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武山・三浦富士-神奈川県の山 武山・三浦富士-神奈川県の山 マグロを食べに山を越え マグロを食べに山を越え 【富士山こと三浦富士山頂からの眺め】
コース(タイム)竹川バス停(07:42)-(08:12)武山(08:18)-(08:42)砲台山-(09:06)三浦富士(09:18)-(09:55)津久井浜駅
《山概略》
《武山へ》 バスが去った方向の歩道を少し進むと左手に里川橋があるのでそれを渡る。道なりに進むと登り坂となり、右へ左へとカーブが続く。このあたりの地名は武で、その山が武山というのは実に単純だ。途中、武山山頂まで1.3kmの道標がある。 標高100m地点にはベンチがある。そこを素通りし、右手に横須賀市水道局のタンクを見て椿並木の道となる。道は終始舗装道で、右手に展望が開けた場所に出る。富士山が見えるが、関東の富士見百景というプレートがある。帰ってから調べてみると、関東の富士見百景は国土交通省が選定しているようだ。75番目に「三浦半島からの富士」があり、その中で武山・富士山見晴台などさらに三カ所が指定されている。
標高160m地点を通過し、正面からやって来た猫とすれ違う。何か意志を持って歩いているようだ。その先の左手に石像があり、阿修羅のような像が彫られている。その下には見ざる言わざる聞かざるの三猿もいる。貞享五年と書かれているので1688年で、徳川綱吉将軍の時代である。ずいぶん古い物が風雪に耐えしっかりと残っている。この石像のすぐ先に武山不動尊がある。正月4日目だが、訪れる人もいない静かなお寺だ。 不動尊の先に展望台があり、そのあたりが武山の山頂(200m)なのだろう。展望台の上に立つと三浦半島や相模湾が一望できる。先ほど見えていた富士山はすっかり雲の中に消えていた。
武山から三浦富士方面への下り口は分かりにくいが、大きな案内板があるので、それを確認してから進む。ここからようやく道は土になる。階段状の道を下り、途中分岐があるが指導標に従って進む。 しばらく歩くと砲台山への分岐があるので、立ち寄ることにする。左後ろの方から回り込む道を進むとすぐに、砲台跡がある。現在残っているのはコンクリートの円形の基礎だけで、当時どのような砲が置かれていたのかは分からない。砲台跡の横には海上保安部の無線中継所がある。 先ほどの分岐へ戻る途中、道の脇にコンクリートの柱が二本立っていたが、これも砲台に関する物なのかもしれない。
三浦富士への道を歩く。ほとんどアップダウンがない雑木林の道を進むと二等三角点のある三浦富士の山頂(183m)に到着する。三浦半島では最も南に位置する山らしい山である。山頂は浅間神社奥宮にもなっており、祠や石碑が多数ある。眺望も抜群で、房総半島や富士山、三浦半島の南部が一望できる。
山頂で少し休憩してから、津久井浜観光農園方面へ降りていく。手すりのある階段状の道を下り、背中を向けた地蔵の横を通りすぎる。警察犬訓練所に突き当たるので、右手に進む。壁に沿って進むと急に視界が開けてキャベツ畑が見えてくる。振り返ると三浦富士の姿も見えてくる。
道はすでに舗装道に変わり、車道を歩く。観光農園の看板があり、このあたりではいちご、じゃがいも、さつま芋、みかんが収穫できるようだ。道なりに歩いて行くと中央線のある道路に突き当たる。正面にはシェルターに入った地蔵や石碑が10体ほどある。そこを右折し、続いて川があるので左へ曲がる。このあたりは指導標があるので道に迷うことはないだろう。 津久井浜高校の前を通ると、正面に京急の高架が見えてくる。高架の手前を右に曲がると、目の前が津久井浜駅である。ハイキングはここで終了。引き続き、みさきマグロきっぷを活用すべく、三崎口駅へ向かった。 京急終点の三崎口駅で降り、バスに乗り三崎港へ。バスは団体客で混んでいた。三崎では紀の代という店でとろとろ丼を頂く。そして、三崎港の産直センターを見学する。マグロに関する様々な物が売られていて、見ていて飽きない。 再びバスに乗り、三崎口駅から三浦海岸駅へ。レジャー施設利用券で三浦マホロバ温泉へ入った。大きなホテルの中にあり、写真では露天風呂だったが、実際に入れたのは内湯だった。時間の関係かもしれない。三浦半島唯一の天然温泉と言うことで入ったが、ちょっと物足りなかった。しかしながら、みさきマグロきっぷはなかなかお得で、組み合わせによって様々な楽しみ方ができる。次回は違った施設をチョイスしてみたい。
Camera:CANON EOS 6D
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