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五竜・鹿島槍縦走−日本百名山
梅雨明けの三連休に北アへ | ||||||||||||
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【二日目】
二日目のコースタイムはおよそ10時間。なかなかの長丁場である。地図を見てもそれほどの時間はかかりそうもないのだが、やはりキレットの通過に時間がかかるのだろう。朝は3時に起床して、朝食、テント撤収。出発までに2時間を要した。 【五竜山荘のテン場を出発】 朝出発するときは五竜の山頂が見えていた。しかし、このあと天気は下り坂となる。 テン場からは五竜岳に向かって登山道が山の斜面をトラバースしているのが見える。そこをもう何人もが歩いている。雪渓を通過した冷たい風が吹き、高山植物の花を揺らすので、朝方の弱い光の中では写真を撮ってもぶれている。 【はじめはなだらかなトラバース】 しばらくはザレ場のトラバースが続くが、山頂直下は岩場の急坂となる。朝5時にもかかわらず早くも下ってくる人と交わるので、道はしばしば渋滞する。 岩場をよじ登って1時間ほどで山頂に到着する。山頂付近はすでに数十人がごった返している。何組もの団体が来ているいるようだ。山頂の指導標は離れたところにあり、そこまでピストンする。 【五竜岳山頂到着】 標高2814m。 小雨混じりの五竜岳山頂からの眺望はなかった。山頂の文字はマジックペンで書かれている。この山頂が日本百名山95峰目でである。 すでに雨がパラパラと降っていた。五竜岳から鹿島槍に向かって岩場を下ろうかというところで、撤退しようかという案もあったが、結局そのまま進むことにした。後からは何十人もの団体がぞろぞろと付いてきていた。 岩場を慎重に下り、登り返しのところで雨具を着ける。ここまで雨具を着けていなかったのでザックは濡れていた。この日は土砂降りになることはなかったが、時折降る程度だった。
キレット小屋に到着。この日の行程の約半分まで来たことになる。雨の中、ベンチに座って休憩する。小屋ではトイレ棟が開放されており利用させてもらう。 【キレット小屋】 2008年開設期間:7月5日(土)〜9月30日(火) 1泊2食:9,100円、素泊り:6,400円 水の補給可能(有料) キレット小屋の前を出発するが、いきなりの岩場である。ここからが八峰キレットと呼ばれるところで縦走路の難所だが、すでにその洗礼は受けている。鎖場やハシゴが続き、まだまだ気が抜けない。雨が降っていることもあり、写真を撮ることも少なくなった。 【鎖場は続く】 八峰キレットの難所。本当の難所は写真を撮る余裕はない。鎖やハシゴは雨や泥でヌルヌルしているので、余計に緊張する。 北峰をピストンする。多くの人はザックを残置して行くが、貴重品を取り出すのも面倒くさいので、そのままザックを担いで山頂に向かった。時間にして五分くらいの登りである。 吊尾根 【鹿島槍ヶ岳頂上】 標高2,889m。相変わらずガスの中で眺望はない。 今回のコースの最高峰。後立山はいずれのピークも3,000mには届かないようだ。 【鹿島槍からの下り】 南峰の下りからようやく岩場はなくなり緩やかな尾根の下りになる。ときおりガスも晴れ、視界が広がる。 布引山(2,883m)のピークを通過する。冷池山荘まではほぼ下りだけである。 冷池山荘のテン場から山荘まではけっこうな距離があった。しかも下りで10分ほど歩いてようやく山荘にたどり着くことになる。稜線上はなかなかまとまった土地が確保できないのだろう。予定ではこの日もテント泊のはずだったが、雨に耐えられそうに無いテントだったので、急遽山小屋に素泊まりすることにしていた。 【冷池山荘到着】 2008年開設期間:4月26日〜5月6日、6月中旬〜10/20 1泊2食:8,800円、素泊り:5,800円、天幕料(1人)500円(山荘から約15分) 水の補給1リットル:150円 朝出発してから10時間以上かかってようやく冷池(ツベタイケ)山荘に到着。山荘の中はすでに多くの人でごった返していた。小屋は混んでおり、ひとつ布団に二人が寝るということだった。小屋にはほとんど泊まったことがないので初めての経験である。昨夜寝過ぎたせいもあったのか、狭く暑い布団の中ではなかなか寝付けなかった。 Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2
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