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北高尾山稜−東京都の山 北高尾山稜−東京都の山 ミシュラン高尾と違い閑散とした道 ミシュラン高尾と違い閑散とした道 【八王子城跡曳橋】
コース(タイム)霊園前(7:17)−城山−関場峠−(11:36)堂所山−(12:49)相模湖駅
《山概略》
頂上と書かれた場所に出るが、その先にはまだ階段が続いている。階段を登ると八王子神社がある。あずまやの中に祠があるような作りで珍しい。このあたりは道が分かりにくい。左手の高みの方へ行くと、二基の大きな石碑が建っている。その先に見晴台があるが、真っ白で展望がきかない。方角的に富士山が見えるはずだ。このあたりは山頂の位置が分からない。地図には城山(445.5m)とあるが、ガイドブックには深沢山(460m)と書かれているものもある。 《北高尾山稜へ》 八王子城跡には様々な遺物があるがそれらをゆっくり見ていると時間が無くなってしまう。目的の北高尾山稜はこれから縦走するのであって、下る場所によっては5時間以上かかることになる。下る場所は陣馬高原か相模湖駅の方かまだ決めていなかったが、とにかく歩かなければならない。 裏高尾縦走と書かれた指導標の方向へ進んでいくと峠のような場所に出る。指導標の示す方向は様々だが、堂所山と書かれている方へ進む。眺望のない樹林帯だが、開けた場所に出ると、天守閣跡と石碑があった。ずいぶんと山深いところに天守閣を造ったものだ。その先に富士見台という場所がある。もちろん富士は見えない。堂所山まで6.0km、陣馬山まで9.1kmとある。まだまだ先は長い。
縦走路はアップダウンを繰り返すがそれほど標高差はない。杉沢ノ頭(547m)を通過する。この時期はあまり花が咲いていないが、買い換えたばかりのデジカメなので、数少ない花を見つけては写真を撮る。今時のデジカメは手動でマクロモードにしなくてもシャッターを半押しすると自動的にマクロと認識してくれる。 縦走路は林道と合流する。合流点には詳しい周辺案内図があるのでこの先の道を確認する。林道は数十b歩くと左手の登山道と分かれる。この分岐を見逃すとあらぬ方向へ行ってしまうところだ。 山道に入り、ひたすら稜線を歩いた。小ピークがいくつかあるが地図には名前が無く、現地には指導標にマジックで手書きされている。黒ドッケを通過し大嵐山を通過。鉄塔の横を通過する。
小下沢風景林と書かれた看板のある関場峠に出る。小下沢林道へ下る道があるが、まっすぐそのまま進む。風景林と言ってもこのあたりは植林の杉林だ。坂を登り切ると樹林に囲まれた堂所山の頂上(731m)に出る。ベンチがあるのでひと休みした。堂所山は高尾・陣馬の縦走路にもなっているので人が多いかと思ったが、人の気配はなかった。このピークを巻いた道があるので、皆そちらを歩いているのだろう。ピークを下って巻き道の分岐にでると、多くのハイカーが行き交っていた。 分岐のすぐ先にある底沢峠に到着する。ここから道は三方向に分かれる。陣馬高原下(55分)、陣馬山(60分)、相模湖駅(1時間45分)である。天気が良く気分も乗れば陣馬山へ向かっても良かったのだが、単調な縦走路に飽きていたので下ることにした。新馬高原下からはバスの便が不安だったので、相模湖駅方面へ下ることにした。 杉植林の中をひたすら下った。人と会うことはなく底沢の集落に出る。舗装道を更に下っていき、相模湖駅と書かれた指導標に従って進む。左手に美女谷温泉の建物が見えてくるが、この温泉は旅館のようだ。気軽に入る雰囲気ではないのでそのまま通過する。
中央道の高架をくぐり、JR中央線に沿った道を歩いた。このとき後ろから猛スピードで歩いてきた一人のおばちゃんに無言で追い抜かれた。これまで平地を歩いていて人から追い抜かれることなどほとんど無かったのだが、このおばちゃんは何者だろうか。山から下りてきたわけでは無さそうだがトレッキングの格好をしている。後から分かったのは何かトレッキングのイベントが行われていたようだ。国道を横断するところで関係者が道案内だか交通整理を行っていた。 国道に出るとすぐにバス停がある。まず高尾方面へ行く時刻を見るとすでに出たばかりであった。道の反対のバス停に行き、相模湖駅方面を見ると運良く3分後のバスがあった。その待っている3分の間に次から次へと”イベント”参加者が通過して行った。 バスに乗り相模湖駅へ。そこから更に高尾駅まで行くのだが、その高尾駅から送迎バスに乗ってフロッピーという健康ランドの風呂に入るつもりだった。しかし、すっかり疲れて眠くなり、そのまま連絡している八王子方面行きの電車に乗り換え帰途についた。
Camera:SONY DSC-WX1
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