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鳴神山-ぐんま百名山

鳴神山-ぐんま百名山

山頂からは関東一望

山頂からは関東一望

【雷神岳神社手前の斜面】

雷神岳神社手前の斜面

山行情報
日程 2014年11月22日(土)
山名(山域) 鳴神山(桐生岳・仁田山岳)(関東周辺
入/下山地 駒形登山口
メンバー 黒岩、山本、福島
行動時間 3時間50分
歩行
距離
登り
下り
歩数
6.2km 674m 674m 11,900歩
鳴神山マップ

コース(タイム)

駒形登山口(11:06)-(12:31)雷神岳神社-(12:40)鳴神山(13:43)-(14:55)駒形登山口

 《山概略》
 鳴神山は、群馬県桐生市にある標高980mの信仰の山。山頂は双耳峰で桐生岳と仁田山岳の二つのピークから成る。標高1000mに満たない低山にもかかわらず、高山帯の植生を有し、自然環境保全地域に指定されている。また、固有種のカッコウソウが春に咲くようだ。

 《アプローチ編》
 朝5時過ぎに横浜の自宅を出発し、電車で八王子へ。そこから仲間の車に便乗し、古河駅へ。もう1人の仲間と合流し、桐生市へ向かった。鳴神山は東西に登山口があるが、今回は西側にある駒形登山口を目指した。県道を北東に進み、道が行き止まりになるところまで進むと、そこが駒形登山口である。狭い駐車スペースがあり、3台ほどがすでに駐まっていた。1台分の空いたスペースがあったので、そこに車を駐めた。この後2台の車が来たが、駐まる場所はなく、引き返して100mほど手前の駐車スペースに駐めたようだ。

 《鳴神山へ》
 駐車スペースのすぐ隣が廣土橋で工事中となっている。車は通行止めだが人が通れる通路は確保されている。鳴神山まで2.2km、1時間30分と書かれた指導標がある。工事中の短い橋を渡って、舗装された林道を進んだ。


駒形登山口
【駒形登山口】
   まずは林道歩き
【まずは林道歩き】

 林道はすぐに二俣に分かれるが、右手の真新しい道は車止めが有るので、まっすぐ進む。道なりに歩いて行くと鳴神山の保全地域の看板がある。これを一読し、山道へ入っていく。
 道は沢に沿って続き、沢のせせらぎを聞きながらゆったりとした登りが続く。道には指導標やピンクのテープがあるので迷うことは無さそうだ。白滝橋を渡り、植林の中を歩く。
 道は深い谷の中を歩くようになる、左右は切り立った岸壁で、切り通しのようでもあり、あまり見たことのない光景だ。木々も紅葉で色づいて綺麗だ。しばらく歩くと、早くも中間点と書かれた道標がある。

谷筋を登っていく
【谷筋を登っていく】
   雷神岳神社に到着
【雷神岳神社に到着】

 足場に岩が多くなり、踏み跡もできないような道となるが、ピンクのテープを頼りに歩き続ける。紅葉は山の下半分だけで、途中からは葉のない枝が目立ってくる。斜面を登り切ると肩の広場で、雷神岳神社がある。キツネのような狛犬が左右に出迎えてくれる。

山頂直下の急坂
【山頂直下の急坂】
   鳴神山山頂
【鳴神山山頂】

 鳥居をくぐり、短い急坂を登ると稜線に出る。ここから山頂まではピストンとなる。右手の方へ進むとすぐに視界が開けて山頂となる。双耳峰の桐生山で、こちらが主峰だ。標高は980mで、温度計があり、23.5度を示していた。この時期にしてはかなり暖かい。山頂はそれ程広くはないが、中央に祠が四基あり、その周りにベンチが取り囲み、すでに5人ほどが休憩していた。周りは360度の大展望が広がる。
 山頂から見渡せる山は、北の方から谷川岳、武尊岳、至仏山、袈裟丸山、皇海山、白根山、男体山、根本山、奥多摩山塊の後ろには雲がかかった富士山、浅間山、榛名山、赤城山など。標高の高い山は雪をかぶって白くなっている。南西方面は霞みがかっていたが、条件が良ければもっとよく見えただろう。
仁田山山頂
【仁田山山頂】
   樹林帯を下る
【樹林帯を下る】

 山頂では写真を撮ったり、食事をしたりして1時間ほど過ごす。周りに登山者もいなくなったころ下山する。来た道を少し戻り、分岐を直進すると仁田山の山頂がある。石垣で囲まれたスペースがあり、その上に祠がある。地図ではこのあたりに三角点があるようだが見つけることができなかった。

椚田峠を経て赤柴登山口方面へ
【椚田峠を経て赤柴登山口方面へ】
   駒形登山口へ下山
【駒形登山口へ下山】

仁田山の先に第一展望台があり、正面に赤城山を見ることができる。その赤城山の裾野からは白い谷川岳が覗いている。再び下り、第二展望台がある。さらに下り、葉の落ちた森の中を進むと祠のある椚田峠にでる。このあたりはクヌギの木なのだろうか。ここから右手に下るとカッコウソウの保護地があるようだが、今回は左の川内赤柴登山口方面へ降りていく。
 歩きやすい斜面を下ると、林道に出る。そのまま道なりに進み、集材地点を通過して植林帯を抜ける。周りが広葉樹となると綺麗な紅葉がしばらく続く。赤柴登山口というのがどのあたりを指すのか分からないが、林道の先は車を駐めた駒形登山口である。
 鳴神山は標高差600mあまりの山だが、道は歩きやすく、山頂からの長めは素晴らしい。四季を通して登ることができる手軽な山である。

付近の山 根本山(2013.06.15)

立ち寄り湯情報
  湯らら
桐生温泉湯らら★★★
場所:群馬県群馬県桐生市広沢町6丁目320?1 (TEL:0277-55-2601)
泉質:弱アルカリ性単純泉(37.3℃、ph7.6)
料金:700円・時間:10:00~23:00
休館:第3火曜日(祝日の場合は営業)
食堂:有、露天:有
Camera:CANON EOS Kiss X6i

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