ノ滝を登る】
コース(タイム)横浜(7:21)=橋本駅=水根駐車場(10:49)−入渓点−終了点−(14:32)水根駐車場=(18:02)横浜
《山概略》
《水根沢へ》 駐車場から沢靴を履き、さっそく出発。むかし道入口とかかれた沢沿いの車道に入っていく。しばらく歩くと道は無くなり、そこから入渓する。入渓口はゴミが散乱して汚いが、それも最初だけでやがて谷の深い暗い綺麗な沢が続く。水根沢は初級の沢で人気があるのか、気がつくと前後に何組か沢ヤが歩いている。
最初のイベントはゴルジュの滝で、滝の下までは足が届かないほどの深さがあり、泳がなければならない。今回の沢は泳ぐ場面があることは聞いていたので、いつになく防水体制は万全にしてきていた。濡れて困るのは財布とデジカメとiPhoneである。デジカメ以外はすでに防水袋に入れているが、デジカメは濡れる直前まで写真を撮り続けているので、その都度袋に入れることになる。 濡れる準備が完了し、さっそく滝に向かって沢に入るとすぐに足が地に届かなくなり、犬かきで前進する。滝の下から岩の上に這い上がるのだが、足が着かないのでひと苦労。ちょうど丸太が倒れているので、それにしがみつき何とか体を持ち上げて岩の上に出た。この丸太にシュリンゲをかけて、後続が登りやすいようにした。滝の上に出て二人が登ってくるのを写真に撮ることにした。二番手は伊達さんだがやはり丸太のところで難儀している。助けようと思ったが、滝を登るのは簡単だったが、下るのは無理だった。上から見守ることにした。伊達さんはいったんあきらめ、三番手の大山さんが挑戦。何とか丸太の上に出た。その間にも女性二人組が慣れた感じで滝を登ってきた。伊達さんは大山さんの助けで滝の下から脱出し、無事二人とも滝の上に登ってきた。ここはザイルを出すべきだった。
水根沢は深い場所が多いが、それほど長くは続かないので危険は少ない。滝も大物はなく大きいもので6mほどである。 狭いゴルジュのトイ状滝は、両手両足を突っ張りながら体を持ち上げる。滝に足を踏み入れると水圧で流されてしまうので、踏ん張り処だ。翌日筋肉痛となる場面だ。
途中河原のあるところで休憩する。他に場所がないのか、他のパーティーもだいたいここで休憩する。沢が合流しているところで、いくつかの花もここで咲いている。
沢の上の方に小屋が見える。人が住めそうな小屋で作業小屋だろうか。渓谷の沢は続き、何度か腰まで浸かりながら進んでいく。最後のイベントは半円ノ滝。前のパーティーがザイルを出して一人ずつ登っている。時間がかかりそうなので、左手の岩を登って滝の上に出た。皆登り終えた後に、ザイルを出して懸垂下降で滝を降り、トップロープで登った。ロープの安心感からかそれほど難しい滝ではなかった。
半円ノ滝から少し先で、今回の遡行は終了。登山靴に履き替え、左岸の樹林帯を這い登って林道に出る。林道は沢に沿って駐車場まで続いている。駐車場まで戻って、ずぶ濡れになった服を着替えた。 いつもならこのあと温泉に行くのだが、定番のもえぎの湯は大混雑が予想された。よってまっすぐ帰ることにした。橋本駅まで送ってもらい、電車とバスを乗り継いで帰ると、18時を少し回って帰着した。今回の沢はよほど渓谷が深かったのか、GPSの軌跡がかなり乱れていた。写真に位置情報を埋め込んでいるが、あまり正確ではない。
Camera:SONY DSC-WX1
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