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日本三百名山伊予富士 |
富士の名の付く山は全国に130山ほどあるという。伊予の富士は石鎚連山の一部で、富士に似た姿を見るのはちょっと無理があるようだ。それでも山頂からは360度の展望があり、条件がよければ中国地方も見渡せるようだ。 高知自動車道のSAで夜を明かし、伊野ICで降りて一路寒風山トンネルを目指した。 【新寒風山トンネルの手前より】 四国の背骨である石鎚連山が見えてきた(6:32)。道なりに車を進めると、真新しいトンネルに突入した。カーナビにはないトンネルだ。やけに長いトンネルだなあと思っていたら、いつの間にか愛媛県側に出てしまった。行き過ぎである。実は新寒風山トンネルが完成していたのだ。急きょ車をUターンさせ寒風山トンネルに続く旧道に向かう。 旧道に入るやいきなり道幅が狭くなり、車が一台やっと通れる程度だ。以前剣山でも悩まされた四国特有の国道だ。対向車が来ないことを祈りながら、つづら折りの道路を走らせる。幸い朝も早いことから対向車は来ず、何とか寒風山トンネルの駐車場に到着。 駐車場には先客のハイカーが登山準備をしていたが、何を思ったか皆車に乗り込み、瓶ヶ森林道(アスファルト)を西の方へ行ってしまった。 登山口は一見分からなかったが、トンネルの左手の藪の中であった。いきなり急坂で、20分ほどひたすら登ると視界が開け、桑瀬峠に出る。 【伊予富士と石鎚山】 桑瀬峠からなだらかな稜線歩きとなる(7:30)。眺めも良く気温もちょうど良いため、まさに登山日和であると言いたいところだが、風が強くうるさい。笹原のうねりが風の動きを伝えている。映画『シンレッドライン』の様な光景だ。 【伊予富士】 伊予富士山頂直下までは、ゆるやまな道をのんびり歩く。日曜日だというのに他の登山者は全くいない。(8:03) 【山頂からの360度パノラマ】 最後の急坂を登りきると伊予富士の山頂(1756m)に到達する(8:20)。山頂に誰もいないのは久しぶりのことだ。360度の眺望も自分だけのものだ。写真も気兼ねなく撮ることができる。左から、寒風山、笹ヶ峰、鷹ノ巣山、瓶ヶ森、石鎚山。全て登山道でつながっている。 【駐車場へ】 桑瀬峠からの下りはあっという間に駐車場へ着く(9:24)。駐車所は車がかなり埋まっている。ほとんどが伊予富士ではなく桑瀬峠から反対側の笹ヶ峰に行くようだ。 下山時間が早いが予報では天気は下り坂で雨になるとのことであった。中追渓谷観光温泉に入り、高知へ向かう途中雨が降り出した。 Camera:CANON Power Shot S10 |
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