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大山-日本三百名山

大山-日本三百名山

関東大雪のあとの週末に

関東大雪のあとの週末に

【山頂裏側からの眺望】

山頂裏側からの眺望

山行情報
日程 2018年1月27日(土)
山名(山域) 大山(大山周辺
入/下山地 大山ケーブル/日向薬師
メンバー 単独行
行動時間 4時間28分
歩行
距離
登り
下り
歩数
10.4km 1,174m 1,332m 24,925歩
大山マップ

コース(タイム)

大山ケーブルバス停(08:10)ー(08:59)阿夫利神社下社-(10:18)大山(10:43)-見晴台(11:35)-(12:38)日向薬師バス停

 《山概略》
 神奈川県にある大山は、丹沢山系の東端にある標高1,252mの山である。あまり知られていないが、日本三百名山に指定されている。横浜から最も近い名山で、交通の便も良く、電車を乗り継いで2時間ほどでアプローチすることができる。

 《アプローチ編》
 関東地方に大雪が降ったのが火曜日。どんなに雪が降ろうと、それほど積もることのない丹沢山系なので、雪景色を楽しむためにもすぐにでも大山へ行きたかった。しかし会社を休む訳にも行かず、休日の土曜日まで待たなければならなかった。
 土曜の朝、家を飛び出し、相鉄、小田急と乗り継ぎ伊勢原駅へ。駅前の大山ケーブル行きバス乗り場はいつもは行列ができているが、この日はがらがらのバスが乗客を待っていた。連日の寒波で登山者も躊躇したのだろうか。そのバスに乗り、大山の表登山口であるケーブル前駅まで行った。
 《大山へ》
 バスを降りて大山方面を見上げると、真っ青な気持ちの良い空が広がっている。風は無く寒さもないので気持ちよく歩けそうだ。しばらく舗装道を登っていく。右手には市営の駐車場があるが、すでに満車となっている。バスを降りた登山者は少なかったが、車の登山者は多いのだろうか。車道からこま参道へと入っていく。アーケード状の商店街を通り抜けるが、まだ店は開店準備をしている。


バスを降りて出発
【バスを降りて出発】
   こま参道へ
【こま参道へ】

 雲井橋を渡ると右手に大山ケーブル駅がある。いつもは乗客で行列ができているが、まだ始発まで30分以上あるので周辺に人の姿は見られない。石段を登っていくと道は左右に分かれ、大山寺を経由する左手の女坂参道に進む。
 女坂の道に入るとさっそく路面に雪が現れる。積雪から四日経っているのでかなり踏み固められている。しかし滑る様子もないので、アイゼンを付けるまでもなさそうだ(結局この日はアイゼンを使うことはなかった)。ちょっとした雪景色の中、女坂の七不思議を順に見ながら道を進んだ。

さっそく雪が現れる
【さっそく雪が現れる】
   大山寺への階段
【大山寺への階段 】

 龍神堂を通り過ぎ、石段をひと登りすると紅葉の撮影スポットである大山寺の灯籠階段の下に出る。この時期の紅葉は枯れている。その階段を登ると大山寺が正面にある。755年開山の歴史あるお寺だ。本日御開帳と書かれた立て看板があるが、ご本尊の大山不動像が公開されるのだろうか。あとで調べると、毎月8,18,28日が御開帳日と言うことだ。この日は27日だったが。
 大山寺の右手に道は続き、石段登りは続く。ケーブルが動き出した音が聞こえ、右手に緑のケーブルカーが急坂を登っていった。まだ9時前なので試運転だろう。更に石段を登り切ると男坂の道と合流する。

石段が続く
【石段が続く】
   阿夫利神社の境内
【阿夫利神社の境内】

 石段を登り、まだ準備中の茶店の前を通過する頃には、始発のケーブルカーが到着したようだ。参拝客も参道に加わるが、その人数も少ない。石段から後ろに振り向くと町並みや相模湾、江ノ島を望むことができる。阿夫利神社の本殿は足場に囲まれ改修でもするのだろうか。本殿の前を左に進み、一丁目の入山口へ進む。

阿夫利神社の前を左へ
【阿夫利神社の前を左へ】
   富士が姿を現す
【富士が姿を現す】

 入山口には扉付きの鳥居があり、その戸が半開きになっている。何か意味があったようだが忘れてしまった。鳥居をくぐり、急な石段を登る。石段を登り切り、雪混じりの道を進むと四丁目の石柱がある。山頂は確か二十八丁目だったはずだ。
 ベンチがあるちょっとした広場で小休止し、朝食代わりに食糧を補給する。休んでいる間に通り過ぎていく人は数人だ。これまで大山へ来たうち、今回が一番人が少ない気がする。

ヤビツ峠との分岐
【ヤビツ峠との分岐】
   鳥居をくぐる
【鳥居をくぐる】

 登りを再開し、山頂までは一気に進む。途中、湘南の町並みを一望したり、牡丹岩や天狗の鼻突き岩を通過したり、富士を見たりして退屈しない。ヤビツ峠との分岐のあたりは雪が深くなるが、多くの人が歩いたあとなので、すっかり踏み固められトレースができている。ワカンやアイゼンは必要ない。

山頂に到着
【山頂に到着】
   見晴台方面へ降りていく
【見晴台方面へ降りていく】

 何度か鳥居をくぐり抜け、大山山頂(1,252m)に到着する。風はほとんど無く、気温は低いが日が差して暖かい。眺望は抜群である。トイレ裏の富士山が見えるところまで行き写真を撮った。山頂ではFBに投稿するためiPhone をいじっただけで、すぐに見晴台方面へ降りていった。

見晴台から大山を振り返る
【見晴台から大山を振り返る】
   凍結車道が続く
【凍結車道が続く】

 見晴台までは多少雪があり、真っ白な登山道を伊勢原の町並みを眺めながら進んでいく。見晴台からは大山を見返して、そのまま日向の方へ降りていく。尾根はあまり雪が無く、等身大の地蔵(何度見てもどきっとする)を通過して。指導標の示す日向薬師(3.5km)方面へ。
 車道に出るが、ここからが危ないところ。路面が凍結しているのである。車の轍ができているが、なるべく雪があるところを選んで歩いて行く。車道歩きは結構長く、石雲寺、浄発願寺、と通過して日向薬師のバス停に到着するとタイミング良くバスが待っていた。

付近の山 白山・日向山(2011.3.13)、三ノ塔(2010.10.1 )

Camera:CANON EOS M3

NOYAMA
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