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鶴居村の鶴-北海道

鶴居村の鶴-北海道

頭上をかすめて給餌場へ

頭上をかすめて給餌場へ

【伊藤サンクチュアリにて】

伊藤サンクチュアリにて

山行情報
日程 2020年1月24日-26日(日)
訪問地 釧路市・鶴居村(北海道
行程 釧路市立博物館-ホテルタイト-音羽橋-伊藤サンクチュアリ-サルボ展望台-オンネトー湖-阿寒湖
メンバー 塚田、王、福島
宿泊 ホテルタイト
八重山マップ

 《鶴居村のタンチョウ》
 知床のタンチョウ鶴を見ることは以前からの念願だった。真冬の北海道は寒いので躊躇していたが、最近になって雪まつりなど真冬の北海道の各地に行くようになり、タンチョウを見に行くことを思い立った。カメラ仲間を誘ってのタンチョウ撮影旅行を計画した。
 タンチョウを撮るなら鶴居村ということも最近知った。鶴居村の語源はまさにタンチョウ鶴の生息地であることに由来する。農業や酪農が中心の村で、タンチョウ見学の観光業も盛んであるようだ。タンチョウは日本、中国、ロシア、朝鮮に生息するが、学名は日本鶴(Grus japonensis)となっている。日本のタンチョウは冬に越冬できているかと思っていたが、そうではなく留鳥ということだった。

 《旅の行程》
 ANA4771で羽田から釧路へ。釧路空港からは連絡バスで釧路市街へ出る。魚一ラーメンで「カキとタチの冬ラーメン」を食べ、タクシーで釧路市立博物館へ。一通り見学してバスで釧路市街へ戻る。網走に帰省中の仲間に釧路駅に来てもらい、鶴居村へと移動した。
 いったんホテルにチェックインし、音羽橋が見える高台(除雪をしないエリアだが、この年は雪が少なく車が通れた)と、音羽橋を下見した。帰りがけに伊藤サンクチュアリに行くと、ツルが寝床へ飛び立つところを見ることができた。


釧路市立博物館
【釧路市立博物館】
   音羽橋を望む
【音羽橋を望む】

 《二日目》
 まだ暗い朝4時にホテルを出発。音羽橋へ行き、場所取りのため三脚を立てた。まだ真っ暗で何も見えないが、川の向こうにツルがいるらしい。明るくなって超望遠(400mmX1.6X1.5)のカメラを覗くと遠くに多くのツルの姿が確認できた。8:00の朝食に間に合うまで撮影。
 ホテルで朝食後、伊藤サンクチュアリへ。この時間は寝床から飛来してくるところで、着地するところを撮ることができる。小一時間撮影し、塘路湖近くのサルボ展望台へ移動する。

早朝の雪裡川
【早朝の雪裡川】
   伊藤サンクチュアリへ
【伊藤サンクチュアリへ】

 サルボという地名はアイヌ語で小さい葦原という意味で、この山の中腹に展望台がある。この日からSL冬の湿原号が運行されるため、高台の展望台から蒸気機関車を撮影することにしていた。下の駐車場から展望台までは10分弱で登ることができる。展望台からは塘路湖や塘路駅の方を見渡すことができる。この辺り一帯は釧路湿原でもある。蒸気機関車は塘路駅を出て左へカーブするところが撮影ポイントである。もうもうと蒸気をあげる超望遠で撮影した。
 サルボ展望台から下り、塘路駅近くの丹頂というラーメン屋で昼食をとる。この辺りでは昼食に選択肢はあまりない。店内はSLの写真などが多く飾られていた。
 昼食後は屈斜路湖へ行く。この湖はこの地域では珍しく凍結しない。湖畔から温泉が出ているのが影響しているのだろうか。白鳥が波打ち際に並んでいる。この白鳥はシベリアから飛来してきたようだ。
 伊藤サンクチュアリに戻り撮影を継続する。日没が近くなるとタンチョウは次々と飛び立ち、寝床に移動するようだ。しばらくとっているうちに、ほとんどの丹頂が飛び立っていった。一羽残っているが、ケガをしたのか飛べないようだ。

SL冬の湿原号
【SL冬の湿原号】
   屈斜路湖の白鳥
【屈斜路湖の白鳥】

 《三日目》
 この日は朝食を終えてから音羽橋へ移動。このタイミングでの音羽橋はタンチョウが飛び立つところだ。川に沿ってこちらの方へ飛んでくると、頭上すれすれに通過していく。カメラは超望遠で撮っているので、近くに来ると撮れない。急遽iPhoneを取り出して撮影する。
 音羽橋が見える展望台に移動すると、北西の方向には阿寒富士と雌阿寒岳の眺めが良い。多少距離があるのでアップで撮ると靄が目立つ。

再び音羽橋へ
【再び音羽橋へ】
   阿寒富士と雌阿寒岳
【阿寒富士と雌阿寒岳】

 いったんホテルに戻って荷物をまとめてチェックアウト。つるぼーの家(鶴居村のアンテナショップ)に立ち寄り、雌阿寒岳の麓のオンネトー湖へ。駐車場は以前、雌阿寒岳を登った時の登山口のあたりだった。下山時に入ったオンネトー温泉景福の建物が見えている。20年以上たってもあまり変わっていないようだ。

オンネトー湖
【オンネトー湖】
   阿寒湖と雄阿寒岳
【阿寒湖と雄阿寒岳】

 オンネトー湖までプチハイキングをし、続いて阿寒湖へ行く。途中、昼食は両国というミシュランでも紹介された店で鹿丼を頂く。阿寒湖の湖面は凍結し、雪原のようになっている。湖があるとは思えない光景だ。いくつものテントが立っているが、ワカサギ釣りだろうか。湖の奥には雄阿寒岳がそびえている。
 阿寒岳を後にして釧路空港へ向かってもらう。今回レンタカーの運転は北海道出身の仲間に頼ったが、真冬の北海道の運転はそれほど恐れる必要もなさそうだった。次回からは自力で運転することになるだろう。

《旅の食事》
カキとタチの冬ラーメン ホテルTAITO 夕食
 【1.カキとタチの冬ラーメン】
 【2.ホテルTAITO】
 【3.夕食】
朝食 夕食 鹿丼
 【4.朝食】
 【5.夕食】
 【6.鹿丼】

付近の山 雌阿寒岳(1997.08.09)、斜里岳(1997.08.08)

宿泊施設
 
HOTEL TAITO★★★★
場所:北海道阿寒郡鶴居村鶴居西1丁目5(TEL: 0154-64-3111)
泉質:低張性アルカリ性高温泉(ph.9.19)
料金:600円(宿泊一泊二食9,800円)・時間:10:00~22:00
休館:-
食堂:有、露天:有

  【雪裡川からの飛翔】
Camera:CANON EOS 6D Mark II, EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

NOYAMA
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