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霊仙山−滋賀県の山

霊仙山−滋賀県の山

帰省立ちより雪山山行のはずが

帰省立ちより雪山山行のはずが

【七合目付近でようやく雪山】

七合目付近

山行情報
日程 2009年12月30日(水)
山名(山域) 霊仙山(西日本)
入/下山地 柏原駅
メンバー 勝野、山口
行動時間 3時間45分
歩行
距離
登り
下り
歩数
11.7km 912m 912m 23,958歩
280x158

コース(タイム)

駐車SP(8:32)−1合目−(10:22)4合目(10:43)−折り返し(11:26)−(12:38)4合目−(14:15)駐車SP

 《山概略》
 霊仙山は滋賀県東部の山で鈴鹿山脈の北端に位置する。標高は1094mとそれほど高くはないが、積雪で知られる関ヶ原に近いため、年末には雪で覆われることが多い。雪山の足慣らしに適した山と言える。

 《アプローチ編》
 霊仙山は三年前にも来ている。車で福岡へ帰省する途中で登る山なので、日付も同じ12月30日だった。集合は柏原駅に8:00。前夜に出発するので、途中のパーキングで仮眠することになる。前回は養老SAで車中泊をしたが、今回は豊川IC近くに在住の仲間を拾うことになっていたので、その手前の新城PAで仮眠を取った。
 6:00に豊川で仲間を拾い、再び東名高速へ乗る。この週末は休日特別割引がないので、100km以内の一宮西ICでいったん降りた。しかし一般国道を走っていたのでは柏原駅到着が8時に間に合いそうもないので、岐阜羽島ICから再び高速に乗った。関ヶ原ICで降りて柏原駅には5分ほど遅刻して到着した。
 駅では勝野さんが待ちかまえていた。車で来ると思ったが電車で来ていたようだ。前回は柏原駅前に車を止めて山へ行ったが、今回はその駐車場の地面に長時間駐車お断りの紙が貼られていた。ここに駐めるのは良く無さそうなので、登山口に近いところの駐車スペースに駐めることになった。
 三年前に歩いた道を車で進み、国道と名神高速道を横切り山に向かった。養鶏所の手前の右側に駐車スペースがあるので、そこに車を駐めた。

 《霊仙山へ》
 駐車スペースには他の車は駐まっておらず、ぽつんと一台だけ残して林道を歩き始めた。養鶏所を右に見ながら通過し、杉植林の中を歩く。今年は3年前と比べて全く雪が見られない。最初の橋を渡るところには"登山者に告ぐ!!"と警告板がある。3人以上で歩こう、だめだと思ったら中止しよう、などと書かれている。
 市場川第四号砂防ダムを左手に見て、なおも林道は続く。林道には落石が多い。二回目の橋の所では、3年前はワカンに履き替えたところだ。ここも今年は雪がない。道は谷筋の深いところを歩く。このあたりはGPSの軌跡が乱れていることを後で知ることになる。左右の斜面は多くの杉の木が倒れている。台風の被害だろうか。切り倒している木もあるがそのまま放置されている。途中一ヶ所ある水場も土砂に埋まりかけ、黄色いマグカップが転がっているのがその場の目印になっている。


一合目の二本杉
【一合目の二本杉】
   謎の杉林
【謎の杉林】

 道は谷筋の左斜面を登るようになり、やがて一合目の二本杉の巨木がみえてくる。道標には柏原駅より3.9kmとあり、ずいぶんとアプローチの長い一合目である。ここで休憩を取る。
 二本杉から道は尾根になる。相変わらず雪はなく道は落ち葉で覆われている。二合目の道標を通過し、周りの山なみも見えてくる。三合目を通過し、右手に琵琶湖が見えてくる。そして、このあたりの杉の木がどれも幹の周りにビニールテープが巻かれているのに気がついた。何かのおまじないだろうか。鹿が食らいつくのを防いでいるのだろうか。この不思議な光景はしばらく続いた。
 避難所代わりのコンテナが置かれた四合目に到着する。ここに来てようやく積雪が10cmほどになり、雪山らしくなる。振り返って見える伊吹山の方は雪が豊富で真っ白である。この日は曇天だが景色はよく見えている。コンテナの中に入り休憩し行動食を取る。

四合目のコンテナ
【四合目のコンテナ】
   四合目からの伊吹山
【四合目からの伊吹山】

 コンテナの四合目を出発する。左手に林道が見えてくる。夏は車で上がってこられるのだろうか。99年の地図には林道は載っていない。六合目を通過すると樹氷が現れる。太陽の陽が当たりキラキラと綺麗だなと思ったのも束の間で、それらがバラバラと降ってくる。それも一瞬ではなくしばらく降り続いた。地面はエビの尻尾のような樹氷のかけらで覆われていた。
 この日は仲間の都合で時間制限があったため、七合目あたりで引き返すことになった。初めての山なら1人でも登頂したのだが、前回同じメンバーで山頂まで登ったことがあるので、皆と下ることにした。来た道を戻り、途中眺めのいい雪の上で行動食休憩した後、駐車スペースまで下った。この日は条件の良い登山日和だったが最後まで他の登山者を見かけることはなかった。

霧氷林
【霧氷林】
   植林後のイガグリ頭
【植林後のイガグリ頭】

樹氷と伊吹山 【樹氷と伊吹山】

付近の山 霊仙山(2006.12.30)、伊吹山(1999.05.09)、御在所山(1999.10.31

Camera:SONY DSC-WX1

NOYAMA
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