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槍ヶ岳−日本百名山

槍ヶ岳−日本百名山

台風一過の大雨に...

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槍の穂先にて

登山ルートMAP280*158
日程 2008年09月21日-23日
山名 槍ヶ岳
山域 北アルプス
入/下山地 上高地
メンバー 大山、Chifu、吉田、福島
行動時間 初日:6時間 (19,977歩)
二日目:9時間30分 (44,736歩)
三日目:2時間17分 (12,062歩)

コース(タイム)---初日

横浜=橋本駅(20:05)=沢渡−上高地(6:48)−(9:55)横尾−(12:45)ババ平
歩行距離:16.0km、登り(+)989m、下り(-)493m

 《アプローチ編》
 日本百名山完登まであと二峰となった。残った山は笠ヶ岳と槍ヶ岳なので、一気に片付けようと四連休で縦走を計画した。ところが、この日程を狙いすましたかのように台風が近づいてきていた。出発の一週間前ほどから台風の動きを注意してみていたが、影響は避けられない見通しとなった。出発二日前になって初日の行動を中止して槍ヶ岳だけに行くことにした。台風一過の秋晴れを期待しての判断だった。
 土曜日は昼間のんびり過ごし、夕方出発。すでに台風は去り、関東地方は晴れ間も見られたが、すかっと秋晴れになることはなかった。橋本駅で今回同行してくれる、大山さん、Chifuさんと合流し、沢渡へ向かう。中央高速は塩尻北ICを24時過ぎに出るよう、途中休憩で調整。ETCの深夜割りで安くあげる。
 野麦街道を走っていると、雨がぽつりぽつりと降り出した。そして沢渡大橋の駐車場に着いた頃には土砂降りに変わった。最悪だ。

 《ババ平を目指す》
 翌朝、沢渡駐車場に雨は降り続いている。普通なら中止して撤退するところだが、仲間の一人である吉田さんが先行してババ平に入山している。彼を独りぼっちにさせるわけにはいかないので、入山することにした。三日あれば一日くらい天気は良くなるだろう。
 6時の上高地行き一番バスに乗るつもりだったが、タクシーがバスと同じ料金で運んでくれるというので、タクシーで上高地入りすることにした。バス停にはこの雨にもかかわらず長い列ができていた。
 タクシーは猛スピードで上高地に向かった。一日に上高地を何度往復できるかで売上げが決まってくるので必死なのだろう。新しくなった釜トンネルは広くて明るい。急な上り坂が続いていたが、以前も坂だったのだろうか。上高地へ来るのは7年ぶりであった。


上高地で雨宿り 【上高地で雨宿り】

 これから帰るのか入山するのか分からないが、上高地バスセンターの屋根の下には大勢の登山客がいた。

 上高地バスセンターでは、しばらく雨が止むのを待っていたが、その気配は全くない。到着するバスやタクシーからは次々と登山者がはき出されてくる。メールを確認すると、吉田さんはババ平を出発し、槍岳山荘に向かったようだ。もう戻る訳にはいかないので、意を決し出発する。雨具は下だけ着け、傘を差して歩き始めた。
 河童橋にはサルの親子が雨に打たれていた。タクシーの運転手も話していたが最近上高地ではサルが増えたそうだ。
 横尾山荘まで約10kmを3時間かけて歩く。標高差は140mほどしか無く、きつくはないが長い。時々花の写真を撮る。
photo 192*128 【横尾山荘に到着】

 久しぶりに来た横尾はだいぶ様子が変わっていた。建て家が増え、梓川に架かる橋は立派なものになっていた。いつもはここから涸沢へ向うのだが、今回初めて槍沢へ入っていく。

 横尾山荘前で休憩する。山荘前のベンチに腰かけて吊り橋のほうを見ていると、次から次へと登山者が通り過ぎていく。これから帰る人もいるが、これから入山してくる人のほうが多い。この雨で中止にしようと思わなかったのだろうか。
 槍沢ロッジまでは一気に登ってしまう。

【槍沢ロッジ】
2008年度開設期間:4月27日〜11月2日
1泊2食:9,000円、素泊り:6,000円、天幕料(1人)500円(徒歩30分)30〜40張程度
水の補給:無料、収容人員:150名


 槍沢ロッジでテン場利用の受付をすませる。ロッジからテン場まではかなり距離があり、このロッジで受付をすることを気づく人は少ないのではないだろうか。
 槍沢ロッジからババ平にかけて、岩が多く時々白ペンキで沢の名前やらが書いてある。槍見と書かれているのは槍が見えるのだろうが、この雨では見えるわけがない。それでも右手の上の方には槍のような岩峰がそびえているのが見えた。
 上高地から歩くこと6時間でババ平のテン場に到着。初日の行動時間としてはちょうど良い案配だ。前夜よく寝ていないので、ゆっくり眠ることができる。
photo 192*128 【ババ平のテン場】

 あまり広くはないが、この日は空いていた。水場はテント場の隅にあり、水量は豊富だ。水は持ち上げる必要がなかった。トイレは簡易トイレが一機有り、トレペも時々補充されるようだ。

 雨が小康状態のうちにテントを設営する。そして昼寝。雨は急に強く降り出したり、止んだりを繰り返している。ラジオで天気予報を確認しようとすると、イヤフォンが経年劣化で壊れていた。スピーカーに切り替えてラジオを聞いた。イヤフォンは本体巻き取り式なので、イヤフォンのために本体ごと買い換えなければならないのだろうか。十分使えていただけにもったいない。天気予報の方は西から天気は良くなるとは言っていた。
 夕方雨が止んだところで夕食の準備にかかった。食当はChifuさんで、こんな所でも白米を持ってきていた。米1.5合に水500mlでちょうど良く炊きあがった。おかずは、味噌汁、芽こぶとキュウリの酢の物、昆布サーモンの白菜和え。
 外で夕食の準備をしていたが、また雨が降り出しテントの中へ逃げ込んで食事をした。食べ終わった頃には雨は小康状態になり、自分のテントに戻った。


《登山道の花》
サラシナショウマ アキノキリンソウ オンタデ
 【サラシナショウマ】
 【アキノキリンソウ】
 【オンタデ】
ノコンギク センジュガンピ posi 144*96
 【ノコンギク】
 【センジュガンピ】
 【■■】
ナナカマド シラタマノ木 posi 144*96
 【ナナカマド】
 【シラタマノ木】
 【夕食】

明日はいよいよ槍ヶ岳登頂››

Camera:Canon IXY 910is,EOS KISS X2

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