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根本山-ぐんま百名山 根本山-ぐんま百名山 桐生の奥地で栄えた信仰の山 桐生の奥地で栄えた信仰の山 【十二山神社跡地に転がる品々】
コース(タイム)不死熊橋(7:30)-(9:14)根本山-(9:51)十二山-(10:11)熊鷹山-(10:45)林道-(11:35)不死熊橋
《山概略》
《根本山へ》 駐車場からまだ続いている林道を歩く。やがて右手に根本山登山コースの案内板があるが分かりにくい。そのまままっすぐ進む。不死熊橋をわたってすぐ左手が根本山の尾根なので、どこかに登り口があるはずだ。しばらく林道を歩き続けて、登山口が無く不安になる頃、左手に林道の分岐がある。方角的にここで左に曲がるはずだが、指導標のたぐいがない。唯一壊れた指導標が”ス”の文字だけを残して立っていた。これはきっと、中尾根コースと書かれていたに違いないと解釈し、左に曲がった。 道はオフロードとなり、道なりに少し歩くと今度は右手に中尾根コースと書かれた指導標がある。ようやく確信の持てる場所にきた。尾根にとりつき植林の中へ入っていった。地図をみてわかるように山頂に向かってまっすぐにのびる尾根だ。やがてガスの中へ入り、下山するまでこのガスが晴れることはない。天気予報でも夕方は雨の予報となっていた。
気温はそれほど高くはないが、湿度が高いためすぐに汗が吹き出てくる。しばらく指導標はなく、左手に祠があるのがチェックポイントだ。若いカップルの登山者を追い抜き、黙々と歩いていくと中尾根十字路に到着する。左に行くと根本山神社だ。指導標は分かりにくく、山頂へはまっすぐ進めばいいのだろうが、何を間違ったのか右の道に行ってしまった。この道は根本山の巻き道で、大きく回り込んでから向こう側の尾根から登り返すことになった。 不本意ながら余計な体力を使って、北尾根から根本山の山頂(1199m)へ到着した。途中追い抜いたカップルはすでに山頂で休んでいた。山頂は樹林に囲まれ眺望はなく、三角点もないようだ。木の幹に根本山と書かれたプレートが山頂を示しているだけだ。カップルは地元の太田市から初めて来たそうだ。男の方がへばっていて、女性はギンリョウソウを見つけて珍しがっていた。
カップルはそのまま下山し、自分は周回するべく先へ進んだ。先ほど間違えて登ってきた北尾根を下ると十二山神社の跡地がある。明治20年頃の関東一の賭場として大いに賑わったらしいが、その面影はなく、造成されたような土地と、石碑、形だけの鳥居がある。それと曰くありげな鉄のまさかりのようなものが置かれていた。 十二山神社から少し登り返したところのピークが十二山(1143m)だ。根本山と同様に樹林の中で周りは見えない。休憩せずに先へ進んだ。珍しく指導標があり、次のポイントである熊鷹山までは1.6kと書かれている。
十二山からの道はそれほどアップダウンもなく、快適に歩くことができる。それほど人が歩いてもいないようだが、道はしっかりできているので、道なりに進んだ。一度樹林帯から抜け出て空が広がるが、そのすぐ先が熊鷹山(1168m)の山頂である。 山頂には櫓が建っているのがすぐ目に入る。このガスの中では眺望は期待できないので櫓に登ることはなかったが、天気がよければ四方を見渡すことができ、大した眺望が見られるようだ。櫓の側面には「空から見た田沼町の山」と題した鳥瞰図がありわかりやすい。
山頂は蝉の声がうるさく、座っているとハエが寄ってきてうるさい。ゆっくり休む間もなく下山することにした。丸岩岳方面へ下っていくと倒れかけた鳥居がある。古いガイドブックにも同じ記述があるので、この鳥居はもう何年も傾いているようだ。その鳥居をくぐると四辻がある。左は作原という指導標はあるが右手には何もない。その右手の方へしばらく進むと道は消えて無くなった。また道を間違ったようで、鳥居のところまで戻り、尾根を下りの方へ進んだ。100mほど進むとまた指導標のない分かれ道があり、どうやらこの右手が下り道のようだ。先ほどよりは明瞭な道なので、そこを下った。 急な下り坂が続き、根本沢林道に突き当たるところは山の斜面だった。ここにも指導標はなく、逆コースから来たら登り口はほとんどわからないだろう。林道は右手に進む。
オフロードの林道歩きは結構長い。途中山の斜面の森が伐採され丸裸の山肌が見える場所があり、作業員の姿も見られた。何をしているのだろうか。 林道は今朝歩いた道とつながり、不死熊橋をわたって駐車場に帰着する。周遊コースで結構歩いたかと思ったが、4時間コースと手頃なコースだった。車に乗り帰ろうとすると来た道が通行止めだった。作業は行われていなかったので、通り抜けたが、朝無かった車止めがなぜ置かれていたのだろう。不思議だ。この通行止めは200mほどの区間で7/19まで行われているようだ。桐生市まで行き、桐生温泉湯ららへ向かった。
Camera:CANON PowerShot S100
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