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日本百名山

大峰山

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 山頂一帯は修験者のためであろう宿坊やらお堂が多くあるが、どこも閉まっていて人が住んでいる気配がない。この時期雪に閉ざされているわけでもなく、信者たちはいったいいつ修行をしているのであろうか。 13:40、昼食を終え,ピークへ移動する。
【お花畑の標識】



 山頂の位置は分かりにくいが、お花畑(この時期はクマ笹畑)の中のわずかな踏み跡をたどって一等三角点のある立木に囲まれた山上ヶ岳(1719.2M)ピークへ立つ。
【山上ケ岳の一等三角点】



【山上ヶ岳〜洞川キャンプ場】
 帰りは来た道を引き返すが、途中遅れてきているぎやまんさんからパプニング発生の無線連絡。一本松茶屋で待っていたら、思いのほか早く追いついてきた。どうやら歩くのには支障のないハプニングであったようだが、ここではその内容については敢えて伏せておこう。
 16:10、大峰大橋の登山口まで降りてきてようやく、雨がやんだ。予定より時間をおしていたので、行者還ではなく洞川キャンプ場で泊まることにする。
 洞川キャンプ場は、ファミリーキャンパー相手の設備の整った施設なので料金が高い。3種類に分別するゴミ袋の料金だけでも¥500取られた。
 日が落ち暗くなりつつあるので、急ぎタープを張り、テントを設営。車で5分の洞川 温泉センターへと向かった。

洞川温泉センター(07476-4-0800)
●営業時間11:00〜20:00
●休館日毎週水曜日,国民の祝日の翌日,12/29〜1/3
●入湯料 大人510円
●温泉分析
 源泉26度,無色透明無味,水素イオン濃度8.2Ph,単純温泉(ナトリウム・炭酸水素温泉)

 温泉から戻って夕食となる。タープの下での焼き肉を開始。DAYさんはいつものコーラで3人はビールで乾杯。炭火の焼き肉は旨い。ぎやまんさんとユーサンはカレーも食べている。たらふく食ったところで寝ることにするが、ユーサンだけ別室のテントで就寝。それでもDAYさんは噂のいびきの威力を思い知らされるのであった。

【洞川キャンプ場〜弥山】
10/6
 二日目はDAYさんと二人で弥山登山の予定。すっかり夜も明けたところで起きだした。空は昨日とはうって変わって青空が広がり、山頂からの眺望が期待できそうだ。軽い朝食を済ませ、ユーサンに車で行者還トンネルの入り口まで送ってもらう。ぎやまんさんはまだ寝ている。国道から分かれると道は極めて細く、対面交通に苦労する。キャンプ場から30分あまりで、行者還トンネルに到着。既に多くの車が止めてあった。禁漁期間の釣り客と登山者の車であろう。
 ユーサンには6時間後の14時にまた迎えに来てもらうことにして、DAYさんと二人で弥山へむけ出発。7:55
 駐車場からすぐのところにキャンプ適地がある。直火の跡がいたるところに残されている。当初の予定はここで幕営であった。
 沢を横切るところでDAYさんがいないのに気づき少々待つ。キジかな。
 沢を渡ると急坂が続く、灌木の中で眺望が利かない中黙々と上へと目指す。

 8:37、尾根に出ると多くの登山者が休憩していた。ざっと十人くらいで、中高年女性は相変わらず大騒ぎ。まだ登頂もしていないのに弥山へ登ったことを自慢してやるんだと意気込んでいる。いくつか転がっている切り株に腰掛けて後続のDAYさんを待つ。
〜石休場宿跡(三角点1600.1M)〜聖宝宿跡〜弥山小屋
 10:00、モーターの唸る音が聞こえだし、まもなく小屋が見えてくる。開けたところに立派な山小屋が建っている。高見櫓のような水タンクの構造物は名山の山頂にはいささか目障りである。何故にこのような高見櫓のようなものを建てるのであろうか。

【弥山神社】

 弥山山頂は小屋を通り過ぎた弥山神社のところにあるようで,そこへ向かったが山頂を示す道標は確認できなかった。

【弥山〜橿原神宮前駅〜横浜】
【八経ヶ岳】

 弥山からさらに大峰山最高峰の八経ヶ岳へと向かう。ひと下りしたところはトウヒの立ち枯れが一つの景観をなし、そこからピークへ向け一気に登るが、山頂付近はオオヤマレンゲの自生地で鹿の被害から守るためのフェンスの扉を何度か通過する。オオヤマレンゲは7月の花なので今は全く咲いていない。

【オオヤマレンゲ自生地への門】

 10:35、八経ヶ岳(1914.9M)に到着。近畿地方の最高峰で、八剣山、仏教ヶ岳とも言うようだ。あまり広い山頂ではないが、既に二組の先客有り。弥山と違って眺望はすこぶる良い。天気も良く遠くまで見通せる。しかし昨日登った山上ヶ岳の山頂部はまだ雲に覆われている。
 地図上にはある山頂付近の水場をあてにしていたものの、見つけることができなかったので、昼食は暫く我慢して下ることにする。
 14:06、ほとんど予定通りに登山口へ到着。登山口で待ってるはずのお迎えはまだ来ていなかったので、アスファルト道を歩くことにする。何度か無線で通話を試みるが全く通じない。30分ほど歩いたろうか、休んで待つことになると、車中のぎやまんさんから突然無線による呼びかけが入った。
 それから数分で車の二人と合流し、帰途につく。途中狭い道でバックのできない年輩車と鉢合わせ、離合に時間をとられつつも暗くなる前に町に入り、橿原神宮前に到着。 ユーサンと別れ、ゆったり座れる特急乗車券を買い、17:57発で京都へ(18:49着)。京都駅で緑の窓口に飛び込み、新横浜に止まる新幹線との連絡がすぐにあったので、僕だけ二人と別れて横浜へ向かった(ひかり274:19:14発)。

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NOYAMA
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