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日本百名山

立山

[初日] [二日目] [三日目]

MAP
一寸先はガス、ここがあの室堂?
日程 2003年08月21日(木)
山名 立山
山域 北アルプス
入/下山地 室堂
メンバー 単独行
【カシミール3D使用(称名滝から北へ8km、対地高度7000mからの眺望)】
前日・初日の行程
横浜(11:20)=上野原IC=中央道原(15:05)=諏訪IC=安房トンネル=(19:40)立山駅(6:00)=美女平(6:40)=(7:30)室堂−一ノ越−(8:51)雄山(9:02)−富士ノ折立−真砂岳−別山(10:49)−(11:43)劔沢キャンプ地
全区間初日二日目三日目
沿面距離25.0km6.5km13.0km5.5km
累積標高(登り)2,579m910m1,641m28m
累積標高(下り)4,006m819m1,478m1,439m
行動時間17:5004:1010:3003:10


 夏休み前半に荒島岳へ行ったものの、あまりの天気の悪さにいったん横浜の自宅へ帰っていた。そして前線が弱まり、太平洋高気圧が頑張ってくれるのを見越して、再び安房トンネルを越えてやって来た。本来なら白山を登るはずだが、盆明けから工事のため一部登山道が通行止めになるらしく、白山は取りやめた。そして、立山駅から室堂入りし、立山・劔・奥大日岳を縦走することにした。  首都圏から室堂というと、扇沢からアルペンルートであるが、三日前に行った荒島岳が意外と近かったので、安房トンネルを越えて立山駅まで行った。横浜からは8時間ほどかかった。  午前6時前の立山駅の天気は曇り空で、ロープウエイ駅の改札の上にあるモニターによると、室堂の天気は小雨で、視界不良とあった。これまでさんざん雨に降られ、前線も弱まりつつあると見込んできただけに、のっけから落胆である。それでも始発のロープウエイに乗り美女平へ。そこからバスに乗り換えるのだが、ここでは10kg以上の荷物料金を取られる。体重計が準備され、多くの人がそのウエイトを気にしているようだが、僕の場合は計るまでもなくさっさと料金を払って、所定の場所にザックを置く。
 美女平から室堂へのバスの始発は6時40分で、始発のロープウエイとバスの連絡はスムーズでない。20分後の2番手のロープウエイとちょうど連絡する形となった。バスは何台もあるようで、乗りはぐれることはないようだ。一番前の席に座り眺望を期待する。バスが発車し、最初の見どころは道路脇の巨大杉だ。まるで屋久杉のように立派なもので、樹齢は2000年だとか。その次に、展望台からの称名滝。日本一の落差がある滝だそうだ。この滝は後日ゆっくり見ることになるはずであったが..。滝見を終えたあたりで、バスはガスの中に、そして自分は眠りに落ちた。
 気が付くとバスは室堂に到着していた。バスターミナルから出ると、我が目を疑った。これがあの室堂か。ガイドブックやらポスターなどでよく見た雄大な山々が迫る室堂なのか。目の前にあるのは一面のガス。真っ白で右も左も分からない。ここが近所の裏山なら何も考えずにとっとと帰るところである。しかしここまで来て帰るわけにはいかない。自分予報では天気は好転するはずである。とりあえず何とか案内板を見つけ出し、一ノ越が右斜め前方の道を進めばいいことが分かる。視界は数メートルだが道ははっきりしているので何とか前進する。

【あこがれの室堂はガスの中】

 足下しか見えないが、とにかく前に進もう。


 一ノ越まではほぼ直線をゆっくり登っていく。最後はつづらになっており、登り切ると標高2700mの一ノ越に到着する。引き続き左手の雄山方面へ行く。尾根づたいの登りは本来は眺めが良く、室堂を見下ろせるのだろうが、ここではただひたすら登るだけである。カメラの出番もない。一ノ越から40分ほどで一等三角点のある雄山山頂に到着。その先に雄山神社があり、7〜8人の登山者が休憩している。神社の中からは太鼓の音も聞こえ、お払いをしているのだろうか。この先の頂上参拝には料金が必要であった。月山の時もそうであったが、どうもこの手の散財にはケチってしまう。頂上参拝は少し離れたところから見るだけとなった。

【立山頂上】

 立山は日本三名山、日本三大霊峰の肩書きを持つ。古くから山岳信仰の対象となっており、開山は701年。雄山、大汝山、富士ノ折立を立山三山という。


 雄山を後にし、先に進む。視界の悪い中、大汝山、富士ノ折立、真砂岳、別山と越え、劔沢に向かって下っていく。雲の下に出たのか、にわかに視界が良くなり、劔沢小屋が見えてきた。広いキャンプ場にはテントも多い。この先劔岳まではテン場がないので、ここで幕営することにする。小屋に幕営料金を払いに行くと、記念品とかでキーホルダーをもらった。テントを張り終えてもまだ昼前である。天気が良ければカラ身で劔を往復できそうなものだが、明日に期待してテントにもぐり込む。

Camera:CANON EOS 10D

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