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曲岳・黒富士・太刀岡山-山梨百名山 曲岳・黒富士・太刀岡山-山梨百名山 山梨百名山を三つ周遊 山梨百名山を三つ周遊 【太刀岡山頂】
コース(タイム)観音峠林道(9:03)-(9:35)観音峠-(10:22)曲岳-(11:45)黒富士-(15:06)太刀岡山-(16:09)太刀岡山登山口
《山概略》
《曲岳へ》 通行止めゲートを越えて観音峠へ続く林道を歩いた。右手前方に見えているのが曲岳だろうか。30分ほどで観音峠に到着する。道は左右に分かれ、左手に行くと茅ヶ岳で右手が曲岳方面である。我々は右手に進み、引き続き舗装道を歩いた。しばらく進むと右手に曲岳登山口がある。ここからようやく山道となり、尾根状の山道を登った。道はけっこう急勾配だ。二人組の男性を追い抜く。 険しい道が続き、ロープ場が連続する。10人ほどの団体を追い抜き、そして崖っぷちのトラバースでは狭い岩の間を通り抜け、足場の悪い場所で緊張する。とても一般コースとは思えないところだ。しかし、危険な場所はこの辺りだけで、このあとは比較的楽なコースとなる。
ときどき、展望の岩場があり、そこに立つと雪が残る鳳凰三山や八ヶ岳の山なみを眺めることができる。曲岳はいくつかの偽ピークがあり、ようやく山梨百名山の標柱が立つ曲岳山頂(1642.4m)に到着する。山頂は樹林に囲まれて展望はあまりない。そこで小休止している間に先ほどの団体が通り過ぎた。この団体は林道のゲートの所に止まっていた観光バスの乗客らしく、千葉からわざわざやって来たそうだ。
《黒富士へ》 曲岳山頂を出発し、黒富士へ向かう。下り始めるとすぐに展望舞台という眺めの良い場所に出る。南側の展望が開けて、正面に富士の姿が見える。その手前には円錐形に尖った太刀岡山が見える。この日はそこまで行く予定だが、ずいぶんと距離がある様に見える。 黒富士まではアップダウンが続くが気持ちよく歩くことができる。八丁峠を通過し、升形山との分岐に突き当たる。左手の升形山は緩やかな坂が続いていて、その上には青空に白い雲が浮かんでいる。後ほどこの場所では昼食休憩を取ることになる。ひとまず升形山を背にして黒富士方面へ向かった。
途中、岩場の展望台に立つとまわりの山がよく見渡せる。雪を頂いた金峰山や岩峰の瑞牆山もすぐ近くに見え、先ほど歩いた曲岳の峰や茅ヶ岳も見える。展望台からはすぐに黒富士の山頂(1633m)に到着する。山頂では先ほどの団体が休んでいた。少し奥の方へ行くと眺めの良い休憩場所があったが、風が強く吹き込むのでこの辺りでの休憩をあきらめ、先ほどの升形山分岐で休憩することにした。 升形山分岐では小一時間休憩する。ここも若干の風は吹き込むがそれほど気にはならない。昼食はおにぎりと、共同食のカラーうどん。うどんにカレーを練り込んだ珍しいもので仲間が持ち込んだ。野菜をたっぷり加えたカレーうどんを頂いた。
《太刀岡山へ》 引き続き太刀岡山へ向かうのだが運転手の仲間とはここで別れることになる。申し訳ないことに、車を回収し、太刀岡山の登山口まで迎えに来てもらう為だ。 升形山分岐から太刀岡山方面は出だしで道が分かりにくかったが、少し黒富士方面へ歩き、右手の八丁峰を登ると太刀岡山に続く稜線となる。ここからはひたすら葉の落ちた樹林帯の中を歩くことになる。アップダウンが続き、鬼頬山(おにがわやま・1516m)のピークを通過すると一気に下りが続く。ロープが渡された急勾配を慎重に下り、鞍部まで行くと林道に合流する。越道峠とかかれた道標があり、太刀岡山までなお50分もあるようだ。 峠からは登り返しとなり、一直線の尾根を登ると太刀岡山の山頂(1322m)に到着したはずだった。しかし、山頂を示す道標も何もない。どうやらこの奥の少し低いピークが正式な山頂のようだ。少しくだって登り返すと。三角点と祠のある太刀岡山山頂(1296m)にたどり着く。山梨百名山の道標も立っているのだが、ここに来て初めてこの山が山梨百名山であることに気がついた。どうやらこの日は三つの山梨百名山を制覇したことになる。
太刀岡山から下芦沢への下りも急斜面が続く。途中、大きな尖った岩に突き当たるが、ハサミ岩というようだ。その岩を左に巻いて下るとクライミングのゲレンデがあり、クライマーが取り付いていた。ハングした岩で難易度の高そうな岩だ。岩の下では寝袋に入って寝ころんで挑戦者を見上げていた人たちもいた。 太刀岡山登山口は民家のすぐ隣に続いている。亀沢川まで下ると橋のすぐ横に仲間が迎えに来ていた。10kmあまりの山行を終え、温泉に向かった。
双葉周辺には温泉が多い。iPhoneで調べて露天風呂のある湯めみの丘へ行くことにした。双葉SAの少し先にその温泉はある。温泉の駐車場は満車だったが、ちょうど出場する車があり、そこに車を駐めた。駐車場は満車でも温泉はそれほど混雑はしていない。露天風呂からは鳳凰三山やその奥の南アルプスが見え、気持ちよく開放感に浸ることができた。温泉は良かったのだが、そのあとの食堂がいただけなかった。大広間で中華丼を注文したのだが、レトルトの中華丼だった。この食堂では調理というものを行わないようだ。あまり美味しくもない中華丼を我慢して食べ、後味悪く温泉を出た。 帰りの中央自動車道は渋滞もなくスムーズに(実は寝ていて中自動車道の記憶はない)進んで、八王子駅前に到着。ここで解散となり、横浜線と小田急と相鉄を乗り継ぎ自宅へ戻った。
Camera:NIKON COOLPIX P300
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