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北アルプス裏銀座縦走−日本百名山 北アルプス裏銀座縦走−日本百名山 主要な名山を一気に踏破 主要な名山を一気に踏破 【前烏帽子岳からの烏帽子岳】
1999年の夏休みを利用して北アルプスの裏銀座を縦走した。裏銀座といえば烏帽子岳から西鎌尾根を経て槍ヶ岳へ至るのが一般的ではあるが、今回は槍ヶ岳は行かずに新穂高へ抜けるコースとなった。
【ホテル屋上からの眺望】 宿泊した、「大町ステーションホテル」の屋上(5F)からの後立山の展望。左から餓鬼岳、唐沢岳、七倉岳、蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳が見える。夕方は逆光だったので、朝日を浴びる早朝(5:30)に撮影。その後予約をしていたタクシーが6時にホテルの前に迎えに来ることになっていたので準備をして下へ降りた。 5:30 【七倉のゲート】 山ノ神トンネルからは一般車は入ることができない。タクシー会社も1社につき5台分だけ入場許可証が発行されているが(全2社)、6時開門で既に5台が先に入っているため我々の乗ったタクシーは先行のタクシーが戻って来て、許可証をバトンタッチしてから入場となる。(お盆の時期は各社10台になるそうだ) 6:39 【高瀬ダム】 タクシーはダムの上まで五回のつづら折りを登って到着する。料金は8,000円余り。3人で割り勘したため安く済んだ。(7:05) ここから烏帽子岳は見えないが、湖面の彼方に野口五郎岳が見える。 写真正面に不動沢トンネル入口がある。ここからは自分の足だけが頼りとなる。トンネルを抜け、不動沢吊り橋を渡る。左手にキャンプ地があるが、ダムが増水したら水没しそうな場所だ。 【水場】 濁沢で給水する。山小屋で水の販売は期待できるが、この後しばらく水場はない。この水場から北アルプス3大急登と言われる標高差1500mの急坂の登りとなる。このブナ立尾根には烏帽子小屋まで12番までの番号が振ってある。この水場が12で、9が権太落し、6が中ノ休み場、4が三角点、0が烏帽子小屋。 7:53 【三角点2208.5m】 水場から登ること2時間余りで三角点に到着。ここで、後続の仲間を30分ほど待つ。10:20 【ダケカンバの森】 樹林帯とは言え、20kg余りの荷物を背負っての登りはかなり暑いが、ときおり吹く風は心地よい。10:59 【烏帽子小屋に到着】 高瀬ダムから4時間半かかってようやく稜線にある烏帽子小屋に到着。小屋で300円の清涼飲料を買い、一気に飲み干す。普段飲んでも旨いとは思わないジュースであるが、汗をかいて疲れた後はやけにうまい。 11:59 小屋の前の道脇には植えたのだろうか、リンドウのお花畑が続いている。 【烏帽子小屋からの眺望】 烏帽子小屋から西を望むと赤牛岳、薬師岳、越中沢岳が見える。 12:11 【高瀬ダムと餓鬼岳】 烏帽子小屋とテン場の間にはヘリポートがあり、そこは展望台のように眺めがいい。14:07 【前烏帽子岳】 はじめはこの前烏帽子岳が烏帽子岳かと思ったが、この山頂に立つと、目の前に立派なオベリスクが立っていた。それが本当の烏帽子岳だった。 14:15 【前烏帽子岳からの烏帽子岳】 それまで見ることができなかった、烏帽子岳の山頂であるが、前烏帽子岳からようやくその姿が見えてくる。烏帽子の形をした烏帽子岩からその名前が付いたことが分かる。 14:27 【烏帽子岳頂上オベリスクの基部】 日本二百名山の烏帽子岳山頂(2628m) 15:01 【餓鬼岳と燕岳】 15:18 15:59、テン場に到着。 烏帽子岳からテン場に戻ると、仲間の一人が急に高山病を訴えた。小屋常駐しているレンジャー(?)のアドバイスもあり翌日下山させることになった。この時点ですっかりこの山行のモチベーションは下がってしまったが、気を取り直して、彼を高瀬ダム近くまで見送ってから縦走を続けることにした。 15:59
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