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三原山-東京都の山
三原山-東京都の山
日本で唯一の砂漠を歩く
日本で唯一の砂漠を歩く
【裏砂漠を歩く】
○山行情報 | ||||
日程 | 2022年5月15日(日) | |||
山名(山域) | 三原山(南関東) | |||
入/下山地 | 大島温泉ホテル/大島公園 | |||
メンバー | 林夫妻、山地、福島、嶋田、中田 | |||
行動時間 | 4時間15分 | |||
歩行 | 距離 | 登り | 下り | 歩数 |
10.4km | 201m | 604m | ---歩 |
○コース(タイム)
大島温泉ホテル(08:59)-テキサスルート分岐-三原山火口壁-(12:11)大島公園
《山概略》
三原山は伊豆大島にある標高758mの火山である。1986年11月に大噴火し、全島民1万人が島外に避難したことは記憶に新しい。帰島は1ヶ月後に行われたが、火口周辺への規制は10年続いた。
三原山の東面は裏砂漠と呼ばれ、黒色のスコリアで覆われている。国土地理院の地図で唯一の「砂漠」という表記がある場所である。
《アプローチ編》
本来は大島の隣の利島へ行き、宮塚山を登るはずだったが、天候不良で船が着岸できないと言うことで、大島で下船することになった。急きょ大島でレンタカーを借り、その日は島を一周しながら観光して時間を潰した。宿泊する大島温泉ホテルは元々泊まる予定だった。
《三原山へ》
大島温泉ホテルを出て左の方に進むと、ツツジ園の入り口があるのでその中へ入っていく。ツツジの時期はもう過ぎたのか少ししか咲いてない。舗装された道を下り、「いつか森になる道」と書かれた指導標の方向へ進む。
森のトンネルの道がしばらく続き、10分ほど歩くと森を抜けて空が広がる。すでに道は真っ黒なスコリアである。このような土地でも緑が育っているのは不思議だ。登山ルートだけ草が生えないのは、人が歩くからだろうか。人が整備してるとは思えないが。
やがて正面に三原山の姿が見えてくる。空はどんよりとした雲が広がるが、雨の心配はなさそうだ。三原山が近づくにつれ、周りは溶岩が増えてくる。
予定では三原山の火口の方へは行かないつもりだったが、仲間の要望により立ち寄ることにした。標高521mの水準点のある分岐から三原山へ向かう。火口壁までは標高差150mほどの緩斜面を登っていく。
火口壁に到着すると火口は見えないが、剣ケ峰の方の火口壁からは水蒸気が上がっているのが見える。二人が剣ケ峰まで登り戻ってくるのを待ってから登ってきた道を降りた。
大島公園の方へ行く道を進む。裏砂漠や大島温泉ホテルの分岐からのテキサスコースを進む。正面は地平線が見えるようで、何もない緑と黒い土地が広がる。シャリシャリとスコリアを踏みしめながら道なりに歩いて行き、やがて森の中となる。山から離れるほど緑が旺盛だ。
うっそうとした森から抜け出て、車道に出る。大島の外周道路で、昨日ここをレンタカーで通っているはずだ。標高285.8mの水準点が有る。その車道を横切り、再び森の中へ。急な下り坂で、やがて車道に出る。車道を左に進むと大島公園の駐車場に出る。
大島公園のステージ近くの円形ベンチで昼食タイムとする。昼食は大島温泉ホテルで用意してもらった、おにぎり弁当で、お茶も付いていた。
昼食後、13:20発の公園発のバスで岡田港へ向かった。岡田港のターミナルは新しく綺麗になっている。乗船するジェットフェリーの前に大型フェリーのさるびあ丸(これも新造船)が、入港、そして出港し、それを眺めてから、久里浜行きのジェット船で帰路についた。
○立ち寄り湯情報 | |
大島温泉ホテル 三原山温泉★★★ | |
場所:東京都大島町泉津字木積場3-5(TEL:04992-2-1673) 泉質:単純温泉 料金:800円・時間:6:00~9:00、13:00~21:00 休館:- 食堂:無、露天:有 |
Camera:CANON EOS M6