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衣笠山・滝頭山−愛知県の山 衣笠山・滝頭山−愛知県の山 秋のたはらアルプスお気軽周遊 秋のたはらアルプスお気軽周遊 【滝頭山からの衣笠山と蔵王山】
コース(タイム)滝頭公園(9:07)−自然歩道入口−(9:34)衣笠山−仁崎峠−(10:10)滝頭山−(11:00)滝頭公園
《山概略》
左手に浄蓮寺の山門が見えてくる。そしてその先の左手に衣笠自然遊歩道の入口があり、横断歩道もしっかりある。登山口の案内板で遊歩道のコースを確認してから山の中へ入った。 雑木林の中は階段状の坂が続いている。タイミング良く足を運べない段である。道の脇には花がよく咲いていて、息切れしつつも写真を撮りながら登っていく。途中、鳳来寺ユリの緑の葉だけが伸びた群落があったが珍しいのだろうか。 藤七原湿地からの道と合流し、平地歩きになると右手に駐車スペースが見えてくる。そこには立て看板があり、登山道の一部が工事のため通行止めとなっていることが書かれている。今回予定していたコースに影響があるが、迂回ルートを使えば良さそうだ。工事は衣笠山の山頂に作業施設を作るためのモノレール設置工事らしく、けっこう大がかりなものだ。 山頂への直登の道になり、再び急坂となる。松尾岩を回り込んで登ると、南の覗きという展望台に出る。岩の上に立つと田原の市街が一望でき、海岸線も見える。 衣笠山の山頂(278.4m)にはあっけなく到着する。はじめはそこが山頂とは分からなかった。一帯は草木が伐採され、穴が掘られ、まさに工事現場だったのである。その現場の隅の方に三角点があり、岩の上に祠があったので、山頂であることが分かった。その祠のある岩を登ると、北西の眺望を見ることができる。三河湾に向かって多くの風車が立ち、その向こうには岡崎市街も見えている。さらに右の方には、衣笠山の隣の蔵王山があり、山頂には一基の風車と大きな建物が建っているのが分かる。 《滝頭山へ》 衣笠山山頂から仁崎峠へのショートカット道は工事のため通行止めで、来た道を下った。松尾岩を越え、平坦な道まで下ると右手のトラバース道に進む。快適な広い道で、眺望はないが、道ばたの花が目を楽しませてくれる。展望台のようなあずま屋があるが、そこからも眺望を得られない。 分岐があり、なだらかな道と急階段に分かれる。どちらも仁崎峠には向かっているようだ。ここは急階段コースを選んでまっすぐ進んだ。はじめは登りだったがすぐに下りになる。その下りがとんでもない急な下りだった。砂地に落ち葉まで落ちていて良く滑る。気を抜くと峠まで落ちてしまいそうな坂で、慎重に下った。
仁崎峠には道路が横切っていて、駐車場もある。駐車場からは北西の眺望が得られるようだ。駐車場には立ち寄らず、道路をそのまま横切って山を登り返した。滝頭不動尊に下る分岐を左に見て、北の覗きを通過、そのまま真っ直ぐ進むと、滝頭山の山頂(256.4m)に到着する。 山頂には以前施設があったのか、コンクリートの基礎が残っている。ここからの眺望は余り良くないが、衣笠山と蔵王山が二つ並んで見えている。少し休んで先へと進んだ。 滝頭山を下ると、車を駐めた滝頭公園へ戻れるはずである。途中、恐竜の背というところを通る。岩が尾根に沿って細長く続いているのである。そこからの眺望は素晴らしかった。渥美半島が一望でき、条件が良ければ富士山も見えるところだった。この日は快晴でも遠くは靄っていた。
下り道は狭くなり藪っぽくなる。ミツバ回廊への分岐があるが季節は3月なのでそこは寄らずにまっすぐ下る。急な下りがあり、設置されたロープを伝って下った。下りきると石像があり、水場がある。そして右手の方に滝頭不動滝があるので寄ってみる。小川に架かる小さな橋を渡った先に落差5mほどの滝があり、その周りには数十体の石像がある。近くに滝頭不動尊があるが、天平時代からの由緒あるお寺で行基とも関わりがあるようだ。 滝頭不動滝を後にし、滝頭不動の建物の脇を通り抜ける。石段を下ると広場のようなところに出る。そのまま進むと山の上からも見えていた池の横に出る。舗装された遊歩道を歩き、野球場が見えてくる。駐車場は野球場の向こうである。駐車場には公園管理事務所のセンターハウスがあり、中でたはらアルプスのトレッキングガイドのパンフレットを入手する。歩く前に欲しかったが、今歩いたコースを確認した。
昼前に下山したが、この日はもう一つ登る予定だった。西へ10kmほど行ったところにある雨乞山である。その前に腹ごしらえをするのだが、これも行く場所は決めていて、三河田原駅近くのグリル華である。そこの三河湾のあなご天丼を求めて車を走らせた。
Camera:SONY DSC-WX1
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