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日本百名山

妙高山


MAP
道はしっかり山頂は質素な
日程 2002年8月14日(水)
山名 妙高山
山域 新潟県
入/下山地 笹ヶ峰
メンバー 単独行


横浜(8:00)=(17:40)笹ヶ峰(5:32)−(6:10)黒沢−(7:32)富士見平−(8:13)高谷池(8:38)−(9:15)黒沢池−大倉乗越−(11:20)妙高山(11:40)−(13:02)黒沢池−(14:01)高谷池

 朝日新聞に雨飾山に記事があり、それにつられて雨飾山へ行こうと思った。近くには妙高、火打もあり、一気に三山訪れることができる。スケジュールを立てたらまずは妙高山から行くことになった。初日は一日かけて登山口まで車を走らせることにした。時間はあるので、できる限り高速道路を使わずに一般道を走って新潟方面へ向かった。(今回は相模湖ICから妙高高原ICまで\5,850かかるところを一部区間のみ利用して\2,350に押さえた。帰りはさらに押さえて\1750。)
 朝の8時に横浜の自宅を出発。国道246号、412号、20号と走るが心配された渋滞はほとんど無く順調だ。国道20号にはところどころ仮設トイレが整備され、お盆の渋滞に備えているようだ。諏訪ICから高速に乗る。やはりサービスエリアを擁する高速道路は休憩する為にも便利だ。国道にも道の駅があるが、いつ現れるか分からないし、マップ上の道の駅を目指しても廃止されていたりするから信用できない。更埴ICで下りて国道18号を北上、長野市を横切り妙高高原に至る。最後のコンビニを逃してしまったため、妙高高原駅のほうへコンビニを探しに行く。国道の脇のコンビニを見つけ、明日の朝食と行動食を確保する。
 杉野沢から笹ヶ峰へ向かう山道では濃霧に覆われ視界が5mほどしかない。時速20km以下のゆっくりとしたスピードで車を走らせる。北陸から東北にかけては前線が停滞していたのは分かっていたが、明日の天気が気になる。
 笹ヶ峰にはキャンプ場や登山口に大きな駐車場があり、停めるのには苦労しない。トイレはキャンプ場の駐車場にあるが登山口の駐車場に車を停めた。下山してきた子供連れの家族に声をかけると、8時間かけて火打山を往復してきて、山頂では晴れ間もあったそうだ。パラパラと駐車場に雨が降り出し、車に潜り込む。
 雨は一晩中断続に降っていたが、朝は何とか持ち直していた。トイレ利用のためキャンプ場まで行くが、管理棟のトイレはさすがに綺麗だ(駐車場横のトイレは悪夢のように汚い)。気持ちよく用を足し登山準備に取りかかる。
【笹ヶ峰の駐車場】

 東屋が登山口となっている。


 登山口の東屋をくぐり抜け、樹林の中の木道を歩く。立派な木道がかなり続き、さすがに百名山ということもあり整備が行き届いている。木道があると言うことは急坂ではなく平地かなだらかな登り坂なので歩きは快適だ。気温もそれほど高くなく、汗が噴き出すということもないが、徐々に汗はかいてくる。40分ほど歩くと黒沢に行き当たり、橋を渡る。道は徐々に急坂となり、十二曲がりという標識を通過する。つづらを歩いているうちにだんだんとへばってくる。ずいぶんと歩いているような気がしながらも、休み休み登っていくうちに富士見平へ到着。ガスのため眺望は全くない。どんなに条件が良くても富士山は見えないと思うのだが。
 富士見平からさらに歩くこと40分でようやく高谷池ヒュッテのテン場に到着。水場でがぶがぶと水を飲んだがやけにぬるかった。よく見ると飲用不可と書かれていた。ぬるいのは池溏の水だからだろう。その後何ともなかったが。  テン場では、朝8時なのでおおかたのテントは撤収されているが、まだ2張りほど残っていた。撤収中の一人は今朝、火打山をやってきたそうだ。昨日は妙高をやっており、ちょうど僕と一日違いの同じルートだ。
【黒沢池ヒュッテ】

 下山時に立ち寄り、コーラを買って飲んだ(\300)。ここは空き缶持ち帰りらしく、ちょっと解せない。それとテン場も全区画場所指定で、決められた場所にしか設営できないようだ。厳しい...。


 テントを設営し、サブザックに最低限のものだけ詰め込み、妙高山へ向かった。木道に従って歩き、ひと山登ると茶臼山という標識が現れる。あまり山頂という感じもないがさらに先に進み、道を下っていくと目立つドーム状の青い屋根の黒井沢ヒュッテに行き着く。小屋の前のベンチでは一人のハイカーがこちらを窺っていたが、ノンストップで先に進む。大倉乗越を越え、鞍部状の三叉路へ出る。ここから山頂にかけての登りは非常に辛い。空荷とはいえ、数歩歩いては休憩を繰り返す。長丁場の山は久しぶりなので体力が落ちているのだろうか。このような辛い山歩きをしていると、部屋の中で寝ころんでいることがいかに幸せなことかと思えてしまう。そんなことを考えながら、なかなか山頂に着かないとぼやきつつも、ようやく人の話し声が聞こえてきたので山頂が近いことが分かる。
 登山道ではあまり人を見かけなかったが、山頂には10人近い人がいた。山名の書かれた立派な道標はなく、棒きれにマジックで書いただけの標識が三角点の横に突き刺さっていた。ここも眺望がよいらしいが、ガスのため何も見えない。岩に腰掛け軽く食事を取る。
【妙高山山頂のお花畑】

 妙高山山頂は標高2445m。


 妙高山からは来た道を高谷池のテン場まで戻る。まだ時間があるので、そのまま火打山も往復可能であったが、さすがに体力、気力的に無理であった。しかもここまでの歩きでかかとの上の方に靴ズレができて直系3cmほど一皮むけてしまった。まだ明るいうちからテントの中に潜り込み、明日の朝を待った。

明日は火打山


Camera:CANON Power Shot G2

NOYAMA
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