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尾瀬ヶ原-群馬県の山

尾瀬ヶ原-群馬県の山

水芭蕉満開、人も満開

水芭蕉満開、人も満開

【尾瀬の木道】

尾瀬の木道

山行情報
日程 2015年6月6日(土)
山名(山域) 尾瀬ヶ原(尾瀬周辺
入/下山地 鳩待峠
メンバー 林夫妻、山地、浜岡、千葉、長井、福島
行動時間 7時間25分
歩行
距離
登り
下り
歩数
19.7km 342m 342m 28,340歩
尾瀬マップ

コース(タイム)

鳩待峠(05:23)-(06:19)山ノ鼻-牛首分岐-ヨッピ吊橋-(08:30)竜宮十字路-山ノ鼻-12:49鳩待峠

 《山概略》
 尾瀬ヶ原は、群馬県、福島県、新潟県の県境に位置する湿原である。標高は1400mだが、入山地である鳩待峠は標高1591mのため、下ったところにある盆地状の地形である。春はミズバショウ、夏はニッコウキスゲ、冬は雪に覆われ、訪れる人は多い。

 《アプローチ編》
 知人が新宿からの夜行日帰りバスツアーで尾瀬に行くというので、それに合わせてマイカーで行くことにした。尾瀬は20年以上前に訪れているが、そのときはミズバショウの季節ではなかったのだが、今回6月の尾瀬はちょうどそのシーズンである。
 尾瀬はマイカー規制のため戸倉からは乗合バスで鳩待峠に行くことになる。その場バスの始発は4:40である。前日の夜に出発し、赤城高原SAで仮眠してから、国道120号で戸倉へ向かった。戸倉では案内板に従い、第一駐車場に車を止めた。広い駐車場だがすでに半分ほどが埋まっていた。

 《尾瀬ヶ原へ》
 鳩待峠行きのバスは、第一駐車場のゲート近くの小屋の前から出発する。4時過ぎには券売機で930円の乗車チケットを購入してバスが来るのを待った。しかしバスの時間を待たずに、係員が客を乗合タクシーの方へ誘導しはじめた。チケットはバスでもタクシーでも共通なようだ。何台目かのタクシーに乗りこむとすぐに出発した。
 早めに出発したタクシーだが、津奈木橋あたりのゲートが5時にならないと開かないらしく、その前で10分以上待つことになった。そして鳩待峠に到着したのは5:06だった。この時間は次から次へとバスやタクシーが到着し、多くのハイカー達が運び込まれていく。鳩待峠の駐車場は、あっという間に人であふれかえった。このとき少々雨がぱらついていたが、雨具を着るほどではなく、午後にかけて天候は回復する予報だった。


鳩待峠にあふれる人々
【鳩待峠にあふれる人々】
   尾瀬ヶ原へ下る
【尾瀬ヶ原へ下る】

 鳩待峠で仲間6人と合流し、尾瀬ヶ原へ向かった。道は下り坂で、石が敷き詰められているが、雨で濡れているため滑りやすい。尾瀬ヶ原の木道も含め、この日は豪快にすっころぶ人を何人かみかけることになる。焦らず慎重に歩くことが肝心だ。
 樹林帯の石畳の下り坂から木道へと変わる。木道階段も滑りやすい。道の脇には雪の固まりが残っていて、冬期には雪で覆われていたのだろうと想像できる。木道はひたすら続き、ずいぶんと手間暇かけて整備されていると感心する。
最初の群生地では撮影会
【最初の群生地では撮影会】
   山ノ鼻に到着
【山ノ鼻に到着】

 木道から左手に、ちらりと至仏山が見えるがガスですぐに消えてしまう。木道にミズバショウの花が現れ始め、徐々にそれが増えていく。木道は狭いので、写真を撮るために立ち止まると、後ろの行列がつかえてしまう。気を使いなら写真を撮ることになる。
 鳩待峠から歩くこと1時間ほどで山ノ鼻にたどり着く。ビジターセンターや山小屋があり多くの人がこのあたりで休んでいる。小屋の周りで飛び交っている鳥はイワツバメのようだ。

正面に燧ヶ岳
【正面に燧ヶ岳】
   振り返れば至仏山
【振り返れば至仏山】

 山ノ鼻でトイレ(100円)を済ませて尾瀬ヶ原の散策へ出発する。尾瀬ヶ原も周知の通りひたすら木道で、土を踏むことは許されない。ミズバショウはそこら中で見ることができる。正面の燧ヶ岳に向かって歩いているのだが、まだ雲が多いため、なかなかその姿を見ることができない。しかし、ときどき雲の切れ目から山頂が見え隠れする。

龍宮小屋へ
【龍宮小屋へ 】
   竜宮の入口
【竜宮の入口】

 牛首分岐からヨッピ吊り橋の方へ歩き、ヨッピ吊り橋渡ってすぐに引き返した。もう少し先へ行けば新潟県境だったが、今回は群馬県ぎりぎりの所を歩いている。竜宮小屋まで歩き、小屋の前のテーブルで休憩した。いつものようにカップ麺とおにぎりが昼食である。小一時間休んで、山ノ鼻へ向かう。
 途中、竜宮の入り口というのがあり、沢の流れが穴に吸い込まれ、木道を挟んで反対側の穴から渦を巻くように出てくるところがある。池溏が地下でつながりサイフォンの原理で水が流れるのだろうが、ここを通る人は珍しそうに眺めている。

山ノ鼻のトイレは長蛇の列
【山ノ鼻のトイレは長蛇の列】
   木道の間にあふれる水芭蕉
【木道の間にあふれる水芭蕉】

 尾瀬ヶ原で最もミズバショウが群生していたのは、山ノ鼻の北西にある周遊木道の所である。ここはあまり人が寄りつかないところだが、ミズバショウの密集地帯は見応えがある。ところどころにリュウキンカの黄色い花が咲いていて彩りを加えている。

一面咲き誇る
【一面咲き誇る】
   ボッカさんが通る
【ボッカさんが通る】

 昼近くになると、尾瀬ヶ原を訪れるハイカーはピークを迎える。我々もそろそろ戻らなければならない。山ノ鼻のトイレは大行列で、なぜか男の方が長い列で並んでいる。ビジターセンターを見学してから、鳩待峠に向かって木道を登った。登りも下りも渋滞ができていた。途中、救助隊のような人たちが小走りにすれ違い、上空ではヘリが飛び、木道は滑りやすいなどと注意を呼びかけていた。
 鳩待峠でツアーバス組の仲間と別れ、乗合タクシーで戸倉の駐車場へ戻った。近くの温泉はすごく混むというので、どこにも寄らずに横浜の自宅へ帰ることにした。当初は翌日は日光あたりの山へ行こうかと思っていたが、気乗りしなかった。帰りは渋滞もなく、17時には帰り着くことができた。

《登山道の花》
リュウキンカ ショウジョウバカマ ミズバショウ
 【1.リュウキンカ】
 【2.ショウジョウバカマ】
 【3.ミズバショウ】
シラネアオイ ヤマザクラ ■■
 【4.シラネアオイ】
 【5.ヤマザクラ】
 【6.■■】

付近の山 至仏山(2002.10.19)、燧ヶ岳(2011.05.05)

Camera:CANON EOS 6D

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