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小富士山-愛媛県の山 小富士山-愛媛県の山 松山沖に浮かぶミカンの山 松山沖に浮かぶミカンの山 【着岸寸前のフェリーから】
コース(タイム)泊港(09:34)-(10:14)小富士山(10:30)-(10:59)泊港
《山概略》
《小富士山へ》 高浜港からは目の前に興居島というより小富士山が見えている。フェリーには多くの乗客が乗り込んでくる。観光客など家族連れが多いようだ。NHKの撮影クルーも乗り込んでいて、航行中撮影していた。 フェリーはまっすぐ小富士山に向かって進み、やがて港に入港する。桟橋を渡って島に上陸するが、周りに店舗の類はなく、フェリーの待合所のような建物が左手にある。そこでトイレをすませて小富士山登山に臨む。 案内図によると港からすぐに登ることになっているが、山の手前には住宅が連なっていて登山口が分かりにくい。島に人に教えてもらい、住宅地の抜け道を教えてもらった。よく見ると、塀に小富士山登山道と書かれた大きな道標が取り付けられていた。
民家の間の細い路地に入り、奥へと進むと階段がある。しばらくその階段を登っていくと周りはミカン畑に変わる。スロープ状の道を更にぼっていくと、小富士山登山道と大きく書かれた案内板がある。そこが登山口のようだ。山頂まで700mとある。その登山口から振り返ると、泊港や松山の本土方面を見渡すことができる。
登山口からはミカン畑を見ながら少しトラバースし、右手の山の中へ入っていく。細い登山道が続いているので、道なりに進んでいけばいいようだ。周りは緑に覆われ、藤の花が咲いている。しばらく歩くと御影石のベンチがある。贅沢なベンチだが朽ちることはないのだろう。 山頂までの距離数を示す道標がときどき現れ、笠石さんまで30mという分岐がある。何があるのだろうと思い、笠石さんとやらへ立ち寄ることにした。30mはあっという間である。道の先の岩の割れ目に神棚があった。特に説明はなかったが、媽祖廟みたいなものだろうか。
山頂に続く道に復帰し、擬木の階段を登っていくと鳥居と青い小屋が見えてくる。振り返ると対岸の松山市が見える。このあたりが山頂かと思ったが、まだ道は続いているので、奥の方へ進んでいく。竹林を通り抜けると、今度は本州方面の眺望が開けてくる。案内板によると、奥に見えるのは山口県の周防大島らしい。その手前に有る島は灯台のある釣島ということだ。 結局山頂を示す道標が見あたらなかったので、三角点を探すことにした。三角点があることは地図で確認している。来た道を戻りながら、慎重に探すと、道の左手に三等三角点(282m)の標柱を発見することができた。通常三角点は見晴らしの良いところにあるはずだが、ここでは竹藪の中にある。昔は見通しが良かったのだろうか。
無事三角点を確認し、来た道を下山する。下山はところどころで港方面を見下ろすことができる。高浜港からフェリーが来るのが見えている。登山口近くまで降りると、二人組が登ってくるのとすれ違った。この日は祝日だが、それほど人が大挙する山でもないようだ。 泊港まで戻ると、フェリーの出航まであと数分だった。他に島を観光する予定も情報もなかったため、そのフェリーに飛び乗った。島の滞在時間はわずか1時間40分となったが、小富士山を登ることができて満足だった。 フェリーで高浜港まで戻り、そこからは佐多岬半島の三崎港まで車を走らせ、国道フェリーに乗船(予約をしてなかったが、タイミング良く次のフェリーに乗れた)。大分の佐賀関港からその日のうちに福岡の実家へ帰ることができた。 Camera:CANON EOS 6DMKⅡ
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