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御嶽山-福岡県の山 御嶽山-福岡県の山 世界遺産の島を登る 世界遺産の島を登る 【復路で大島を望む】
コース(タイム)大島港(9:56)-中津宮-(10:29)御嶽山-(11:07)遥拝所-交流館-(12:18)大島港
《山概略》
《御嶽山へ》 フェリーを降りて桟橋を歩き始めると、目の前に御嶽山の山頂が見えている。島の外周道路を左に曲がり、少し歩くと中津宮の鳥居がある。多くの人が鳥居の写真を撮っている。鳥居をくぐり、池に架かる橋を渡り、階段を上ると宗像大社中津宮である。世界遺産の割に訪れる人は多くない。正月三が日が終わったからだろうか。この神社の鰹木は特徴があり、丸い棒が三本と四角い棒が三本束ねたものが置かれている。
山への道は神社の裏手に続いている。案内板には御嶽宮(御嶽山山頂)まで往路30分とある。御嶽宮は中津宮の荒魂をお祀りするものらしい。神社の裏には道路があり、左に少し登ると木の鳥居が見え、大島御嶽山登山道の案内板がある。ここが登山口のようだ。 鳥居の下には五三竹という竹の杖が用意されているらしいが、一本も無かった。きっと良い物なのだろう、皆持って帰ったのだろうか。山道に入り擬木の階段を登って行く。かなりうっそうとした樹林帯だ。安政に建てられたという石の鳥居をくぐる。イノシシ注意の看板がある。
展望のないまま、山道を登り続けると、やがて前方にテラスのようなものが見え、広場に出る。テラスからは海が見え、宗像本土方面の山なみが見えている。広場には鎮守の森のように小高い山があり、階段を登って行くと御嶽宮がある。この辺りが山頂なのだろう。特に三角点とかはないようだ。 トイレのある展望台の上に立つと、360度見渡すことができる。この日は空気が澄んでいて快晴なので、49km先の沖ノ島がよく見えている。さすがに100km先の対馬は見えないようだ。この山頂展望台は、裏手から車で登って来られるようで、レンタカーが一台登って来て、難なく登頂を果たしていた。
御嶽山山頂からは、その車道を歩いてくだった。道からは沖ノ島方面の海が見渡せ、島の奥には洒落た風車小屋も見える。道は二車線道路に突き当たり、左に曲がってすぐ右手の道に入る。先ほど見えた風車展望台に向かう道だ。しかし少し歩いてからさらに右手の遊歩道と書かれた道に入っていく。地図には旧軍道と書かれている。 旧軍道を下り、車道と合流するのでそのまま進むと、左手の海辺の小高いところある沖津宮遥拝所が見えてくる。ずいぶん地味な世界遺産だ。管理人やガイドはおらず、ひっそりとしている。数人の観光客が写真を撮っているが、すぐに立ち去って行った。 沖津宮遥拝所は神職以外が立ち入ることのできない沖ノ島の沖津宮を参拝するために建てられたものだが、この日は入口が閉ざされ、遥拝所越しに沖ノ島を見ることができない。この扉自体もめったに開かれないようで、せっかくの沖ノ島の眺望は、遥拝所の脇から見て参拝することになる。
遥拝所からは、島の横断道路を歩いて港の方へ向かった。途中、大島交流館に立ち寄り、大島を紹介する展示を見て回った。大島を訪れた際には、この交流館も立ち寄るのがおすすめである。帰りのフェーリーまでまだ時間があるので、交流館の目の前にあるのどかな浜辺をゆっくり歩いて港へと戻った。 【沖ノ島】 Camera:CANON EOS 6D Mark II
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