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蓬莱山-日本三百名山 蓬莱山-日本三百名山 山頂一帯はレジャーランド 山頂一帯はレジャーランド 【打見山と琵琶湖を望む】
コース(タイム)バレイ駐車場(9:20)-(12:46)打見山-(13:18)蓬莱山-(13:40)笹平
《山概略》
《蓬莱山へ》 エアコンの効いた車から外に出ると、卒倒しそうな暑さである。駐車場には蓬莱山山頂方面と書かれた指導標があるので、それに従い舗装道を進んでいく。少し登ると、いきなり「登山道通行止め」の掲示板が道をふさいでいる。台風による倒木のため通行できないとのこと。なんと言うことでしょう。プランBへコース変更を余儀なくされる。 プランBはゴンドラの軌道を右の方へ回り込むコースである。駐車場の舗装道をしばらく下り、キタダカ道へ入っていく。道が林道になると、黄色い登山ポストがある。その先に、クロトノハゲ・打見山を示す指導標がある。 道は車も通れそうな林道で、樹林帯の日影である。それでも蒸し暑さは相当なものだ。相棒は体調が悪そうで、少し歩いては休むことが続いたが、ついにギブアップ。考慮の末、彼は駐車場に戻り、自分は登山続行することになった。
道は登山道らしく狭くなり、急坂が続く。いつもよりペースが遅いと感じるのは、やはり暑さのせいだろう。体力の消耗が激しい。道には倒木が多く、こちらも台風被害だろうか。倒木を乗り越えて進む。目の前に巨大な杉の木が見えてくる。天狗杉と言うらしい。まわりは倒木が大いが、この杉はしっかり根を張って生長したようだ。 2時間半ほど歩いて、ようやくクロトノハゲという場所に出る。急坂はたぶんここまでである。砂地の見晴台のような所で、足場が悪いが、琵琶湖を見渡すことができる。左手の山並みは比良山系の山並みで、武奈ヶ岳まで続いているはずだ。見えてる山の一つがそれかもしれない。 クロトノハゲから少し登ると稜線に出たのか、登山道に草地が多くなり、明るくなる。真心の塔を通過し、琵琶湖の方へ突き出た見晴台にでる。先ほどより眺めは良く。琵琶湖大橋の方が見える。右手の方には緑の草原となった蓬莱山の斜面が見えている。
下から客を満載したゴンドラが登ってくる。そのケーブルの下をくぐり、天命水と書かれた鳥居の前を右手に進む。急な階段を残りの体力を振り絞って登ると、観光客がウロウロしている打見リフトの前に出る。もはや山ではなくレジャーランドのようだ。このあたりが標高1108mの打見山山頂だが、それらしき目印を見つける余裕もなかった。 トイレの近くで座って休んでいると、相棒がゴンドラで登ってきて合流する。駐車場で休んだら元気が出たようだ。打見リフトに沿って打見山を下り、蓬莱山のピークに向かう。
打見山と蓬莱山の鞍部は、笹平と言うらしい。標高は1063m。ここから更に蓬莱山までホーライリフトが続くは、ここは最後まで自力で登ることにする。残りの標高差は110mほどだ。 草原の斜面を一歩一歩踏みしめながら登る。途中様々な遊具があり、親子連れが楽しんでいる。左手には琵琶湖が見えている。山の上だからと言って大して涼しくはなく、太陽の熱が遮るものなく、直接降り注いでいる。 左手に半円形のテラスが現れる。琵琶湖の展望台のようだ。そちらに近づかず、そのまままっすぐ高みへと進むと、一等三角点がある。蓬莱山を示す標識はないが、ここが山頂だろう。少し先には方位盤がある。白山や若狭湾、鈴鹿山脈が見えるらしい。この日は晴れていたが、遠方は雲が多く、遠くは望めなかった。
山頂で小休止し、再び草原を下る。打見山への登り返しは、ついにギブアップし、400円払ってリフトに乗る。打見山からはゴンドラ1400円(これは当初から利用する予定)。登りは3時間かけたが、ゴンドラは10分足らずのあっという間で、下界へ降り立った。 下山後の温泉は、琵琶湖大橋を渡った先にある守山天然温泉ほたるの湯へ。JAF割引があり若干安くなった。 今回、関西に来た目的は、佐川美術館で田中一村展を鑑賞するためであった。この日は草津のホテルに泊まり、翌日、長浜城とその美術館に行き、目的を果たした。更に帰りの新幹線まで時間があったので、平等院まで足を伸ばしてから自宅へ帰った。
Camera:CANON EOS 6D Mark II
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