週末は野山にいます


高尾山稜の山

▲生藤山(2003.09.06)
▲北高尾山稜
 (2009.10.17)
▲高尾山(2022.01.02)
TOP > 東京都の山 > 陣馬山 counter

陣馬山-東京都の山

陣馬山-東京都の山

青空の下白馬と富士

青空の下白馬と富士

【陣馬の白馬と富士】

726x268

○山行情報
日程 2023年2月18日(土)
山名(山域) 陣馬山(高尾山稜
入/下山地 陣馬高原下/小仏
メンバー 黒岩、福島
行動時間 5時間37分
歩行 距離登り下り歩数
13.1km748m822m23,589歩

陣馬山マップ

○コース(タイム)

陣馬高原下バス停(09:37)-(11:37)陣馬山(12:16)-明王峠-(14:11)景信山-(15:13)小仏バス停

 《山概略》
 陣馬山は東京都と神奈川県の境にある標高854.8mの山。山頂には象徴的な白馬の像が立つが、1969年に現在の京王電鉄が建てたもの。それまでは陣場山だったようだ。国土地理院の地図では陣馬山と陣場山が併記されている。

 《アプローチ編》
 高尾駅から陣馬高原下行きのバスに乗る。このバスは人気があり、一度に二台のバスが来ることがあるので、行列に並んでもタイミングが良ければ座ることができる。乗車時間は40分なのでできれば座りたいところだ。
 夕やけ小やけ辺りの道は狭く、逆方向から来るバスとすれ違う場所が決まっているため、しばし待たされる。しかしながらバスはほぼ時間通りに陣馬高原下に到着。バスから降りるとトイレの前には大行列ができている。男女同じ列を作っているのは個室しかないためだろうか。




 《陣場山へ》
 バス停のトイレは利用せずに出発する。しばらくは舗装された車道歩きである。この道は和田峠を越えて相模湖の方へ続いているが、狭い道なので車では通りたくないところだ。バス停の近くにはソバ屋や民家が数軒あるが、寂しいところだ。道は和田峠と明王峠へ分かれるので、右手の和田峠の方へ進む。
 民家はなくなり、林道をしばらく進むと左に林道が分かれる。相棒が、前回はこっちの道に行ったと言うので、和田峠をショートカットして、その林道に進んだ。車両は通行止めとなっているが、歩く分はかまわないだろう。
 その林道は荒れていて、激しく陥没している。いつの台風被害か分からないが、修復する気は無いようだ。しばらくその林道を歩くと、相棒がどうもこの道は違うようだと言い出した。前回は通ってないようだ。引き返すのも面倒なので、このまま行けば道は開けるかもしれないと進むことにした。



 荒れた林道は谷にさしかかると行き止まりになった。道は開けなかった。GPSで位置を確認すると、100mほど急斜面を登ると登山道があるようなので、目の前の斜面を登ることにした。植林なので登れないことはないはずだ。
 体力フルパワーで急斜面を登り切り、尾根の登山道に出ることができた。そのままその尾根を登っていくと陣場山の指導標が現れる。木の階段を上っていくと、陣場山の山頂の白馬が見えてくる。山頂周辺にはすでに多くの人が休んでいる。茶屋の前の階段を上ると、標高854.8mの山頂である。東京と神奈川の県境でもあるので、神奈川県の景勝50選にも選ばれている場所だ。青空の下、富士や丹沢、奥秩父方面の山を見渡すことができる。
 白馬近くのテーブルが空いていたので、そこで昼食休憩を取る。山頂は人の往来が多く、とりわけ外国人の姿が目立つ。



 陣馬からは明王峠方面へ向かう。余裕があれば高尾山まで行きたいところだが、高尾山は人が多いので、その手前で降りることになるだろう。とりあえず稜線を進んだ。稜線はいくつかピークがあるが、たいてい巻き道があるので、指導標がなくとも分岐は登りではない方を選んで進む。
 標高731mの明王峠に到着する。茶屋があるが営業してないようだ。それでもベンチでは多くの人が休んでいる。小屋の左にある道に進み景信山へ向かう。
 明王峠から500mほどで底沢峠になる。ここから陣馬高原下のバス停に降りることもできるが、引き続き景信山方面へ歩く。堂所山の巻き道に木が刈られて明るくなった場所がある。そこで休憩した。



 景信山の手前にはまだ若干雪が残っている場所がある。その辺りの道はドロドロで歩きにくい。裾を汚さないように気をつけて歩く。やがて景信山の山頂(727.3m)に到着する。もう昼も過ぎたので、茶屋の回りはそれほど人はいない。東京方面の眺望は、靄がかかって見えにくい。
 景信山からは小仏バス停へ下りることになった。尾根を一気に下り車道に出る。道なりに車道を降りていくと東名高速の小仏トンネル辺りの拡幅工事が行われている橋脚が見えてくる。そして間もなく小仏バス停となる。  バス停のトイレへ行く間もなく(行ったのだが)、タイミング良く高尾行きのバスが2台で来た。しかしながら乗客は少なく、後の1台はカラのまま出発した。
 バス停が京王の高尾口だったら駅前温泉に入るところだったが、JR高尾駅なのでそこで解散となった。横浜の自宅まで何度も電車を乗り継いで帰った。次に高尾方面の山へ行くときは、相鉄の新路線開業で楽になりそうだ。

Camera:CANON EOS M6