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もう一つの中国はもう初夏 |
日程 |
2003年3月16日〜3月18日 |
山名 |
無し |
観光 |
台北市およびその周辺 |
費用 |
\7.5万 |
登場人物 |
Mさん、ガイド |
3/16 |
横浜=成田=中正国際空港=野柳=ホテル(圓山大飯店) |
3/17 |
ホテル=九ふん=台北市内=故宮博物院=士林=ホテル(圓山大飯店) |
3/18 |
ホテル=中正記念堂=龍山寺=中正国際空港=成田 |
【3月16日(日)】
ツアーの集合が成田空港に8時というかなり早い時間であった。成田までが一旅行なので、自宅最寄りの駅では始発電車に乗ることになった。横浜5:40発のエアポート成田は思いのほか混んでいた。大半が成田へ行く客であるようだ。このエアポート成田は意外と早い。成田エキスプレスより19分遅いだけだ。料金は2500円ほど違う。それにしても神奈川県には840万人の人口を抱えながら国内空港すらない。国際空港に至っては隣の隣の県まで行かなければならない。不便な都市だ。
成田空港も多くの人でごった返している。今回同行のMさんと合流し、旅行会社のカウンターで航空券を受け取る。
搭乗口からはバスに乗せられ、けっこう離れたところの駐機場まで連れて行かれる。格安ツアーではあるけれど、飛行機は日本アジア航空のB747だ。機内は満員で定刻通りに出発。前回の中国行きでは中国の航空会社であったため、搭乗員も中国人であった。そのため機内から外国を実感したものだが、今回は搭乗員は皆日本人なので、台北に着くまでは外国を実感できそうにない。
機内では早速、水分を振る舞われる。最初はビールで、お茶やコーヒーなどを次々に補給。その間、機内食を食べる。
台北の空港に到着。日本は10時に飛び立ち、日本時間の14時に到着。こちらの時間は13時になる。入国審査を経て、ロビーに出ると多くの人が乗客を待ちかまえている、手に手に名前の書かれた用紙を持っている典型的な姿だ。その中に我々を迎える現地旅行社の案内人を見つける。ツアー客が集まり、そこではじめて今回のツアー客が40人以上いることがわかった。待っている間に、ロビーの売店を見ると値段付けがほとんど日本と変わらなかった。どうやら物価は高いようだ。全員がそろったところで、2台のバスに分乗して出発。
バスは高速道路を市内に向かって走るが、市内では降りずに台湾北部の野柳風景特定区へと向かう。途中料金所を通過するが、台湾の料金所係員は皆若い女性だ。学生のバイトだろうか。日本では年配の男だが、ドライバーにとっては当然前者の方がうれしい。
【野柳】
【ローソク岩】
野柳風景特定区は観光地で、駐車場には多くの車が止まっている。円筒状のイルカショーの施設とそのまわりを取り囲むように様々な露店が出ている。ツアー一行はそこには近づかずに隣の特定区の園内へと入っていく。最初に園内の説明をする映画(日本語)を見せられ、海岸の方へ移動して奇岩奇石を見学する。ここ一番の目玉は、クレオパトラの横顔に似た石であるが、遠くからの見学となった。カメラのズームでもちょっと遠い。あそこに行かないのかとガイドに尋ねると、時間がないので行かないとのこと。それでも近場には奇岩がたくさんあるのでそれらを見て回る。このあたりの客は、半分は日本人が占めている。残りの台湾人は家族連れや若い人たちが多い。台湾人も日本のメーカの最新のデジタルカメラを使っていた。
ひとしきり奇岩群を見学し終わって、バスへと戻る。先ほどの露店など見て回りたかったが、ハードスケジュールのツアーなので許されない。バスは台北市内へ向かう。高速道路を走るバスが台北市内へとはいると、車窓からは今回宿泊するホテルが見えてくる。いかにも中国らしい朱塗りの大きな建物だ。国内外の貴賓も泊まるという五つ星の圓山大飯店である。小高い丘に立っているのでよく目立つ。
【金玉満堂湘菜店内】
バスは市内のレストランの前で停車した。店の名は「金玉満堂湘菜」、ガイドがうれしそうにその名を日本語発音した。この店で夕食だ。内容はミニ満漢全席。満漢全席とは「中国料理で、二〜三日かけて食べる、山海の珍味を集めた料理の称。」(infoseek辞書)で、100種類以上有るらしいが、ここでは15種類が出るようだ。もっとも格安ツアーの食事なので珍味ではなく、一般的な中華料理であったが、量も多く食いでがあった。宮廷衣装と思われる姿のウエイトレス(若くない)や宦官が、大皿から小皿へ取り分けてくれた。その宦官、私の横で取り分けているときに、コップのビールを倒してくれてテーブルは洪水状態。ナプキンがあったため膝への被害は少なかったが多少濡れた。宦官は対不起(Duibuqi:申し訳ない)も言わずにちょっと拭いただけで黙々と取り分け作業を続けた。
食事のあとは、「さあ、皆さんこれからセブンイレブンへ行きましょう」と、ガイド。台湾まで来て何でや、と思ったが、ガイド曰く、ホテルの水は飲めない、腹が空いても近くにコンビニがない、ホテルの品は高い、というのが理由らしい。大型観光バスが2台、小さなセブンイレブンの前に停車し、乗客が移動する。今回台湾元を使うはじめてのチャンスだが、特に買うべきものも思いつかないので、隣近所の店を見学することにした。電気屋にはいると、日本とは変わらずに携帯電話やらデジカメ、コンポなどが売っていた。コンポは日本円で一万円以下だったので、安いように思ったが、聞いたこともないメーカであった(そもそも日本以外のメーカは知らない)。
台湾の店で客に渡すレシートには宝くじの番号が刷り込んでいる。定期的(6ヶ月?)に抽選があり、1等は結構な金額になるらしい。そのため台湾人はレシートは必ず受け取り保管するという。これは国が主催するものらしく、脱税対策がその目的らしい。今回の旅行で何枚ものレシートを受け取ったが、外国人は当選の対象外とのことだった。空港などにレシート回収ボックスがあり、その中のレシートが当たっていれば寄付金として障害者などに使われるそうだ。
Camera:CANON Power Shot G2,SONY U10
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