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五竜・鹿島槍縦走−日本百名山
梅雨明けの三連休に北アへ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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後立山連峰は、北アルプスのうち黒部川の東側に連なる山域の総称。主なピークとして北から白馬岳、唐松岳、五龍岳、鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳がある。海の日を含む三連休で後立山連峰の一部である五竜岳・鹿島槍ヶ岳を縦走することにした。とおみから扇沢までの二泊三日のメジャーなルートである。仲間に声をかけ、三人で行くことになった。 【テレキャビンで高度を稼ぐ】 白馬五竜スキー場のテレキャビンでお気楽標高稼ぎ。それでもその後に標高差1200m余りを歩くことになる。 テレキャビンは標高差700mを8分ほどで標高1515mのアルプス平まで運んでくれる。アルプス平は観光客も来るところなので周辺は遊歩道が整備され、高山植物が植栽されている。もちろんこの時間でアルプス平にやって来るのは山ヤばかりである。我々三人はトップを切って五竜岳目指して遊歩道を歩き始めた。 【自然歩道を歩く】 アルプス平自然歩道を歩く。道の両脇には高山植物が植栽されていて、様々な花をダイジェストに鑑賞することができる。 遊歩道の脇の植栽された珍しい花を撮りながらのんびりと歩いていると後から次々と追い抜かれていった。 地蔵の頭(1676m)には大きなケルンがあり、アルプス平から見えていたので小さな目標となっていた。 【地蔵の頭のケルン】 標高1676m。 地蔵の頭からはほぼ100mおきにピークが出現する。遠見尾根は一貫した登りではなく、アップダウンを繰り返しながら登っていく。 見返坂(1740m) 【五竜が見えてくる】 時折雲が取れ、五竜岳が見えてくる。五竜岳はまだ遠いが、これから遠見尾根を伝って近づいていく。 一ノ背髪(1892m) 二ノ背髪(1950m) 小遠見山(2007m)はビューポイントで休憩ポイントである。登山者のほとんどはここで休憩する。後立山の稜線がよく見える。来た道を振り返ると、登山者が鈴なりになって次々と登ってくるのが見える。この三連休は入山者もピークになるのだろう。 中遠見山(2037m) 大遠見山(2106m)のピークは巻いているが、道が広くなっているのでザックを置いて休憩する。ここで早くも昼食。シャリばてで動けなくなる前にカロリーを摂取しておく。と言ってもおにぎりを二個だけ。 【雪渓を通過】 今回の縦走路では至る所に雪渓が残っていた。いざとなれば水には不自由しないが、結局は持ち上げた水で調理等まかなった。 西遠見山(2268m)を越えると正面に五竜岳と白岳が見える。今日の目的地である赤い屋根の五竜山荘とともにこれから歩く稜線がぐるりと続いているのが分かる。まだまだ道のりは長い。 【五竜に立ち向かう】 正面には立派なカールが見える。五竜カールとか名前は付いていないのだろうか。 朝方多かった雲はすっかり取れて、まわりの景色がよく見えるようになる。山の写真を撮りつつも足もとの高山植物の花もしっかりと写真に収める。山は空の青と植物の緑、残雪の白が相まって実に綺麗だ。 【鎖場を通過】 二日目はキレットという恐ろしい場所が待っているが、この日はその小手はじめとしてちょっとした岩場がある。 【鹿島槍を捕捉】 これまで雲がかかっていて見えなかった鹿島槍だが、その双耳峰が見えてきた。明日登ることになる山で、気分が高まる。 白岳越しに五竜山荘が見えてくる。白岳を巻けば楽なのだが、道は容赦なく白岳のピークを越えていくようだ。この日最後の登りと思って岩稜を上っていく。 白岳(2541m)のピークからは唐松岳が見えている。唐松岳の奥には白馬岳が続いているはずだ。 【唐松岳】 唐松岳(2696m)から東に八方尾根が延びている。 白岳のピークを越えると唐松岳からの縦走路と合流する。眼下には五竜山荘の赤い屋根が見えているのでこの日の行程もあとわずかである。もう登りはないので気楽に下る。 【五竜山荘とテン場】 2008年度開設期間:4月29日(火)〜10月18日(土) 1泊2食:9,000円、素泊り:6,300円、天幕料(1人)500円 水の補給1リットル:100円 五竜山荘に到着。うわさ通りあまりテン場は広くなかった。しかしまだ時間が早いので空きは十分にある。よさそうな場所にテントを立てた。山荘でビールを買い(自分はコーラ)、小屋前のテーブルで乾杯。稜線は風が強く、冷えてくるので、早々にテントの中に退散。そのまま昼寝をする。 テン場は時間とともに混雑してきて、夕方に起き出すと登山道までテントで埋まっていた。この日の夕食は筑前豚汁とアルファ米。たいてい山に来ると少食なので、この日も少量で満足。 Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2
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