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宮路山・五井山-愛知県の山 宮路山・五井山-愛知県の山 三河湾を一望する低山散歩 三河湾を一望する低山散歩 【五井山頂からの眺望】
コース(タイム)第一駐車場(10:08)-(10:25)宮路山-(11:14)五井山-(12:27)第一駐車場
《山概略》
《宮路山へ》 駐車場には宮路山遊歩道案内図がある。案内図によると山頂までは2本のコースがあるが、所要時間は15分とわずかである。赤坂駅まで65分となっているので、駅から登ることもできるようだ。案内図の後ろの道を挟んで反対側に宮路山登山道入口があり、階段で始まる。 登山口の階段を上ると分岐があり、左手が赤坂駅と山頂、右手も山頂となっている。右手の山頂の方が所要時間が短く、17分となっている。右手に進むことにした。 宮路という名称は更級日記など古代の文献にも登場するようで、東海道が開通する前は宮路越えの道があったようだ。その宮路古道切り通しが今回の道と重なっている。かつては多くの人が行き交っていた道なのだろう。少し歩くと再び分岐と案内板があり、右手に進む。 第一駐車場からだと大して歩いていないが、ベンチやあずま屋が多く、休憩を誘っている。北面の道はやや凍っていて、雪も少し残っている。もう少し降るとアイゼンが必要かもしれない。宮路山頂にかけての上り坂周辺はコアブラツツジの群生地のようだ。春は白い花、秋は紅葉が楽しめるようだが、この時期は枯れ木である。
難なく宮路山の山頂(361m)に到着する。山頂には宮路山聖跡と書かれた大きな碑が目立つ。その碑の向く方向に三河湾や弓張山地が一望できる。明後日は元旦だが、ここで初日の出を拝む人もいるのだろう。 山頂は日だまりになっているが、風が強く寒いので、のんびり休むわけにはいかない。一通り写真を撮って五井山へ向かうことにした。
宮路山山頂を少し下ると、五井山への分岐がある。指導標によると3.1km、50分とある。これを往復することになる。五井山までの縦走路はほとんどが樹林帯で、眺望はない。しかも上空では強い風がうなり声を上げて流れていて、樹林帯といえども風が吹き込んでくる。風は塊となって移動しているようで、音によって近づいては遠ざかっていく様子が分かる。 宮路山では人と会うことはなかったが、縦走路では数人とすれ違うことができた。暮れの忙しい時期なのだろうか、総じて登山者は少ないようだ。 登山道は林道と平行して延びているようで、ときどき右手に林道が見える。そして階段状の坂を登るとその林道に出る。林道を右手に少し歩くと、右手に再び登山道が続いている。その登山道に進んだが、実はそこは行く必要が無く、再び林道に出ることになる。続いて林道の左手に五井山頂を示す指導標があり、その方へ進むと五井山山頂(454.4m)にたどり着く。
五井山頂は宮路山山頂以上に眺望が良い。三河湾は意外と大きく、地球の丸みを感じさせるほどだ。渥美半島の山なみや、知多半島も見える。湾岸に広がる町並みは蒲郡市だろう。五井山は豊川市と蒲郡市の境に位置し、蒲郡方面が一望できるようになっている。このような素晴らしい眺望の地だが、なぜか蒲郡側からの登山道はなく、市の観光協会のサイトでも五井山は紹介されていない。 五井山頂から来た道を戻るのだが、指導標は国坂峠経由御堂山を指し示している。先ほどの林道が国坂峠へ向かっているのだろう。帰り道は足早に歩いて宮路山の方へ向かった。 宮路山直下の分岐からは登ってきた道とは違う道で下った。山の斜面に立つ立派な展望あずま屋に立ち寄るが、ここからは海は見えず山しか見えなかった。駐車場まで戻り、いつもなら温泉を考えるのだが、周辺に適当な温泉はないので今回は入らないことにした。ちょうど昼時なので、御油まで移動して五味八珍で浜松餃子の定食を食べた。 引き継き西へ向かって車を走らせ、翌日の大晦日に歩く予定の奈良県の大和三山に備えた。この日の宿は、伊賀の道の駅で車中泊となる。 Camera:NIKON COOLPIX P300
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