週末は野山にいます


大月周辺の山

高川山(2000.01.15)
岩殿山(2016.4.9)
滝子山(2012.10.20)
本社ヶ丸(2009.6.27)
九鬼山(2008.4.12)
百蔵山(2018.4.7)
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高川山-山梨県の山

高川山-山梨県の山

リニアが貫く展望の山

リニアが貫く展望の山

【高川山頂からの富士】

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○山行情報
日程 2023年12月2日(土)
山名(山域) 高川山(大月周辺
入/下山地 道の駅つる
メンバー 浜岡、山地、岡西、福島
行動時間 6時間39分
歩行 距離登り下り歩数
10.6km768m768m---歩

高川山マップ

○コース(タイム)

道の駅つる(08:05)-松葉登山口(08:30)-(10:32)高川山(11:25)-リニア実験センター-(14:34)道の駅つる

 《山概略》
 高川山は、山梨県都留市と大月市の境にある標高975.7mの山。中央線の駅から登れる山で、山頂からは360度の展望が楽しめる。
 【山梨百名山】【都留市二十一秀峰】【秀麗富嶽十二景】

 《アプローチ編》
 前回登ったのは2000年で、23年ぶりの訪問である。そのときは駅から登ったが、今回はマイカーでのアプローチである。当時は登山口駐車場が無さそうだったが、今回は道の駅つるで登山者も駐車できると言うことでそこを利用することにした。
 橋本駅で二人のメンバーをピックアップし、都留市に向かった。道の駅つるは2016年11月に開業した比較的新しい道の駅である。幹線道路に面していないので、駐車場は混むことはなく余裕がある。奥の方は電源サービスのあるRV PARKがあるなどアウトドア派には寛容な道の駅だ。

 《高川山へ》
 道の駅つるにはハイキングマップなどの案内板がないので高川山へ向かう道がよく分からない。先行して歩いて行く登山者に付いていこうとしたが、どうやら高川山へ行くわけでは無さそうで、少し歩いたところで引き返す。GPSの地図を見てしっかりと方向を定めて歩き始めた。高速道路の高架を左に見ながら車道を進めば良さそうだ。




 道なりに歩いて行くと左にカーブし、高架をくぐる。住宅地の中の道となり、四辻にようやく高川山への指導標が現れる。左折しても直進しても高川山へ続いているようで、直進して中谷口へ向かった。
 空き地に風化した石像が並び、その後を野良猫が歩いている。道は住宅地から離れ、水路沿いの山道へと続く。熊出没注意の看板を通過し、人気の無い植林の中へと入っていく。
 山へ入れば道は一本なので、迷うことはない。初めは緩やかな登りが続くが、やがて急な登りとなる。まわりは落葉樹が増え、足元は落ち葉の絨毯となっている。紅葉の季節には遅いのだろうが、時折赤い葉をつけたモミジが見られる。眺望もなく、黙々と登り、休憩を繰り返す。



 つづらの道を登り切ると稜線に出る。高川山は稜線を左に進む。稜線と言っても眺望はほとんど無く、狼煙台跡を通過する。道は少し下って登り返すと高川山の山頂(975.7m)に到着する。登山道にはほとんど人はいなかったが、山頂は多くの人がひしめいていて、休憩場所を確保するのも難しい。
 山頂から正面には富士山が見える。ここからの富士の眺めは、「都留市二十一秀峰」「秀麗富嶽十二景」のひとつとされている。多少雲がかかっているが、眺めは上々である。富士は左右に三ッ峠山と杓子山を従えている。
 高川山の山腹にはリニアの線路が貫いていて、山頂からその線路を見下ろすことができる。運が良ければ車両が通過する様子を見られるのだが、見ることができなかった。通過する音らしきものが聞こえるのだが、音が聞こえたときはすでに通り過ぎた後なので、目を離さずに根気よく待ってなければならない。(といっても毎日実験しているとは限らない)


 山頂で昼食を取り、記念撮影をしてから下山する。稜線の分岐からは来た道ではなく、田野倉駅方面の道を進む。稜線からは時々リニア実験線が見え、何度かリニアの車両が通過する様子も見ることができた。後から知ったのだが、この日はいつも以上に車両を走らせていたようで、運が良かったようだ。
 稜線から尾根を下るがかなり急な道である。注意しながら下り、植林帯に入るとつづらのコーナーに弁慶岩がある。謂われは分からないが、人よりやや大きな岩が地面から突き出ている。



 山道を下りきり舗装道に出る。こちらの方が登山口らしく、山火事注意の看板の前には何本も杖が立てかけてある。正面に九鬼山を眺めながら水路沿いの道を進み、高速高架の手前を右に曲がる。道の駅に戻る前にリニア館に立ち寄り、施設を見学した。何度も来ている施設だが、この日違うのは目の前を何度もリニアの実験車両が通り過ぎていくことだ。現在行われている実験は、笛吹市境川町から上野原市秋山までの全長42.8kmで、往復を繰り返している。リニアの開業は2027年以降となっている。
 リニア館では1時間ほど滞在し、道の駅へ戻った。この日は道志村の宿で温泉に入り、忘年会となった。

○立ち寄り湯情報
紅椿の湯★★★★
紅椿の湯 場所:山梨県南都留郡道志村小椿3888番地(TEL:0554-20-4500)
泉質:Ca・Na・硫酸塩泉(PH9.03)
料金:1000円・時間:10:00~21:00、無休
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS 6D Mark II