| |||||||||
東海自然歩道老洞峠 |
新名古屋(6:40)=犬山遊園(7:14)−犬山城(7:27)−ライン大橋−(8:11)大安寺−多賀坂峠−(8:58)寒洞池−(9:46)三ツ池−老洞峠−(11:11)下芥見(11:21)=(11:52)新岐阜=名古屋 名古屋出張を利用しての東海自然歩道走破第二弾。今回は前回の続きで、犬山城から下芥見を目指す半日コース。地図は五万分の一の「岐阜」を持参。事前調査によると今回のコースは山歩きはほとんど無く、車道が多そうなのでザックも持たずに手ぶらで望んだ。出張の荷物は駅のコインロッカーに預けた。 【朝日を背にした犬山城】 ちょうど天守閣の上に太陽が登りそうなスポット。多くの写真家がシャッターチャンスを狙っていた。 新名古屋駅から名鉄犬山線急行で犬山遊園駅へ。前回の教訓から追加料金を取られる特急には乗らないように気を付ける。犬山遊園駅で降りるとひんやりと寒い。まだ時間が早いためか降りた客は2人だけだった。自動改札にも駅員の姿は見られず、無人駅だろうか。駅前の交差点を渡り、木曽川沿いに犬山城に向かって歩く。先々週も同じ道を歩いているが、時間帯が違う。朝日を浴びた犬山城は赤く色づいている。まだ開門前の犬山城入り口の左手の階段を下りていく。 東海自然歩道の道標は至る所にあるのでだ。再び木曽川沿いの車道を歩いているとすぐに右手にライン大橋が見えてくる。この橋を渡ると岐阜県なのだろう。橋の入り口は交差点となっていて、よく見るとこの橋は人が歩くスペースが全くない。片側一車線の道路は交通量も多く、この橋を渡るの勇気と無謀さが必要となる。道は間違いなく東海自然歩道だし、この橋の下に歩道用の橋がある様子はない。車列が途切れたところで意を決し、橋に突入した。入ってしまえばこっちのもので、後方からくる車は私の後ろで一旦停車し、対向車との離合で徐行をする。それでも大型車はスピードを落とさずに私の隣数aを爆走するので恐怖だ。 この日最大の難関となるライン大橋を渡り終え、川沿いの右手の道を進む。今度は川を挟んで向こう岸に犬山城が見える。犬山城のちょうど背後から朝日が昇ってきているので、ここは撮影スポットになっているようだ。何人かのカメラマンが三脚をたてて犬山城にレンズをむけている。私は広角のミニカメラしか持ってきていないので、ここではいい写真が撮れないが、一応シャッターを切る。100o以上の望遠レンズを使いたいところだ。 木曽川に流れる支流の大安寺川の手前を左折し、その川沿いにしばらく北上する。村社八坂神社の前を通り過ぎ、この道は古道なのだろうか、道ばたには地蔵の姿が散見される。名鉄各務原(kagamihara)線の線路を渡り、桜並木の川岸の先の国道21号下のトンネルをくぐる。今まで直進してきた道がついに行き止まるが、左手に曲がって、すぐに右に曲がるとまた川沿いの道に復帰する。このあたりはホタルの群生地でもあるようだ。 【日之出不動】 中山道の通りで寺社が多い。 道が二股に分かれているところで自然歩道の道標が左手を指しているので、大安寺川と別れる。このあたりは鵜沼と言い、中山道の宿場町として栄えたようだ。ここからアスファルト道は上り坂になってくる。やがて右手に池が見えてくる。交差点を右折して、左手に大安寺があるので、ちょっと寄ってみることにする。しかし見どころは立派な山門ぐらいだった。駐車場に綺麗なトイレがあったので拝借した。 大安寺から更に坂を上っていくと、右手に車折神社、そして左手には白い幟がやたらと目立つ日之出不動が現れる。その先には県営各務原公園の駐車場があるが、東海自然歩道はその公園をかすめているので中には入らない。多賀坂峠が近くなり、道は下り坂に変わります。 このあたりは二輪車通行禁止のようです。ローリング族対策だろうか。道標に従い、三叉路を右折する。道を降りきると造成中の広場に出る。新しく公園を作っているようだ。工事中ではあるものの「東海自然歩道利用者は歩けます」との看板があるので、造成中の広場に入っていく。ここからようやく土の道となる。池があるので右手に回り込む。その先はわかりにくく、右手の方の林道を歩いていくと自然歩道の道標を見つけることができた。寒洞池まで1.3km、17分とある。そしてこのあたりは須衛古窯跡群となっているそうだ。奈良時代に栄えていたのでしょう。 寒洞池は冬とても寒いのでその名が付いたようだ。この付近でも少し迷ったが、寒洞池を右手に見ながら直進する。駐車場の手前を右手に曲がり、寒洞池を半周くらいした各務原ゴルフ場の手前を左に曲がる。落ち葉を踏みながら階段を上る。道なりに10数分歩くと土の道は終わる。このあと最後までアスファルト道を歩くことになる。 【貯水池】 各務原ゴルフ場の脇を通り抜ける。このあたりは池が多い。 車道に出て右折する。その先に交差点があり、直進は関、左折は江南、関線となっている。その交差点を左折する。福祉の里の前を通り車道を歩く。ここも歩道がないので危険だ。目の前には清掃センターの煙突が見えている。左手には貯水池がある。清掃センターの前を通り過ぎると三ツ池がある。釣りをしている人が寡黙に微動だにせずに竿を握って座っている。何が釣れるのだろうか。道は左にカーブし、道路右側には古墳跡があり、ぽっかりと穴が空いているのが見える。 【川崎団地】 背後の岩山は根付かないのか低木しかない。 古墳の先の交差点を右斜め後方に進む。自然歩道の道標は目的地が下芥見に変わる。今日の目的地もそこまでだ。道の先には団地が見えてくるが、その背後にはゴツゴツとした岩稜の山が見える。地震が来れば岩が地に向かって落ちてきそうだが、大丈夫なのだろうか。その団地の前を左折する。しばらく行くと車止めがある。落石のため自動車は進入禁止のようだ。車はダメでも人は歩いても良いことになっている。落石なら人の方が危険なものだが。道はアスファルト道が続く。 老洞峠で右手の権現山に登るであろうハイカーとすれ違った。山頂はすぐだが、岩の足場は悪そうな山だ。地図によると山頂には三角点があるようだ。車道の峠を越えると芥見の町が見下ろせる。その手前には大きな建物の焼却場がある。ここで知人と電話をして30分ほど立ったまま休憩をかねる。ここまではノンストップだった。 道なりに歩いていき、焼却場を越えると下芥見の町に入る。国道156号線の手前で自然歩道は左手に曲がるが、今回のゴールは下芥見駅なので国道まで出て右折する。国道のすぐ隣に名鉄美濃町線の線路が併走している。次の交差点で左にまがり、駅はすぐ目の前にあった。 下芥見駅は無人駅で単線だ。時刻表を見ると一時間に二本程度の列車は来るようで、次はちょうど10分後だった。ホームの日だまりのベンチに座って休んでいると赤い車両がやってきました。新岐阜、名古屋経由で横浜へ帰った。 (名鉄美濃町線は2005年4月1日に全線が廃止されている。) Camera:SONY DSC U30 |
| |
ホームに戻る |