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燧ヶ岳-日本百名山 燧ヶ岳-日本百名山 夏の湿原、冬は雪原。残雪歩いて山頂へ 夏の湿原、冬は雪原。残雪歩いて山頂へ 【熊沢田代からの燧ヶ岳山頂】
コース(タイム)御池駐車場(7:39)-広沢田代-(11:28)燧ヶ岳(12:30)-熊沢田代-(14:12)御池駐車場
《山概略》
《燧ヶ岳へ》 今回も自分以外のメンバー4人はスキー装備で望むことになる。登山口は駐車場の奥の方にある。以前同じ時期に来たことがあるが、やはり今回の方が周囲の雪は多いようだ。樹林帯の中を燧ヶ岳の方へ向かっていくが、雪上は特に決まったルートはなく、あちこちに足跡やスキーのトレースが残っている。山頂方面へ向かって緩やかな樹林帯を登っていく。 雪は絞まっているので登山靴で楽に歩くことができる。ワカンも必要ない。最初の急坂を登り切ると、目の前に雪原が広がる。広沢田代といい、夏は湿原となる。この広沢田代からもう一つピークを越えたところにももう一つの湿原(雪原)がある。
広沢田代の木陰で小休止してから、直射日光の降り注ぐ雪原を進んでいく。目の前のピークは直接登らず、左の方へ回り込んでトラバースし、ピークを越える手間を省いた。 ピークの反対側に出るとふたつ目の雪原に出る。熊沢田代だ。ここに来てようやく燧ヶ岳の山頂が見えてくる。熊沢田代を横断し、急坂に取り付く。斜面をあえぎながら登っていると、上から二人組の女性がヒップソリで降りて来た。スキーヤーが多い中でヒップソリは珍しい。僕の持っているヒップソリより一回り小さくコンパクトだ。 俎嵓山頂直下は急坂で、雪の上を這いつくばるようにして登る。滑り落ちたら危険だが、こんな急坂は夏山ではどうなっているのだろう。何とか登り切ると、すでに山頂では多くの登山者が休憩している。山頂はハイマツが顔を出し、岩場の辺りだけ雪がない。
燧ヶ岳の山頂のひとつである俎嵓(2346.0m)からは360度の眺望が広がる。眼下には日本有数の高層湿原である尾瀬沼が見えるが、この時期は雪原となっている。日光方面の山もまだ雪をかぶって真っ白である。今立っているピークのすぐ隣にもう一つのピークが見え、それが柴安嵓(2356.0m)である。こちらの方が高いが、今回はそこまで行かない。山頂手前で四つんばいになって登っていく人の姿が見えた。 【山頂からの眺望】 左から至仏山、柴安嵓、平ガ岳、八海山、越後駒ヶ岳、未丈ヶ岳、浅草岳など。
山頂では宿で作ってもらった弁当を昨日に続いて食べた。普段山では腹一杯食べることはないのだが、この弁当は量が多く腹一杯になった。食事休憩をしている間にも次々に登山者はやって来て、山頂は賑やかになる。
山頂からの下山で本領を発揮するのはスキー組である。二つの田代は平地だが、その前後は快適に滑走することができるようだ。自分は尻ソリで降りていく。歩きよりは若干早い程度だ。それでも下りはかなり早く、二度ほどの休憩を経てあっという間に登山口に戻ることができた。 下山後は、檜枝岐の燧の湯に入り(前泊の宿で無料券をもらっていた)、一路横浜の自宅を目指す。西那須野塩原ICから高速に乗り、首都高、東名を乗り継ぎ、途中目立った渋滞もなく、23時過ぎには帰り着くことができた。
Camera:NIKON COOLPIX P300
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