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篠山-日本三百名山

篠山-日本三百名山

季節外れで登山者なし

季節外れで登山者なし

【アケボノツツジはもう散っていた】

アケボノツツジはもう散っていた

山行情報
日程 2015年5月1日(金)
山名(山域) 篠山(西日本
入/下山地 篠山登山口
メンバー 単独行
行動時間 1時間33分
歩行
距離
登り
下り
歩数
3.4km 355m 355m 12,900歩
篠山マップ

コース(タイム)

第一駐車場(6:29)-(7:04)篠山-(7:31)尾根出合-(8:02)第一駐車場

 《山概略》
 篠山は高知県と愛媛県の県境にある日本三百名山の山で、春のアケボノツツジで有名である。山頂には神社があり、古くから山岳信仰で親しまれた山である。細く長い林道を自動車で上ることにより、8合目登山口までアプローチが可能である。

 《アプローチ編》
 前夜は宿毛の道の駅で車中泊をしていた。夜は雨が降っていたが朝にはあがり、日中の天気は心配なさそうだ。宿毛街道を走り、県道332号から林道へ入っていく。第一駐車場はちょうど県境尾根の所にある。舗装整備された駐車場で意外であったが、到着したのは一番乗りだった。(下山した時点で二番手はいなかったが)


第一駐車場
【第一駐車場】
   篠山登山口
【篠山登山口】

 《篠山へ》
 駐車場にはトイレもあり、登山口としては申し分ない。登山靴に履き替えいざ出発。登山口は駐車場の出口にあり、ちょうど尾根の付けに位置する。いろいろ案内板が立っている。林道開通記念碑や篠山案内図、ミヤコザサ保護、えひめ森林浴八十八カ所等々。
 登り初めは階段状の緩やかな坂である。山頂まで1.0kmの行程である。歩き始めるとすぐに篠山神社の案内板があり、続いて左手にはあずま屋が現れる。休憩するにはまだ早すぎる。うっそうとした樹林帯を道なりに歩いて行くと、早くも山頂まで600mの道標がある。その先に水場があり、パイプから水が出ている。水分補給にもまだ早すぎる。

石像と水場
【石像と水場】
   平安時代の観世音寺跡
【平安時代の観世音寺跡】

 様々な樹木を眺めながら歩いて行くと、ちょっとした広場のような所に出る。案内板があり、それによるとこの地に弘法大師が開いた観世音寺があったらしい。明治期の廃仏毀釈により、今ではほとんど面影は残っていない。
 観世音寺跡の裏手には鹿よけのための柵があり、扉を開いて中に入る。杉木立の斜面を登っていくと稜線に出る。入らずの森という指導標が山頂とは反対方向を指しているが、人が入ってはいけないのだろうか、ムシロを敷いた道の先がロープで仕切られている。このあたりには葉が小ぶりのササがあるが、これがミヤコザサなのだろう。

樹林帯が続く
【樹林帯が続く】
   神社への階段を上る
【神社への階段を上る】

 山頂方面は稜線に沿って石段が続いている。灯籠や狛犬もいて、立派な参道だ。石段を登っていくと鳥居があり、その先に神社の建物がある。神社の裏手を少し登ると、篠山の山頂(1065m)である。石柱が立っていて、北土佐国境と書かれている。江戸期のものだろうか。山頂からは半分散ったアケボノツツジや土佐の山々が見え、豊後水道の奥に見えているのは九州かもしれない。

神社の裏手に山頂
【神社の裏手に山頂】
   土佐の碑が建つ
【土佐の碑が建つ】

 山頂からは北尾根の方へ下っていこうとするが、道らしきものが無く、ロープで入れないようになっている。あきらめて神社の階段を下っていくと、右手に北尾根へ続くトラバース道があった。指導標は津島町方面を示している。
 尾根道に入り道なりに進んでいくと鹿柵の扉がある。扉はひもで縛って留められているので、出て閉めるのに難儀する。雑木林の中をさらに進むと苔むした石柱がある。道は四辻になっていて、左が津島方面で、右手の後ろに折り返すように続く道が第一駐車場方面だ。

奥の尾根を下る
【奥の尾根を下る 】
   尾根を下り鹿柵をくぐる
【尾根を下り鹿柵をくぐる】

 その折り返しのトラバース道は、「崩落のため危険なので山頂に引き返せ」と掲示板が掲げてある。ここまで来てその案内はないだろう。なぜ登山口や山頂にその看板がないのだろうか。とにかく掲示は無視してその道へ進入した。
 結局トラバース道にはたいした崩落地点もなく、途中天高くそびえている大杉を見上げて歩いて行くと、先ほどの観世音寺跡に合流した。そこからは登りと同じ道を下り、水場を経て駐車場まで戻った。

折り返し地点の道標
【折り返し地点の道標】
   トラバース道で戻る
【トラバース道で戻る】

 駐車場にはその後、登山者が来た気配はなく、係員のような人がいた。話を聞くと先週まではアケボノツツジ目当ての登山者が多く、駐車場も満車になったらしい。残念ながら今回の訪問は一週間遅かったようだ。
 この日は引き続き、三本杭も登る予定だったが、林道が長く移動に時間がかかりそうなので行くのは取りやめた。宇和島方面へ車を走らせ、道の駅にあるやすらぎの里で温泉に入り、宇和島城を見学し、佐田岬の三崎港から九州へ上陸した。

立ち寄り湯情報
 
道の駅津島 やすらぎの里★★★★
場所:愛媛県宇和島市津島町高田甲830-1(TEL:0895-20-8181)
泉質:弱アルカリ性低張性温泉
料金:650円・時間:10:00~22:00
休館:毎月第1・3月曜日(祝日の場合は、その翌日)
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS 6D

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