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雨乞山−愛知県の山 雨乞山−愛知県の山 渥美半島を一望する展望の山 渥美半島を一望する展望の山 【雨乞山頂】
コース(タイム)揚水機場前(12:08)−雨乞山−(13:05)揚水機場前
《山概略》
《雨乞山へ》 伊川津揚水機場横の道を奥へ進むと、右側に貯水池がある。雨乞山の麓に貯水池があるというのはいかにも雨の少ない土地なのだろう。この半島には田圃はなく、ほとんど畑であった。メロンが特産と言うが、メロンは水が少なくても育つのだろうか。貯水池のすぐ前に雨乞山の登山口があり、一応道標が立っている。 登山口からはいきなりの急登である。山は小さければ小さいほど傾斜はきつくなるもので、この山も多分に漏れない。鹿児島の開聞岳などは山を螺旋状に周りながら登るため、それほど急勾配ではない。しかし雨乞山は山頂に向かってほぼ直登である。ロープを伝いながら登らないと足がずるずると滑り落ちていくほどである。 急坂を登り切ると貯水池がある。こんな山の中腹に作らなくても、下界にはいくらでも土地があるように思われるが、何か訳があるのだろう。池は網で覆われていて落ち葉やゴミが入らないようになっている。 中腹の貯水池の少し先に岩場の展望台がある。北の方の展望が開け、伊川津の町並みや渥美湾を見渡すことができる。足もとの岩場をよく見ると、丸い円盤がはめ込まれ、四等三角点となっている。標高は書いていないが、地図では148.1mとなっている。
三角点から先は見通しの良い尾根歩きになる。西の方には頂上付近に鉄塔が建つ大山が見える。そこまで縦走路は続いていて、2時間ほどで行けるはずだ。 背丈ほどの樹林の中を進み、右手に雨乞神社への分岐があるので寄ってみる。数十メートル先に岩壁があり、穴のようなところに小さな祠が置かれていた。古くから雨乞いのために祈られた神社だろう。 分岐に戻り、岩を登っていくと雨乞山の山頂(233m)に到着する。わずかな標高だが渥美半島を一望できる場所である。天気にも恵まれ絶景が広がる。渥美湾には車両運搬船だろうか、大型の船が浮かんでいる。トヨタの田原工場から出荷されるのだろう。田原市は豊田市と共に法人収入の9割がトヨタからのものであるらしい。
山頂で10分余り滞在したが、他に誰も訪れることはなく静かな山頂を楽しむことができた。海を見る山はなかなか無いものである。下山は来た道を戻り、車のところに到着したのは出発からちょうど1時間ほど経った時だった。 渥美半島をサイクリングしている仲間との合流までまだ時間があるので、伊良湖岬まで車を飛ばした。行ってみることにした。岬の駐車場に車を止めて遊歩道を歩いたが、恋路ヶ浜はその名とは裏腹に、海は荒れ波が音をたてて寄せてきていた。 【灯台】 渥美半島にはこれと言った観光地はない。温泉もないので、下山後の楽しみと言ったら食べることになる。それでも一応の見所として、半島の先っぽの伊良湖岬の灯台と日出の石門を訪れた。 【日出の石門】
Camera:SONY DSC-WX1
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