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三原山-東京都の山 三原山-東京都の山 東京にも火山があるんです 東京にも火山があるんです 【カルデラに浮かぶ三原山】
コース(タイム)三原山頂口(11:50)-(12:36)火口展望台(火口茶屋跡)(13:11)-(13:50)剣ガ峰-火口西展望所-(15:32)三原山頂口
《山概略》
駐車場から茶屋を通り抜けて左へ行くと、展望所があり、カルデラに浮かぶ三原山が正面に見える。その山肌には、溶岩流の痕跡が確認できるが、かなり緑が復活してきている。溶岩流跡の左にはジグザグの道が見え、そこを人が歩いているのがわかる。また、山の上には鳥居や展望台があるのが見える。 展望所は外輪山となっていて、そこから下って三原山に向かう。道はアスファルトで舗装されている。自転車で走れば気持ちよさそうだが、通れるのは人だけのようだ。外輪山の中は国立公園の特別保護地帯となっている。 道の脇ではオオシマツツジが咲いている。ほぼ平坦な道を進み、三原山の真下まで来るとシェルターがある。その横には黒く固まった溶岩があるが、1986年の噴火の際の溶岩流の先端部ということだ。黒い溶岩の上には何羽ものカラスが留っている。
溶岩流のあたりから本格的な登りが始まる。先ほど見た、ジグザクのつづらの登りだ。御鉢の上まで達すると、溶岩の上に四等三角点がある。標高673.2mで点名は三原火口である。三原山のお鉢にある三角点はここだけで、他には四か所に水準点がある。 三角点の先にある鳥居をくぐり、少し下ると三原神社がある。三原山を御神火として信仰する神社である。過去の溶岩流はこの神社を避けて流れていったそうだ。 神社から展望台に行く途中、ゴジラ岩なる溶岩がある。確かにゴジラに見えなくはないが、これにあやかってか、大島の土産物屋にはゴジラカレーやらチョコが売られている。展望台は高さ8mほどで上に上がると360度の展望だ。富士山が見えないのは残念。展望台の下で、昼食休憩をとった。
展望台から反時計回りに御鉢を進んだ。ようやく地面は舗装から土へと変わる。御鉢には各所に観測装置のようなものがある。観測装置の先にホルニトという、溶岩が噴出したときにできた塚がある。その噴出部の穴の深さは6mはあるようだ。 火口壁の御鉢歩きは続き、剣ケ峰に向かって登りが続く。右手には広大な表砂漠が広がっている。何もない中にポツンと避難小屋だろうか、小屋が立っている。 三原山には木が一本も生えてないので、御鉢歩きは眺望が抜群である。徐々に海も見えてくるようになる。そして御鉢の火口も見えてくる。一見活動してない火口だが、ところどころで水蒸気が噴き出している。
左に迫力ある火口を見ながら進み、最高峰と思われる剣ケ峰(749m)に到着する。道標の類が全くないのでおおよその場所だ。記念写真を撮って、剣ケ峰を降りていく。少し下るとテキサスコースと大島温泉ホテルへの道の分岐がある。今宵は大島温泉ホテルへ泊まるので、そっちの道を歩きたいところだが、車を回収しなければならないので直進する。
御鉢を一周し、さらに少し登った火口展望場へ立ち寄った。標高705mの展望場だが、剣ケ峰からほどはよく見えない。しかしちょうど反対側から見る形になり、剣ケ峰直下の赤茶けた火口壁をよく見ることができた。 展望場から来た道を戻り、駐車場へ向かう。外輪山を登り返し三原山頂口から振り返ると、この日一番の青空の下、緑の三原山はより鮮やかに見ることができた。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
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