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神南山-愛媛県の山
神南山-愛媛県の山
眺めの良い大洲盆地の独立峰
眺めの良い大洲盆地の独立峰
【中腹からの北側の眺め】
○山行情報 | ||||
日程 | 2022年5月2日(月) | |||
山名(山域) | 神南山(四国) | |||
入/下山地 | 稲荷山公園駐車場 | |||
メンバー | 単独行 | |||
行動時間 | 3時間 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
12.1km | 932m | 932m | ---歩 |
○コース(タイム)
稲荷山公園駐車場(07:34)-(09:12)神南山654峰-(10:35)稲荷山公園駐車場
《山概略》
神南山(かんなんざん・654m)は愛媛県の大洲盆地にある独立峰。東西に二つのピークが有り、国土地理院の地図では東側の710mが山頂となっているが、ガイドブックでは西側の654m峰を山頂としてコースが紹介されている。実際に現地を歩いても、この西側のピークの方へ導かれる。
《アプローチ編》
松山から三崎港を経て九州へ移動する途中で、手頃な山を探したところ、この神南山を発見した。行動時間が3時間程度で駐車場があることが条件だった。
松山のホテルで朝食を食べた後、すぐに出発する。高速は使わずに国道56号を南下する。大洲市に入り、新谷駅付近で左に入る。住宅地の狭い道を通り抜け、坂を登っていくと左手に広い駐車場が見えてくるので、そこに車を駐める。
《神南山へ》
駐車場から車道を歩いて行けば問題ないのだが、山手に向かって階段があるのでそこを登っていく。紅葉山(稲荷山公園)の案内板がある。このあたりは紅葉山として、大洲市の名勝に指定されているようだ。階段の先には鳥居が有り、稲荷神社がある。神社の周りはいろは紅葉に覆われ、紅葉の季節にはがら空きの駐車場も車で埋まるのだろう。
神社を通り抜けると車道に出るので、そこからは延々と車道歩きとなる。車道を上っていくと、広い駐車場が更に二つあることが分かる。三番目の駐車場に車を駐めればよかったが、そのような情報は事前に得られなかった。
単調な車道歩きは、時々麓の景色を見せてくれる。山あいの大洲の町を一望でき、そこを松山自動車道や国道56号、JRの内子線が走り、矢落川が流れている。
道は舗装道からダートの林道となる。車はおろか、人も通らない道である。この後、下山まで誰とも会う事はないのである。しばらく歩いて、神南山登山案内図が現れる。不思議な案内図で、山頂がどこにも記載されていない。弥勒さんというのが、絵の山の上に書かれているが、それが山頂だろうか。とりあえず、林道を歩き続ける。
林道が二手に分かれるので、右手に進む。その先も分かれ道を右に進む。広場のような所に出て、ここでようやく、神南山頂方面と書かれた指導標が現れる。その先の左手に道が分かれ、そこからが登山道である。山頂まで500mと書かれている。
小石がゴロゴロと歩きにくい坂を登って行くと、道の真ん中に大きな岩がある。その石を通り過ぎて振り返ると、池田亀五郎の洞窟と書かれた案内板がある。洞窟というよりは岩の下に隙間がある程度だ。案内板によると、その池田某は明治時代の大泥棒で、この洞窟で寝泊まりしていたそうだ。
大岩の先は稜線となったのか、緩やかな道が続く。眺めの良い、祠とベンチのある場所に出て、弥勒さんと書かれている。そこが山頂かと思ったら、違うようだ。さらに先に進むと、三角点とベンチがある。標高は654mで、東京スカイツリーより20m高いそうだ。眺望は北の山並みが見えるが、町のあたりは樹林で見にくくなっている。
帰りは来た道をそのまま下っていく。今回のコースは9割方退屈な林道歩きで、わずかな稜線歩きと弥勒さんと呼ばれる休憩所の雰囲気だけが良かった。駐車場に戻り、九州へのフェリーが出ている、三崎港へ向かった。明日は大分県津久見の保戸島にある遠見山を登る予定だ。
Camera:CANON EOS 6D Mark II