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須磨アルプス-兵庫県の山 須磨アルプス-兵庫県の山 低山でも立派なアルプス 低山でも立派なアルプス 【馬ノ背を前にして】
コース(タイム)板宿駅(09:26)-(10:23)東山-(10:58)横尾山-(11:23)栂尾山-(12:17)鉄拐山-旗振山-鉢伏山-(13:03)須磨浦公園駅
《山概略》
《須磨アルプスへ》 板宿駅からは西の方へ行けば良いのだが、方向感覚が全くないので、スマホで方角を確認しながら歩き始めた。少し歩くと用水路のような妙法寺川に突き当たり、川に沿って北上した。右手にはダイエーの建物があるがまだ営業しているのだろうか。横浜の店舗はつい先日閉店となった。 川沿いに前池町というバス停があり、その先で橋を渡ることにした。念のため、山の入口がどこにあるか人に尋ねると、全く知らない様子で、八幡神社ならそっちだと指さされた。もう一人の人も、近くには住んでいるが、山には一度も行ったことが無いとのことだった。話を総合すると、八幡神社とやらへ行けば道が分かるようなので、まずはそこを目指すことにした。
急斜面の住宅地にある細い道を登ってくと、赤い鳥居のある板宿八幡神社にたどり着いた。すでに小高い場所で、境内からは須磨の町並みを見渡すことができる。中心に見えるのはさっきのダイエーだ。板宿八幡神社は菅原道真を祀った神社で、創建は987年と古い。 神社に入る道に戻り、階段の脇の山道に入ると、須磨アルプスコースガイドと書かれた古い案内板がある。マップは判読不能だが、この道を進めば問題ないようだ。山道に入ると、周りは里山の風景に一変する。道なりに歩いて行くと、横尾山と書かれた指導標が現れる。その横尾山の方へ向かへば良いのだが、反対方向に四等三角点のピークがあるようなので、立ち寄ってみる。
里山のお気楽散歩道が続く。ときおりトレラン風の人が通り抜けていくが、この道も六甲全山縦走路の一部なのだろう。鉄塔の下を通り、ヤセ尾根を渡ると東山のピークに到着する。子供連れの集団が休んでいる。ピークの少し奥に行くと、横尾山を正面に見ることができる。その間の稜線は岩稜がむき出しで、けっこう厳しそうな道だ。尾根に掛かる階段を登っていく人が見える。 東山から横尾山へ向かう道は、危険な場所があるので十分注意するよう注意書きがある。鞍部への下りは問題ないが、途中から、むき出しの風化した花崗岩となる。そこからが須磨アルプスの核心部だろう。標高300m程度とは言え、馬ノ背と呼ばれる岩稜を通過するのはスリリングである。市内でアルプスを楽しむことができるのは神戸くらいだろう。絶景を楽しみながら、馬ノ背を通過し、階段を登っていく。
再び樹林帯に入り、ひと登りすると横尾山の山頂(312m)になる。今回のコースの最高峰である。二等三角点があり、淡路島方向の眺望が開け、明石大橋を見ることができる。西に進んでいるので明石大橋は徐々に近づいてくる。横尾山を下り、道標が示す高倉台・鉢伏山方面に進む。少し登り返すと丸太で組んだ展望台のある栂尾山(とがおやま)のピークに着く。展望台の上に立つと、神戸のビル群から淡路島までパノラマが広がる。夜景で見るとさぞ綺麗なことだろう。
栂尾山からは、住宅地の中へ下りていく。長い階段を下り、車道まで下らずに、その手前で車道に沿って進む。すると、カラー舗装の歩道橋があるので、そこを渡って車道を横切る。しばらく住宅地を道なりに進みむと、目の前に小高い山が見えてくる。そこもまだ六甲山の続きである。
再び歩道橋を渡ると、山の上に向かって一直線に伸びる階段が現れる。かなりの斜度のその階段を登り切ると、高倉山と書かれた碑があり、その山頂周辺は公園となっている。道は舗装道である。奥の方へいくと、山道となり、やがて鉄拐山の山頂(234m)となる。そこも眺めがよく、眼下に第二名神須磨ICの料金所が見える。 縦走路は続き、次のピークには茶屋やアンテナがある。旗振山(252.6m)のピークで、六甲全山縦走路の最後のピークでもある。大阪湾に向かって遮るものが無い眺めである。
旗振山から少し下るとロープウエイの鉢伏駅がある。そこからは舗装された遊歩道歩きである。海に向かって下りていく感じで、やがて、ロープウエイ下駅の隣にある須磨浦公園駅に到着する。 時間があれば須磨水族館にでも立ち寄りたかったが、帰りの新幹線まで余裕が無かったので、そのまま電車で新神戸駅まで行き、横浜まで帰宅した。二泊三日の神戸旅行は三日とも予定した山に登れて充実していた。中でも須磨アルプスの馬の背は圧巻で印象的だった。 Camera:CANON EOS 6D Mark II
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