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三原山-東京都の山 三原山-東京都の山 まさかの積雪あえなく撤退 まさかの積雪あえなく撤退 【翌日三原山頂口より】
コース(タイム)岡田港(10:17)-登山道路入口(11:10)-大島ホテル入口(12:09)-撤退(12:55)-(15:41)岡田民宿
《山概略》
岡田港に上陸して最初に意外だったのは、雪が全く残っていないと言うことだった。久里浜港の周辺は10cm以上の積雪があり、慎重に歩いていたものだ。大島の緯度は伊豆と変わらないが、暖かい島なのだろうか。 情報収集をするべく、まずターミナルへ向かった。ターミナルはこれから乗船する人たちでごった返していた。昨日は一日欠航していたので、普段よりは多いのだろう。ターミナルの中で三原山頂口行きのバスを確認すると、淡い期待もむなしく運休していた。これからの行動をしばらく考えたが、歩いて三原山の方へ行くことにした。伊豆大島は周囲約50kmなので、中心点までは10km程度だろう。
《三原山へ》 岡田港ターミナルの前にインフォメーションボードがあるので、そこの地図で、三原山までの道を確認した。最初が肝心でターミナルの前を右手に進めばいいようだ。車道の路側帯を歩き始めると、すぐに上り坂となる。少し登って振り返ると岡田港が一望でき、その奥に広い海が広がっているのが見える。 岡田港入口の交差点を直進し、道なりに歩いて行くと三原山とリス村の標識がある。三原山までは11.6kmとある。お寺の前を通り、歩道のない車道を歩く。道路脇にはこの島の特産でもある椿が良く植わっていて花を咲かせている。
緩やかな登りの車道を上り続け、標高が200mほどになると今まで見かけなかった雪を見かけるようになる。すでに除雪が終わり、道の両脇に雪の山ができている。ちょっとした標高差で雨と雪は分かれるようだ。椿の森公園を通過すると、左側に展望が開ける。遠く房総半島が見え、太平洋が島を取り囲んでいる。 【東の眺望】 路線バスが運休している割には登山道路を行き交う車は少なくない。この先には大島温泉ホテルがあるくらいだ。そこまでは除雪が進んでいると言うことだろう。今回は行けるところまで歩いて行くつもりだ。 港から2時間近く歩いてようやく大島温泉ホテルの入口までやってきた。道路標識では三原山まで3.3kmとなっている。大島温泉ホテル入口からは歩道があるが、除雪はされていない。積雪は10cmあまりだろうか。右手に牧場があり(行きは気づかなかったが帰りに馬が何頭もいた)、東京都の基準点を通過する。 左手に新火口展望台があり、ここに来て初めて三原山の火口壁を見ることができた。下の方は晴れていたが、山頂のあたりは濃いい雲に覆われつつある。そして雨もぽつぽつと降り出してきた。
登山道を歩き続けると、今度は右手に展望台がある。案内板には伊豆、三浦、房総半島が見られる大島唯一の絶景地とある。柵に挟まれた通路の新雪を踏みながら進み、高さ5mほどの展望台の上に立った。伊豆や富士山は見えなかったが、大島の空港は見ることができた。
弱いながらも雨が降り、帰りもすべて歩かなければならないので、三原山山頂口の手前まで歩いてから来た道を引き返した。元町の愛宕山の方へ下り、この低山でも登っておこうかと思ったが、すでに疲れて足の裏も痛い。都道を岡本の方まで歩き、民宿へ向かった。途中、パチンコ屋の隣に安いレンタカーの店があり、明日の予約を入れておいた。ところで、島内ではパチンコ屋を何軒も見かけたが、伊豆大島の人口は8000人あまりである。人口の割に多いと感じるのは気のせいだろうか。 《翌日、島を一周》 大島での二日目は、初日よりも天気が良かった。朝からレンタカーで島を左回りに一周し、出港の15:25までにほとんどの見所を回ることができた。立ち寄ったところは以下の通り。 サンセットパームライン(湾岸道路、晴れていたら伊豆や富士が見える) 地層切断面 (道路工事でできた間伏地層断面) 波布港 (伊豆の踊子の舞台となった港) 波布見晴台 (港を見下ろす高台。駐車場がない) 筆島海岸 (筆島というか筆岩を間近に見ることができる) 大島公園 (ちょうど椿祭りの真っ最中。様々な椿が咲いている) 椿資料館 (公園の中にある。椿油の作り方が分かる) 海岸遊歩道 (大島公園から樹林帯を歩く。ときどき海が見える) 三原山頂口 (昨日歩いたところは車ではあっという間。) 火山博物館 (昼過ぎに入ったが、この日初めての客と言われた。本格的な火山専門博物館。500円) 郷土資料館 (縄文時代からの島の歴史を伝える。200円) Camera:CANON PowerShot S100
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