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大山-神奈川県の山
大山-神奈川県の山
広沢寺温泉から蓑毛へ
広沢寺温泉から蓑毛へ
【山頂テラスからの眺望】
○山行情報 | ||||
日程 | 2020年12月26日(土) | |||
山名(山域) | 大山(大山周辺) | |||
入/下山地 | 広沢寺/蓑毛 | |||
メンバー | 単独行 | |||
行動時間 | 4時間11分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
11.7km | 1344m | 1158m | ---歩 |
○コース(タイム)
広沢寺(08:44)-(09:35)不動尻-(11:20)大山-蓑毛越-(13:23)蓑毛
《山概略》
大山は神奈川県の丹沢山地の東にある標高1,252mの山。神奈川県で最も登られている山の一つである。あめふり山とも言われ、奈良時代より霊山として栄え、山中にある大山阿部利神社とともに護国の山として崇められてきた。日本三百名山、関東百名山のひとつ。
《アプローチ編》
今年二回目の大山へ。このご時世あまり遠出はできないので、近くて手ごろな山として大山は気軽に行くことができる。今回のコースは広沢寺温泉から蓑毛までの縦走コース。広沢寺温泉までは電車バスでアプローチできるのだが、あまり人気のないコースである。一日数本しかないこのバスを利用した登山者は自分以外は一人だけだった。
《大山へ》
広沢寺温泉でバスを降り、バスが来た道を少し戻ると登山者用の無料駐車場がある。この時間ではまだ満車にはなっていない。車で来るとここへ戻ってこなければならないので、この駐車場を利用することはあまりない。駐車場のトイレを利用し、舗装された林道を奥へと進む。
緩やかな登りの車道はしばらく続く。新大平橋を渡り、車両通行止めのゲートを通過する。ゲートの先にある200mほどの山上隧道をくぐるが中は真っ暗だ。準備の良い登山者はヘッドライトをつけて歩いている。トンネルを出ると林道に駐車スペースがあるが、車は入れないので利用車も無くもったいない気がする。道脇にミツマタの木が目立つようになる。蜂の巣のようなつぼみが出来上がっていて、3月の開花が待たれる。崩れかけた橋を渡ると不動尻で、辺り一面はミツマタの畑である。
不動尻は大山の登山口で、そこからが本格的な登りの山道となる。昨年、ミツマタの花を見るためにこの不動尻まで来ているが、そのときは鐘ヶ岳を登るため引き返している。不動尻から登るのは久しぶりだ。
尾根道の急坂を登り、唐沢峠の手前から左にトラバースする。そのあたりでようやく眺望が現れ、厚木方面の街並や江ノ島が見える。唐沢峠では5人ほどのトレランのような人たちがいた。
唐沢峠からは南の尾根を登っていく。道は良く整備され、丸太で階段が作られている。痩せ尾根には木道と手すりができている。梅の木尾根からの合流地点を通過し、樹林帯から抜け出し空が広がる。右手には大山の山頂が見えてくる。電線の下を通過し、不動尻分岐で雷ノ峰(いかづちのみね)尾根と合流する。
不動尻分岐からひと登りで大山山頂の見晴らしテラスに到着する。すでに多くの人が来ていてベンチやテーブルは満席だ。山頂裏手の富士山展望所に行くと、富士には線状の雲が横切っていた。
山頂(1252m)では長居はせずに表尾根の方へ降りていく。二十四丁目の日の先で相模湾側の展望があり、真鶴半島や伊豆半島がよく見える。表尾根の道は上り下りで人が多いので、十六丁目追分の碑から蓑毛方面の分岐道に入る。
蓑毛方面はほとんど人が歩いていない。女人禁制の碑の前を通り、下社への分岐で関東ふれあいの道と合流する。浅間山ピーク手前のコルから右の尾根に入り急坂を下る。一度林道を横切り、まもなく集落に出る。右手に千元院というお寺があるが、シートに包まれ改装中のようだ。
小川沿いの舗装道を下っていくと通りに出て、左に曲がるとすぐに蓑毛のバス停がある。蓑毛からは秦野駅行きのバスがある。本数も少なくなく、10分も待たずに秦野駅からの折り返しのバスが来た。
Camera:CANON EOS M6