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鉢伏山-石川県の山 鉢伏山-石川県の山 ブナの山頂、三角点は雪の中 ブナの山頂、三角点は雪の中 【鉢伏山登山口】
コース(タイム)林道(14:08)-(15:00)鉢伏山-(15:41)林道
《山概略》
《鉢伏山へ》 先ほどの倒木箇所は、歩いて通過する分には何ら問題がない。道なりに林道を歩いた。林道は荒れていて、倒木がなくてもいつかは車による進入はあきらめなければならない状態だった。夏にはこの林道は綺麗に掃除されるのだろうか。たぶんされるのだろうが、山道の維持はたいへんだ。 林道は雪解けのためかところどころで水が流れ、道路脇にはフキノトウやキクザキイチゲが咲いている。しばらく歩いて行くと、道が雪で埋まっている。歩いていけないことはないのだが、今回は登山靴ではなく、運動靴できてしまっていた。まさか積雪など残っているとは思ってなかったからである。わずか標高500m程度で、この時期に雪が残っているとは意外であった。ここまで来て引き返すわけにも行かないので、足が濡れるのを覚悟して歩き進んだ。
運動靴での雪上歩きはあっという間に、足がずぶ濡れになる。踏み込んだ足は20cmくらい埋まってしまう。歩きにくい雪上を歩くが、先行する足跡が1人分あった。しかしそれは登山者ではないようで、途中で消えた。 三叉路に突き当たり、ここで初めて鉢伏山を示す指導標があり左手に進む。右手は石林場と書かれている。GPSでは、鉢伏山の山頂は左手にあり、山を左に回り込むように進んでいく。 鉢伏山と大きく書かれた登山口と思われる場所に着いたが、雪で覆われていてどこが登り口か分からない。あきらめて戻りかけたところでピンクのテープを見つけ、半ば強引にそこに向かって這い上がっていった。
ピンクのテープの所まで登ると、山頂まで行けるめどが立ち、そのまま登っていくことにした。途中から雪が消え、地面の上を歩く場面もあったが、やがて再び積雪地帯へ突入する。道は消え、トレースも無いのでピンクのテープだけが頼りだ。 しばらく雪の上を進むと、鉢伏山の山頂らしき場所に出る。基準点の基という部分だけが見える杭が雪の上に出ていたので、その下に三角点があるのだろう。国土地理院の基準点成果閲覧サービスで調べると、一等三角点だった。
山頂は樹林に覆われ眺望はない。休むことなく来た道を引き返した。結局誰にも会わずに車を駐めたところまで戻る。今回は、林道の途中から登り始めたので多少は歩くことができたが、通常なら登山口から山頂までは5分程度の山だった。能登半島は林道が充実しているので、通行止め等がなければ一日で低山をいくらでも巡れるようだ。今回3月下旬の訪問はちょっと早すぎたので、4月下旬以降であればもっと快適に登れたかもしれない。 下山後は、今夜のお宿のルートイン輪島へ向かった。ここは珍しく温泉浴場を備えたビジネスホテルだ。JAF割りを利用して若干安く泊まることもできる。翌日は朝一も見ずに帰路につき、途中、世界遺産である五箇山の合掌造りだけを見て大渋滞になる前に自宅へ戻った。
Camera:CANON EOS 6D
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