|
羅漢寺山-山梨百名山 羅漢寺山-山梨百名山 山頂からは南アルプスを一望 山頂からは南アルプスを一望 【弥三郎岳からの眺望】
コース(タイム)羅漢寺山登山口(6:22)-(6:58)パノラマ台-(7:27)弥三郎岳-(8:13)ロープウエイ下駅-(8:34)登山口
《山概略》
《羅漢寺山へ》 駐車場の前の舗装道を歩き始める。後から分かるのだが、この道は昇仙峡ロープウエイの頂上駅に行く関係者用の道のようで、最後まで車が通れる幅が確保されている。しかし、一般車が駐めるようなスペースはないため、ここを車で進入しても引き返すためのUターンに苦労することになるだろう。 熊出没注意の看板を通り過ぎ、しばらく歩くとダートの道に変わる。周りは杉や檜が植えられ眺望はない。30分ほど歩くと分岐があり、左下に下る道がある。ロープウエイ駅に下る谷道のようだ。
分岐を直進し、木が敷き詰められた道を歩く。関係者以外進入禁止という立て札があるが、登山者は例外だろう。すぐ先で再び道は左右に分かれる。左は登り坂になっていて上に鳥居が見える。右手は展望台になっているようなのでまず右の方へ進んだ。 展望台は富士見遥拝所というところで正面に富士が見える。靄がかかっていてシルエットしか見えないがなかなかの眺望である。自分撮りするためのカメラスタンドまで用意されている。 展望台の右手に少し高くなった場所があり、そこを登っていくとさらに展望が広がる。風水の良い場所だという龍の松があり、観光客向けの福を呼ぶ鐘などの構造物がある。展望の方は南アルプスが一望できるが、稜線はすっかり雲の中である。すぐ隣にある茅ヶ岳や曲岳、黒富士の山々は青空の下ではっきり見えている。
展望台から先ほど見た鳥居の方へ向かった。こちらの方は広場になっていて、縁結びの神と知られる八雲神社がある。この地は麓にある金桜神社への参道の要所でもあったらしい。 八雲神社の奥に行くとロープウエイの頂上駅がある。まだロープウエイの運行前なので観光客は一人もいない。パノラマ台と書かれた道標があり、ここからも富士を一望できる。写真を撮った後に気づいたのだが、ゴミ箱の隣に羅漢寺山の山梨百名山標柱が立っていた。
羅漢寺山はこのあたりの山の総称で、これから向かう弥三郎岳(国土地理院の地図にこの名称はない)はこの山域の最高峰となる。ロープウエイ駅舎の前を通り松林の道を進んでいく。 巨岩を穿った階段を上り、てんぼう台の上に立つと再び南アルプスが一望できる。このあたりは観光客が来るのでベンチも多い。さらに奥へと進むと前方にそそり立つ岩峰が見えてくる。弥三郎岳登山口と書かれた指導標に従い階段状の坂を登っていくと、白い巨石の上に立つ。山頂の手前だがここからの眺めが一番良い。
岩伝いに進んでいくと小さな祠があるが酒の神様が祭られているという。酒瓶が多数備えられている。祠すぐ先が弥三郎岳の山頂(1058.3m)である。山頂は白い巨岩の上で、三角点の標柱もその岩に埋め込まれている。 エアリアマップによると、弥三郎岳の山頂から県道の方へ下る道が有るようなので、そこを下る予定だったが。しかし、しばらく付近を探したがそれらしき道を見つけることができなかった。藪で急坂となっているため強引に下るのも無理がありそうだ。仕方がないので来た道を引き返すことにした。
山頂からロープウエイの駅舎まで戻り、八雲神社の下にある今朝通った分岐のところまで行き、林道ではなく、谷道の下山道を進んだ。ここは一応道は残っているのだがほとんど歩かれていないようで、荒れている。時折道を見失いそうになり、沢に架かる橋も腐って板が破れているので非常に危険だ。 民家のすぐ隣の道まで降り、舗装道を少し下るとロープウエイの駅に出る。ロープウエイはまだ動いていないので、人も見かけない。駅の前の道を左に進むと県道と合流するので、しばらく車道の端を歩いて駐車場まで戻った。
この日は早朝に登り始めたにもかかわらず行動時間は2時間ほどなので、まだ朝といえる時間だ。駐車場まで戻ると引き続き近くの帯那山を登るべく、登山靴のまま車を走らせた。
Camera:CANON PowerShot S100
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| |
ホームに戻る |